おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

お知らせ

寿福滋先生の写真展が開催されています

2月2日(火)、近江学研究紀要「Omi 近江学」の表紙や挿入写真を飾っていただいています写真家の寿福滋先生の写真展を見に行ってきました。
場所は京阪浜大津駅から徒歩で京都方面へ5分ほど、商店街の中にある古書店「古今書房」の2階にある「ぎゃらりい古今」です。

寿福滋写真展「近江水風景PartⅡ」は、夕日の竹生島や菅浦の集落、沖の白石など美しい琵琶湖の水辺の風景で埋め尽くされていました。
中でも見物は、「観音正寺 回峰行」と題されたギャラリー中央の展示です。観音正寺を山腹に持つ繖山の山中を闊歩する回峰行者を追った写真群です。古木を利用しながら円形状にうまく展示され、それらを中央から眺めます。山川草木と回峰行者が溶け合った祈りのシーンは見応えがありました。
会期は2月14日まで。すばらしい寿福ワールドを是非ご高覧ください。

「ぎゃらりい古今」大津市中央1−5−5 古今書房2階 TEL077−525−7880

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

2010-02-03T09:46:39+09:002010年2月3日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

長浜城歴史博物館を訪ねました

1月23日(土)
平成21年度長浜城歴史博物館特別展「糸の世紀・織の時代 〜湖北・長浜をめぐる糸の文化史〜」を見学してきました。湖北長浜の伝統産業は浜縮緬(はまちりめん)をはじめ、浜蚊帳や浜ビロードなど織物と糸に関わる産業としてこの地域を支えてきました。

長浜城歴史博物館

長浜城歴史博物館


その歴史と文化が文献、絵画、絵図、写真、など多くの資料でわかりやすく解説されていました。美しい絹織物の振袖や民俗行事の祭礼に使用された踊りの衣装、養蚕業にまつわる民俗史料などの展示も見物です。

加えて、湖北長浜だけでなく、高島産地の綿織物やクレープ、湖東産地の麻織物や近江上布など近江商人が全国に販売した近江全体の織物の展示解説もされており、近江学としての知識が増えました。

展示風景

展示風景


会期:平成22年1月23日(土)〜2月24日(水)
会場:長浜市長浜城歴史博物館(JR長浜駅下車琵琶湖方面徒歩5分)

また、この展覧会の開催記念講演会として、昨年講座「近江学」で本学においてご講演いただきました滋賀県立大学准教授森下あおい氏がご講演されます。
日時:平成22年1月31日(日)午後1時30分から
場所:長浜勤労者福祉会館「臨湖」 受講料:500円 事前申し込み不要

ぜひご高覧ください。
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

みぞれ降る湖北(長浜城天守閣から北を臨む)

みぞれ降る湖北(長浜城天守閣から北を臨む)

2010-01-25T10:10:48+09:002010年1月25日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

2009年度 近江学フォーラム会員交流会 参加者追加募集

平成22年2月6日(土)に実施いたします「2009年度 近江学フォーラム会員交流会」の参加者を若干名追加募集いたします。
参加をご希望の方は、既にお送りしました申込書またはお電話(077-574-2118)にてご連絡ください。

2010年度近江学フォーラム会員募集開始しました!

近江学研究所では、2010年度「近江学フォーラム」の会員募集を開始しました。
滋賀県(近江)の持つ豊かな自然と歴史、文化に対し、興味・関心のある方、ご自身の持っている知識や見聞を深めたい、広げたいとお考えの方は、是非会員にお申込ください。お待ちしています。

会員募集のご案内と申込書はこちらへ

棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2009 風景展

公募風景展です。
近江(滋賀県)を題材とした、一般の方、学生の素敵な作品をご高覧ください。

会期: 2009年11月23日(月)〜12月4日(金)
    12:00〜18:00 日曜休館

会場: 成安造形大学 ギャラリー アートサイト
    〒520-0248 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
    TEL: 077-574-2118(芸術文化交流センター直通)

アクセス: JR湖西線「雄琴駅」下車、駅前よりスクールバスにて5分。

成安造形大学の詳細(地図など)

成安造形大学が立地する滋賀県大津市仰木(おおぎ)には、比叡山、比良山を遠望し、豊かな琵琶湖の水系に育まれた里山環境が残されています。 自然と人の暮らし(いとなみ)の調和、多様な命の共存、そのありようは近年、多くの人々の関心を集めています。
 琵琶湖=あたたかく恵み多き淡水の湖、そこから生まれてくる未来へのヴィジョン、そんな意味を込めて名付けた「淡海の夢(あわみのゆめ)」。広く一般の方にご出品いただいた本展は、「棚田・里山、湖辺の郷」をテーマとした成安造形大学附属芸術文化交流センター公開講座「淡海の夢2009」企画の一環です。
 アートには日常の中にある「美」を認識させる力があります。意識して見ようとしなければ見えてこないものが私たちのまわりにはあふれています。画家の眼、写真家の眼は、そうした何気ない「美」を鋭敏にとらえて作品を生み出します。そうして表現された作品と鑑賞者との間に共通の想いが響きあい、感動が生まれます。アートを通して豊かな感受性を目覚めさせ、磨くことが、本学の使命であり、この企画の目指すところです。
 都会で育った人たちにも棚田・里山風景は「日本の原風景」のなつかしさを感じさせ、感銘を与えます。 この展覧会を通して、滋賀県(近江)の自然や町並み、生活の営みのあり方が、美しく、価値あるものだと感じていただければ幸いです。

2009-11-25T16:17:39+09:002009年11月25日|おうみブログ, お知らせ, イベント|
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