おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
お知らせ
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お知らせ
講師 山本晃子氏
木村至宏所長よりご挨拶
表紙「伊勢参宮名所図絵」
大津曳山祭 総合調査報告書 表紙
6月20日(土)に、淡海の夢2015「仰木・棚田里山写生会」を開催しました。
前日までの雨で、天候が心配されたものの、当日は午前中に少し雨が降りましたが、曇り空の過ごしやすい一日となりました。
一般の参加者22名、学生20名のみなさんが参加いただきました。
今年で12年を迎えた仰木写生会。
これまでは大津市仰木・平尾地区の棚田風景を写生ポイントとして、
地域の方々に協力いただき開催してきましたが、
12年目の今年は平尾より比叡山側にある上仰木地区にポイントを移し、開催することになりました。
開催にあたり、上仰木自治会館にて写生会企画者の永江弘之研究員からの開催のあいさつと、
写生ポイントなどの説明が行われました。
その後、参加者のみなさんは、写生へ向かわれました。
高台から見渡す棚田と集落、その奥に広がる琵琶湖。
奥行きのある魅力的な風景が広がっています。
15時半頃、永江弘之研究員と、イラストレーション領域の阪東勲講師による講評会が上仰木自治会館にて行なわれました。
最後には、永江先生、阪東先生の作品についても説明があり、
約1時間、みなさん熱心に聞き入っておられました。
参加者のみなさんからは素晴らしい写生場所であった。講評が参考になった。という喜びの声をいただきました。
次回は、10月18日(日)淡海の夢2015堅田・湖族の郷写生会を開催します。
申込み・詳細は>>>こちらから
日時:2015年6月13日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:細居源悟氏(小幡人形九代目当主)
対談:加藤賢治(近江学研究所研究員)
タイトル:「近江~かわいらしさのかたちー土人形の魅力 小幡人形ー」
壇上にならんだ小幡人形たち
会場風景
加藤賢治 近江学研究所研究員
細居源悟さん (小幡人形9代目当主
初代 安兵衛が作った土人形の型」について話すお二人
講演会後、細居さんと小幡人形を取り囲み、質問が相次ぎました
5月23日、大津市坂本にて、公開講座「淡海(おうみ)の夢 坂本・石垣と里坊の町写生会」を開催しました。
曇り空の過ごしやすい写生日和となり、一般37名、学生約20名の方が受講されました。
講師は、風景画家・イラストレーション領域准教授の永江弘之研究員と、アーティストの阪東勲非常勤講師。
集合は、最澄が生まれたお寺である生源寺境内。
永江研究員より坂本の写生ポイント解説があった後、
滋賀院門跡前や、慈眼堂付近、日吉大社前など、思い思いの場所での写生を行いました。
今回ははじめて写生会に参加する方もおられ、開会の後に永江先生からレクチャーが行われました。
永江先生(左)からアドバイスを受ける受講者さん
日吉大社西本宮拝殿にて。絵馬の奉納式。
阪東先生のスケッチ作品
拝殿に掲げられた絵馬の前で記念撮影 左から、馬渕宮司、吉村研究員、今岡さん、橋爪さん、大野さん、須原権禰宜
猿図が奉納された、日吉大社西本宮(大津市坂本)
西本宮楼門の屋根下の、棟持猿(むなもちざる)も奉納を見守っています
奉告祭 祝詞奏上
奉告祭 祝詞奏上
井口禰宜 本殿にて
奉告祭 鈴祓い
奉告祭 玉串奉納
木村近江学研究所所長に合わせて、大学参加者も拝礼しました。
馬渕宮司のごあいさつ
取材風景
絵馬を解説する吉村研究員
美術領域日本画コースの大野さん。担当した草花について説明。
TV取材を受ける美術領域アシスタントの今岡さん
拝殿に掲示される絵馬
絵馬を掲示する須原権禰宜
西本宮拝殿正面に掲示された復元絵馬
復元絵馬のかかった西本宮拝殿
各新聞社に掲載されました
復元模写された「猿図絵馬」
撮影:岡田健
<日吉大社所蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬 復元模写完成奉告祭・記者発表のご案内>
2014年7月から9カ月間取組んできました日吉大社所蔵の長沢芦雪筆の「猿図」絵馬の復元模写が完成いたしました。
成安造形大学美術領域日本画コースと附属研究機関の近江学研究所が協働し、先人の画業に触れながら絵馬を復元するというプロジェクトの成果です。
下記の通り、日吉大社にて、完成奉告祭・記者発表、絵馬の一般特別拝観、拝殿への掲示を行います。
一般の方にも特別拝観いたしますので、ぜひ、足をお運びください。
