おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

フィールドワーク

現地研修「草津宿と朝鮮人街道 八幡別院を訪ねて」報告


平成29年10月14日(土)に、第9回近江学フォーラム 現地研修「草津宿と朝鮮人街道 八幡別院を訪ねて」を開催しました。
近江学フォーラム会員のみなさん70名、スタッフ9名が参加しました。天候が心配されましたが、午後には晴れ間が出るほどの研修日和の一日となりました。
ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいた地域のみなさまありがとうございました。
(写真:永江弘之研究員)

2班に分かれて、草津駅から東海道へ向かいます。

2班に分かれて、草津駅から東海道へ向かいます。


■草津宿本陣 
草津宿街道交流館館長の八杉淳先生に、皇女和宮や新撰組など幕末の要人が立ち寄ったという草津宿本陣で、臨場感あふれる解説をしていただきました。
草津宿本陣

草津宿本陣


八杉先生のわかりやすく面白い解説

八杉先生のわかりやすく面白い解説


貴重な本陣の内部についても解説。

貴重な本陣の内部についても解説。


■草津宿街道交流館
草津宿街道交流館では、江戸時代の「旅」の風情や、街道沿いの人々の暮らしに触れていただきました。
草津宿街道交流館

草津宿街道交流館


学芸員さんより宿場町の成り立ちについてお話を聴く。

学芸員さんより宿場町の成り立ちについてお話を聴く。


■御料理処「宝山園」
創業50年の四千坪の日本庭園に包まれた御料理処『宝山園』で風情あるお庭を臨みながらお食事をいただきました。
手の入ったお庭を見ながら昼食。

手の入ったお庭を見ながら昼食。



■本願寺八幡別院
朝鮮通信使は、2代将軍徳川秀忠以来、将軍就任祝いの祝賀使節として江戸を訪れた使節団で、第11代将軍まで、12度来日。約500名からなる朝鮮通信使一行は、必ず八幡で昼食をとりました。
午後からは、近江八幡 本願寺八幡別院へ。

午後からは、近江八幡 本願寺八幡別院へ。


八幡別院の書院にて、木村至宏近江学研究所顧問が解説。
当時正使・副使等をもてなした食器や、従事官の李南岡が書いた七言絶句を見学しました。
本堂では、加藤副所長が仏教文化の歴史について解説。
八幡別院 本堂

八幡別院 本堂


加藤副所長

加藤副所長


■近江八幡の街並み
朝鮮人街道を歩いて、八幡商人の屋敷跡が並ぶ近江八幡の旧市街地を自由見学します。 伴家住宅や西川家住宅等では、畳表や蚊帳等の商いで活躍した八幡商人の暮らしを、八幡堀では琵琶湖とつながる水運と街の発展を、日牟禮八幡宮では巨大松明や左義長で知られる火祭りとともに町衆の意気込みを、それぞれの場所で感じていただきます。
今回初めての試み。自由に近江八幡の散策。思い思いに交流しながら歩きました。

今回初めての試み。自由に近江八幡の散策。思い思いに交流しながら歩きました。


伴家住宅

伴家住宅


八幡掘

八幡掘


西久松所長から閉会のご挨拶

西久松所長から閉会のご挨拶

第7回近江学フォーラム現地研修 開催


2015年10月3日(土)、第7回目近江学フォーラム現地研修が行なわれました。
今年のテーマは、「近江の偉人の足跡を訪ねて」です。
近江学フォーラム会員限定講座として、9月26日(土)に「俳人・森川許六の絵画」と題して、大彦根城博物館学芸員の髙木文恵氏より講演いただき、現地研修で訪れる彦根の井伊家ゆかりの禅寺龍潭寺の森川許六の襖絵について、事前勉強を行ないました。

(撮影:津田睦美研究員)

(撮影:津田睦美研究員)


今年は近江の偉人を訪ねる現地研修です。
近江商人伊藤忠兵衛の生家、ヴォーリズ建築、彦根藩主井伊家ゆかりの寺、近世の俳人・絵師 森川許六の襖絵、小堀遠州作庭と伝わる庭など、それぞれの人物の足跡をたどりました。
当日は、現地研修を始めて一番のお天気に恵まれ、東京や福岡、和歌山、岡山などの遠方や、兵庫、大阪、京都、滋賀の京阪神から近江学フォーラム会員80名の方がご参加いただきました。
バス2台に分かれて、コースをめぐり、各箇所では解説を行いました。
多賀大社 参集殿