記
日 時:平成27年5月19日 (火) 16:00〜17:00
場 所:日吉大社 西本宮(拝殿) WEBサイト
出席者:
木村 至宏(成安造形大学名誉教授、附属近江学研究所所長)
吉村 俊昭(成安造形大学芸術学部教授、近江学研究所研究員)
西久松 吉雄(成安造形大学芸術学部教授、美術領域主任、近江学研究所研究員)
馬渕 直樹(山王総本宮日吉大社 宮司)
井口 健(山王総本宮日吉大社 禰宜)
須原 紀彦(山王総本宮日吉大社 権禰宜)
今岡 一穂(美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)
橋爪 千夏(美術領域日本画コース3年生)
大野 久留実(美術領域日本画コース3年生)
次 第:
○修祓
○祝詞奏上
○鈴祓
○玉串奉奠(宮司・成安造形大学)
○宮司挨拶
○取材・質疑応答
○一般特別拝観
○絵馬の拝殿掲示
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<復元された「猿図」絵馬について>
復元模写された「猿図絵馬」
撮影:岡田健
現在の原画
僅かな描画痕跡しか残っていない絵馬の復元は、作者や奉納にかかわる資料収集が重要となるため、多くの時間を収集と読み解きに費やした。作品調査は多くは写真資料によるものだが、和歌山草堂寺のご好意で群猿図を拝見し蘆雪の筆使いを確認することができた。
猿の絵は原画でかすかに見て取れる「耳」と手足指から親子猿の向きを決定して、猿の全体像を想定したが、母猿の視線は習作を重ねて奉納目的から決定した。また、足元の草花は蘆雪作品の優しさを表現できるように努めた。背景は金箔か金砂子か判断に苦しんだが、違和感の少ない金砂子を採用した。奉納文字はほとんど読み取れない部分もあったが筆致を詳細に確認してようやく復元に至った。
作品に取り掛かる前の習作や資料作りは学生たちにとって苦難の作業であったが、根気よく取り組んで復元の成果をあげたことは特筆すべきことである。
(吉村俊昭)
絵馬のデータ
外 形 縦78.7cm×横90.4cm
画 面 縦68.3cm×横80.0cm
墨書銘 「奉納 寛政四壬子五月吉祥日 藤井正脩」
落 款 「蘆雪写」
印 章 朱文氷形「魚」印(欠損のない完全印)
制作期間 2014年7月~2015年4月
作図指導 吉村 俊昭(よしむら としあき/成安造形大学 芸術学部教授、近江学研究所研究員)
制作者
吉村 俊昭(よしむら としあき/成安造形大学 芸術学部教授、近江学研究所研究員)
今岡 一穂(いまおか かずほ/美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)
橋爪 千夏(はしづめ ちなつ/美術領域日本画コース3年生)
大野久留実(おおの くるみ/美術領域日本画コース3年生)
奉納先
山王総本宮日吉大社 西本宮(拝殿)
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日吉大社蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬復元プロジェクトについて
詳しくは>>>こちらから
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日時:2015年5月9日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:山本昌仁氏(たねやグループCEO)
タイトル:「近江~受け継ぐかたちーたねやが世界に蒔くものー」
満員の会場
山本昌仁氏
左
進行 加藤賢治研究員
インタビュアー 石川亮研究員
現在たねやでデザインを担当する本学卒業生3名も紹介されました
学生の質問に答える山本氏
日時:2015年4月25日(土)13:30~15:30
場所:大津市民会館 大ホール
講師:五木寛之氏(作家)
タイトル:「双面の人 蓮如」
五木寛之氏
満席の大津市民会館大ホール
近江学研究所公開講座100回記念特別講演 作家五木寛之氏 『双面の人 蓮如』をお申込みの皆様へ
4月8日(水)に、お申込いただいた方へ参加証のハガキを発送いたしました。
参加証は、お1人様につき1枚発行しております。
講座当日に参加証を必ずお持ちいただき、受付にてご提出いただきますよう、お願いいたします。
※複数名でお申込の方につきましては、参加証が同日に届かない場合があります。お届けまでしばらくお待ち下さい。
一週間以上たってもお手元に届かない場合はお手数ですが、近江学研究所までお問い合わせください。