多賀大社 参集殿


昼食は、多賀大社参集殿へ。
昼食前には、多賀大社片岡禰宜によるごあいさつと、
食後は、木村所長によるミニレクチャーがあり、今回取り上げた偉人と彦根地域にまつわる歴史・文化のお話がありました。
ご挨拶   多賀大社 片岡禰宜

ご挨拶  
多賀大社 片岡禰宜


木村至宏所長によるレクチャー

木村至宏所長によるレクチャー


[コース案内]
■ 浄土宗 宗安寺/彦根市
佐和山城正門を移築した赤門がある宗安寺。石田三成の念持仏「千体仏」、本尊の阿弥陀如来像は淀殿の念持仏が祀られる。また大坂夏の陣で敗れた豊臣方の勇将木村重成の首塚でも知られています。
吉村俊昭研究員と加藤賢治研究員による木村重成の首塚の解説も行いました。
 
浄土宗 宗安寺 佐和山城正門を移築した赤門

浄土宗 宗安寺
佐和山城正門を移築した赤門



木村重成の首塚(撮影:津田睦美研究員)

木村重成の首塚(撮影:津田睦美研究員)


■ 臨済宗龍潭寺 /彦根市
井伊家発祥の地、井伊谷(現静岡県浜松市)から移建し開山した井伊家の菩提寺。
森川許六筆による山水・人物・花鳥・走獣など多様な襖絵、昊天和尚と小堀遠州合作と伝わる「鶴亀蓬莱庭園」など、井伊家との縁が深く、見所が多いお寺でした。
小嵜善通研究員による森川許六についての解説と、住職による 龍潭寺の歴史や庭園の解説を聞き、堪能しました。
臨済宗  龍潭寺

臨済宗  龍潭寺


(撮影:津田睦美研究員)

(撮影:津田睦美研究員)


住職による解説 (撮影:津田睦美研究員)

住職による解説
(撮影:津田睦美研究員)


森川許六筆と伝わる襖絵 (撮影:津田睦美研究員)

森川許六筆と伝わる襖絵
(撮影:津田睦美研究員)


■ 多賀大社
「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」(古事記712年)とあり、古くから多賀の地で、熊野・伊勢と並び厚い信仰を集める。多賀大社の総本山。多賀大社前の絵馬通りのおみやげ物も楽しみました。
多賀大社

多賀大社


■ 伊藤忠兵衛記念館/犬上郡 豊郷町
伊藤忠・丸紅の創始者、初代伊藤忠兵衛の旧邸、二代忠兵衛の生家である豊郷本家。繊維卸から「総合商社」への道を拓いた その足跡を見学しました。
記念館ボランティアスタッフの方が解説くださいました。
伊藤忠兵衛記念館 (撮影:津田睦美研究員)

伊藤忠兵衛記念館
(撮影:津田睦美研究員)


ガイドによる解説 (撮影:津田睦美研究員)

ガイドによる解説
(撮影:津田睦美研究員)


■ 豊郷小学校旧校舎群/犬上郡 豊郷町
昭和12年に竣工された「豊郷尋常高等小学校」。
丸紅の専務である古川鉄治郎による私財3分の2もの寄付を元に、ヴォーリズが設計され「東洋一の小学校」といわれた。地域のボランティアガイドの解説に合わせて、館内をめぐり、「貴賓室」「理科室」など特別見学しました。
豊郷小学校旧校舎群 (撮影:津田睦美研究員)

豊郷小学校旧校舎群
(撮影:津田睦美研究員)


豊郷小学校旧校舎講堂 (撮影:津田睦美研究員)

豊郷小学校旧校舎講堂
(撮影:津田睦美研究員)


(撮影:津田睦美研究員)

淡海の夢2015-堅田・湖族の郷写生会を開催しました

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10月18日(日)、淡海の夢2015「堅田・湖族の郷写生会」を開催しました。
天候に恵まれ、暑さを感じるくらいの雲一つない快晴のなかで写生会はスタート。
一般のかた20名、学生10名の30名の参加をいただきました。
はじめに、堅田漁業会館前で企画者の永江研究員から写生のポイントの解説やコツのレクチャーがあり、その後参加者のみなさんは写生場所を探しに行かれました。
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快晴で琵琶湖も空も青々と美しく、絶好の写生日和
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講評会では、永江研究員と本学非常勤講師の待井先生から、参加者の描きたかったポイントや、狙いなどを聞きながら丁寧な講評が行われました。
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思い思いの場所で描かれた作品の講評をする講師の永江研究員と待井先生
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講評では琵琶湖と空の構図のバランスのとり方や、今回のような快晴の日の写生のポイントの解説がありました。
快晴の風景には、空の青さの影響で影の色に青味があったり、明暗がはっきりするので、そこもよく観察するとより魅力的な絵になるとのアドバイスがありました。
野外での写生の醍醐味を味わうことができる一日になりました。
またこの日は、堅田にぎわい市も開催されていて、堅田の町はにぎやかな一日となっていました。
堅田にぎわい市の様子
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淡海の夢2015-仰木・棚田里山写生会開催しました


6月20日(土)に、淡海の夢2015「仰木・棚田里山写生会」を開催しました。
前日までの雨で、天候が心配されたものの、当日は午前中に少し雨が降りましたが、曇り空の過ごしやすい一日となりました。
一般の参加者22名、学生20名のみなさんが参加いただきました。
今年で12年を迎えた仰木写生会。
これまでは大津市仰木・平尾地区の棚田風景を写生ポイントとして、
地域の方々に協力いただき開催してきましたが、
12年目の今年は平尾より比叡山側にある上仰木地区にポイントを移し、開催することになりました。

開催にあたり、上仰木自治会館にて写生会企画者の永江弘之研究員からの開催のあいさつと、
写生ポイントなどの説明が行われました。
その後、参加者のみなさんは、写生へ向かわれました。
高台から見渡す棚田と集落、その奥に広がる琵琶湖。
奥行きのある魅力的な風景が広がっています。



15時半頃、永江弘之研究員と、イラストレーション領域の阪東勲講師による講評会が上仰木自治会館にて行なわれました。
最後には、永江先生、阪東先生の作品についても説明があり、
約1時間、みなさん熱心に聞き入っておられました。


参加者のみなさんからは素晴らしい写生場所であった。講評が参考になった。という喜びの声をいただきました。
次回は、10月18日(日)淡海の夢2015堅田・湖族の郷写生会を開催します。
申込み・詳細は>>>こちらから

淡海の夢2015-坂本・石垣と里坊の町写生会開催しました


5月23日、大津市坂本にて、公開講座「淡海(おうみ)の夢 坂本・石垣と里坊の町写生会」を開催しました。
曇り空の過ごしやすい写生日和となり、一般37名、学生約20名の方が受講されました。
講師は、風景画家・イラストレーション領域准教授の永江弘之研究員と、アーティストの阪東勲非常勤講師。
集合は、最澄が生まれたお寺である生源寺境内。
永江研究員より坂本の写生ポイント解説があった後、
滋賀院門跡前や、慈眼堂付近、日吉大社前など、思い思いの場所での写生を行いました。
今回ははじめて写生会に参加する方もおられ、開会の後に永江先生からレクチャーが行われました。

永江先生(左)からアドバイスを受ける受講者さん

永江先生(左)からアドバイスを受ける受講者さん



成安造形大学で取組んだ日吉大社蔵長沢芦雪筆「猿図絵馬」の復元模写した絵馬が完成し、先日(5月19日)に西本宮拝殿に奉納しました。
今年は日吉大社さんのご協力で、参加者の皆さんは特別に無料拝観ができ、学生の力作を皆さんに見ていただくことができました。
日吉大社西本宮拝殿にて。絵馬の奉納式。

日吉大社西本宮拝殿にて。絵馬の奉納式。


講評会は、生源寺境内にある別当大師堂にて行いました。
一人一人の作品について、講師より的確なアドバイスがあり、みなさん熱心に耳を傾けられていました。

阪東先生のスケッチ作品

阪東先生のスケッチ作品


次回の淡海の夢は6月20日(土)開催の仰木・棚田写生会です。
今年度は、これまで開催してきた仰木平尾地区の棚田から、上仰木地区の里山・棚田の場所へ変更します。
写生会はどなたでも参加できます。ご興味のある方は是非ご参加ください。

『歩こう♪大津北 観光・健康マップ&ブック』が完成しました!

完成した「観光・健康ウォーキング MAP&BOOK」

完成した「観光・健康ウォーキング MAP&BOOK」


大津北商工会・びわこ成蹊スポーツ大学・成安造形大学で共同で取り組んできた『歩こう♪大津北 観光・健康マップ&ブック』が完成しました!
この取り組みは「大津北商工会」の管内である2つの大学(びわこ成蹊スポーツ大学・成安造形大学)と連携した「大津北商工会・管内大学連携委員会」が、この事業は、滋賀県「県内大学を活用した観光交流モデル検討事業」、環びわ湖大学・地域コンソーシアム「大学地域連携課題解決支援事業2014」の事業の一環として行われました。近江学研究所からは、加藤賢治研究員と大原歩研究員が参加しています。
ミーティング

ミーティング


2014年9月より活動を開始。月に一度はミーティングを行ないました。
地域の特性と、それぞれの大学が保有する資源(人材・研究等)を生かしたまちおこしと観光振興を目的として、観光・健康ウォーキングコースの開発とマップの制作、そしてウォーキングイベントを開催しました。
今年度は、堅田・真野・衣川をマップのエリアに選び、共同でフィールドワークを実施。消費エネルギーの検証・健康効果を算出するなど、ウォーキングについてはびわこ成蹊スポーツ大学の新宅幸憲先生とゼミの学生である浅野雄平さん(4年生)が中心になって担当しました。
ウォーキングコースの選定

ウォーキングコースの選定


コースの道の状況や、歴史ポイント、見所になる眺望などを確認

コースの道の状況や、歴史ポイント、見所になる眺望などを確認


大津北商工会の役員メンバーも一緒に、コースを検討していきました

大津北商工会の役員メンバーも一緒に、コースを検討していきました


マップやブックのイラスト・デザインは、本学イラストレーション領域が制作。
監修として本学イラストレーション領域のMON先生、イラストは小林佳紫さん(研究生)、デザイン・編集は森田存さん(非常勤講師)・新岡良平さん(領域アシスタント)が担当しました。
また近江学研究所は、地域の歴史文化資源ポイントをまとめたコースの選定や、地図制作のコーディネートを担当するなどそれぞれの持ち味を集結した「観光・健康マップ&ウォーキングBOOK」となりました。
完成記念ウォーキング
完成を記念して、2015年3月15日(日)「楽しい!おいしい!観光・健康ウォーキング~本堅田・衣川編~」を開催しました。びわこ成蹊スポーツ大学の田中瑛さん(大学院生)による準備体操レクチャー、新宅先生により仲間作りあそびを行い気持ちと体がほぐれたところでウォーキングを開始。近江学研究所の加藤研究員による歴史・名所解説を受けながら地図を片手に歩きました。お昼ごはんは、堅田の特産品を使ったお弁当にシジミ汁と堅田の和菓子のセット。1日を通してウォーキングの魅力を伝える機会となりました。
比良山と内湖をながめる公園で準備体操

比良山と内湖をながめる公園で準備体操


びわこ成蹊スポーツ大学学生による準備体操のレクチャー

びわこ成蹊スポーツ大学学生による準備体操のレクチャー


成安造形大学附属近江学研究所加藤研究員による史跡ポイントで楽しい歴史解説

成安造形大学附属近江学研究所加藤研究員による史跡ポイントで楽しい歴史解説


地図をみながらウォーキング

地図をみながらウォーキング


3月後半からは、堅田駅前観光案内所や大津北商工会、堅田の各店舗などに設置されていますので、見かけましたらお手に取ってみてください。
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『歩こう♪大津北 観光・健康ウォーキングMAP』
発行日:2015年3月15日
発行:大津北商工会・管内大学連携委員会
編集・制作 成安造形大学・びわこ成蹊スポーツ大学
イラスト:小林佳紫
デザイン:森田 存
ウォーキング見所解説テキスト:成安造形大学造形大学附属近江学研究所 加藤賢治
『歩こう♪大津北 観光・健康ウォーキングBOOK』
発行日:2015年3月15日
発行:大津北商工会・管内大学連携委員会
監修:びわこ成蹊スポーツ大学 新宅ゼミ
協力:成安造形大学造形大学附属近江学研究所 
編集・制作 成安造形大学
イラスト:小林佳紫
デザイン:森田 存
問合せ:大津北商工会本所
電話077-572-0425
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「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりマップ」完成しました!


大津市仰木学区自治連合会からの依頼により、大津市「わがまちづくり市民運動推進会議支援事業」として2014年度夏から取り組んできたマップが完成しました。
デザイン監修として、イラストレーション領域のMON准教授が担当し、イラストはイラストレーション領域研究生(当時)の小林佳紫さん、デザイン編集はイラストレーション領域非常勤講師の森田存さん、アシスタントの新岡良平さんが担当しました。
近江学研究所では、仰木地区との制作スケジュールの調整や、掲載内容の情報提供などでバックアップをしました。
イラストが素敵!
イラストを担当した小林さんは、近江学研究所の研究活動「仰木ふるさとカルタ制作」に学生スタッフとして3年にわたって仰木地区へフィールドワークをし、地域の方の聞き取り調査や、カルタの絵札の作画に精力的に取り組んでくれました。
今回のマップはその集大成として、とても素敵なイラストになりました。

仰木地区にて「仰木ふるさとカルタ」ための聞き取り調査をする小林さん(左)

仰木地区にて「仰木ふるさとカルタ」ための聞き取り調査をする小林さん(左)


「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりウォーキング」
マップ完成記念として、「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりウォーキング」と題して、
2015年3月8日(日)に仰木学区自治連合会主催でウォーキング大会が開催されました。
里山めぐりウォーキングの様子

里山めぐりウォーキングの様子


近江学研究所からは講師として、歴史・史跡解説を加藤賢治研究員が、地域・マップ制作の報告として大原歩研究員が参加しました。
仰木地区や大津から集まった約40名のみなさんと、地図を片手に仰木集落内~比叡山の中腹あたりにある滝つぼ神社まで約3kmの道のりを散策しました。
滝壷神社では、五穀豊穣の祈りをこめた例祭に参列し、参拝・般若心経を唱え、この一年の田植えのはじまりを感じる神秘的な時間をすごすことができました。
山路神社前で加藤研究員が解説

山路神社前で加藤研究員が解説


仰木から比叡山横川へあがる入り口に立つ「元三大師の道標」

仰木から比叡山横川へあがる入り口に立つ「元三大師の道標」


滝壷神社には、「闇龗神」(クラオカミノカミ)という龍神が奉られている。

滝壷神社には、「闇龗神」(クラオカミノカミ)という龍神が奉られている。


今後、このマップは、仰木の活性化活動に活用されていきます。
仰木市民センターにて配布されています。
ぜひ、お手にとって見ていただけるとうれしいです。
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マップ概要
『わがまち再発見!仰木学区里山めぐりマップ』
発刊日:2015年3月8日
発行:仰木学区自治連合会
編集・制作:成安造形大学
協力:成安造形大学附属近江学研究所
イラスト:小林佳紫
裏面地図イラスト:大原歩
デザイン:森田存
「わがまちづくり市民運動推進会議支援事業」
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石川研究員:大津市景観広告フィールドワークプロジェクト報告

大津市が2010年から優良な景観重要広告を選定していくプロジェクトを行なっています。
古都大津に現存する景観広告(看板)に対し、景観を構成する重要な要素として位置付けていく試みです。
~「ちれん冊子」より~
本研究所の石川亮研究員は、大津市景観広告物選考員長として、学生の活動のコーディネートやサポート、選考を行ないました。2014年度は、成安造形大学の学生たちが、草津市の立命館大学工学部の学生たちと一緒に取り組み、各地をフィールドワークを行ない、景観になじむ個性のある看板を調査し、大学生が選定する「きらッと賞」などの選定に関わりました。
この度、その活動報告書ができましたので、ぜひご覧ください。
平成26年度 大津市景観広告物活動報告書PDFは>>>こちらから

指定番号1 八百与の看板

指定番号1
八百与の看板

指定番号4 御饅頭處餅兵の看板

指定番号4
御饅頭處餅兵の看板

指定番号6 本家鶴㐂(き)そばの看板

指定番号6
本家鶴㐂(き)そばの看板

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大津市Webサイトより
景観重要広告物の指定
〈景観重要広告物とは〉
まちなみの雰囲気に配慮した看板は、まち全体の景観の質を向上させます。また、屋外広告物は、まちの歴史的な背景を映し出す資源としても貴重なものです。時代を超えて継承されてきた広告物は、まちなみ景観に魅力的な味わいを添えるものとして、「古都大津」の景観を構成する重要な要素と言えます。
そこで、本市では、長年にわたり地域の皆さまに親しまれ、大津の景観の一部となってきた広告物が、将来に渡って保全および継承されることを願い、 「大津市景観重要広告物」を指定しました。
〈全国的にもめずらしい取り組み〉
全国には、景観法に基づく自主的な景観づくりを進めている景観行政団体と呼ばれる自治体が約470あります。景観法では、景観重要建造物として建築物などの指定について定められているところですが、広告物に重点を置いた制度はありませんでした。
景観重要広告物は、大津市独自の制度であり、地域の景観を構成する重要な要素として住民に親しまれてきた広告物を将来にわたって伝えるものです。
詳しくは大津市Webサイト >>>こちらから
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近江里山フィールドワーク ツアー「森と水の旅」に参加しました。

針江川河口では、もんどりなどでのその日のおかずになる魚とり「おかずとり」が行われています。

針江川河口では、もんどりなどでのその日のおかずになる魚とり「おかずとり」が行われています。


10月4日(土)、近江里山フィールドワークの3回目の授業が行われました。この日は、写真家で成安造形大学客員教授の今森光彦先生が撮影フィールドにしている高島市針江にて、今森光彦先生が地域の方と一緒になり企画しているツアー「森と水の旅」に参加させていただきました。
ナビゲートは佐藤悦子先生。
ツアー「森と水の旅」は、今森光彦先生の撮影フィールドである滋賀県の大津市や高島市の各地を舞台に年に1度行われています。
この日は、比良山の伏流水が、各家の台所に湧きだす「カバタ」がある集落「針江」でのツアーとして、地元の「生水の郷委員会」によるカバタをみながら地元の方の解説を聞く見学ツアー、旬の食材のお昼ごはんなどの企画が行われました。
針江生水の郷委員会のみなさんと今森先生が運営されています

針江生水の郷委員会のみなさんと今森先生が運営されています



カバタを覗きこむ。

カバタを覗きこむ。


学生たちは、運営をしている「生水の郷委員会」のみなさんのお手伝いとして、昼食の会場づくりや、アユの天ぷらづくり、片づけなどに携わりました。
アユの天ぷらをお手伝い

アユの天ぷらをお手伝い


アユの天ぷら

アユの天ぷら


ビワマスのチャンチャン焼き

ビワマスのチャンチャン焼き




今森先生からレクチャーを受けました

今森先生からレクチャーを受けました


今森光彦先生からの
「芸術を学ぶ人が、里山環境を体の中に取り入れる経験をすることがとても大切。芸術は、自然観から得られることが多い。生き物を触ったことがあるかないか、経験をしているかどうかで表現は雲泥の差が生まれる。この環境で、感性の栄養を取り入れてほしい。見るだけでなく、体験することに意味がある。」
という、言葉を受けて、学生たちは一気に感性のアンテナが動きだし、かばたツアー中は写真をとり、メモをとり、湧水を飲み、あちらこちらに目を凝らしていました。
学生たちには、表現者である今森先生が地域の方たちと一緒になってこの体験ツアーを企画する意義を感じることができたのではないでしょうか。

今回参加した「森と水の旅」ツアーについて>>>今森光彦の世界
次回は、10月26日(日)に仰木の森づくり第3弾として、間伐材を使った木工体験を行います。
(報告:大原歩研究員)

第六回近江学フォーラム現地研修「湖南の仏像を訪ねて」開催

パンフレット表紙

パンフレット表紙


10月5日(日)、第6回目となる近江学フォーラム現地研修が行なわれました。
今年のテーマは、「湖南の仏像を訪ねて」です。
近江学フォーラム会員限定講座として、7月12日(土)に「近江の仏像とその見方」と題して、大津市歴史博物館学芸員の寺島典人氏より講演いただき、現地研修に向けての事前勉強を行ないました。
今回の研修では、湖南三山である天台密教の3ケ寺「長寿寺」「常楽寺」「善水寺」と、浄土宗で素晴らしい観音菩薩を守りする「正福寺」の4ケ寺をめぐる企画でした。
湖南の仏像を訪ねてマップ

湖南の仏像を訪ねてマップ


当日は、台風が迫る中、降水確率が80%と発表されていたにも関わらず、小雨が時折降る程度の天候に恵まれ、83名の参加者のみなさんと研究員・職員12名は、予定通り9時に守山駅を、バス2台で出発をしました。
現地研修の講師は恒例となっている木村所長。進行役はこれも恒例の加藤研究員が担当しました。
1、長寿寺
長寿寺では、国宝である本堂の特徴や、寺を開基した良弁和尚についての木村所長の解説を受けて、本堂へあがりました。
住職の奥さまから、とてもわかりやすく楽しい心にひびく法話を聞かせていただき、本堂の内陣に収蔵されている仏様を拝観しました。境内にはいたるところに季節の花が活けられており、心躍る1ヶ寺目となりました。
長寿寺楼門(撮影:津田睦美研究員)

長寿寺楼門(撮影:津田睦美研究員)


長寿寺の本堂前にて( 撮影:津田睦美研究員)

長寿寺の本堂前にて(
撮影:津田睦美研究員)


講師の木村至宏所長、進行役の加藤賢治研究員

講師の木村至宏所長、進行役の加藤賢治研究員


長寿寺本堂

長寿寺本堂


手水には鮮やかなダリアが。

手水には鮮やかなダリアが。


2、常楽寺
常楽寺は、国宝の本堂と三重塔という天台密教の古来のかたちがそのまま残されています。まず、本堂にて住職さまより寺院のいきさつをお聞きし、木村所長より本堂の内陣・外陣や境や天井の造形についての解説がありました。
常楽寺には、本尊千手観音菩薩(秘仏)を守護する「木造二八部衆立像」が立ち並んでおられ、圧倒的なお姿を拝観しました。また、後陣には、歴史の中で収蔵されてきた貴重な仏様の数々を拝観しました。
常楽寺 本堂

常楽寺 本堂


常楽寺 国宝 三重塔

常楽寺 国宝 三重塔


昼食は、地元のお食事処「やまりゅう」へ。
昼食後は、木村所長によるミニレクチャー。湖南仏教圏であるこの地域にまつわる歴史・文化のお話がありました。

大広間にて昼食後のレクチャー

大広間にて昼食後のレクチャー


木村至宏所長

木村至宏所長


3、善水寺
善水寺では、ご住職の熱のこもった寺宝の解説を聞くことができました。荘厳な空間の中に配される仏様のかたちは、比叡山延暦寺を模して造られたものだとのこと。
また、秘仏である「金銅釈迦誕生仏立像」を特別拝観させていただきました。日本で2つしかない、手のひらを広げて天地を指す誕生仏。
とても有難いお姿を拝観できました。
善水寺 本堂

善水寺 本堂


広い縁を通り、堂内へ (撮影:津田睦美研究員)

広い縁を通り、堂内へ
(撮影:津田睦美研究員)


寺名の由来となった「天皇を救った湧水」を味わいました。(撮影:津田睦美研究員)

寺名の由来となった「天皇を救った湧水」を味わいました。(撮影:津田睦美研究員)


4、正福寺
正福寺では、ご本尊の大日如来がおられる本堂と、素晴らしい十一面観音が3体など寺宝が収蔵されている観音堂の2グループにわかれて、解説を聞きました。
十一面観音のお姿は、ため息が出るほど美しく、この地で長く守られていることがとても貴重に感じました。
正福寺 本堂(撮影:津田睦美研究員)

正福寺 本堂(撮影:津田睦美研究員)


正福寺 観音堂

正福寺 観音堂


5、アグリの郷 栗東
最後の帰り道では、道の駅「アグリの郷栗東」を訪ねました。
地元の安全でおいしいものを買い込んで、一路、守山駅に戻りました。
アグリの郷 栗東

アグリの郷 栗東


この日は、小雨の降ることもありましたが、お寺の庭園もしっとりと美しく、
また台風前ということもあり、貸切の状態でお寺をめぐることができました。
仏様と対話するように、じっくりと向かい合う現地研修となりました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
(撮影:津田睦美研究員)

(撮影:津田睦美研究員)


(報告:大原歩)

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