おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

イベント

人・自然・交わり 今森光彦里山写真展 開催中!

成安造形大学の、【キャンパスが美術館】では、5月18日~6月16日までSEIAN ARTS ATENTION vol.4「RELATION」を開催しています。会期中は、学内にある12のギャラリー全てで展覧会が企画されています。
今回のSEIAN ARTS ATENTION vol.4「RELATION」にて、本研究所がプロデュースの企画展『人・自然・交わり 今森光彦里山写真展』を「スパイラルギャラリー」で開催しています。
展覧会では、今森光彦氏の写真集「里山物語」に収録された琵琶湖周辺の里山の風景を含む写真作品5点と、ライフワークとする「萌木の国プロジェクト」の紹介パネルを展示しています。


同時開催で、本研究所の5年間の活動もパネル展示しています。

今年完成した「仰木ふるさとカルタ」も展示。

多様な生物を育む豊かな自然とそこに暮らす人々が幸せに共生する理想郷をじっくりとご鑑賞ください。
その他のギャラリーの展覧会も是非ご高覧ください。
在学生、卒業生、教員、作家のアートに触れる絶好の機会となっています!
会期中は様々なイベント・ワークショップも企画しています。
SEIAN ARTS ATENTION vol.4「RELATION」の詳しい内容はこちらから

2013-06-11T09:46:56+09:002013年6月11日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

淡海の夢2013「仰木・棚田写生会」開催しました。

田植えを終えた仰木地区平尾の馬蹄形の棚田

田植えを終えた仰木地区平尾の馬蹄形の棚田


5月25日(土)に淡海の夢2013「仰木・棚田写生会」を開催しました。
今年から各所1日開催になりましたが、37名のの一般の参加者に、
本学イラストレーション領域の学生さんたちも参加し賑やかな写生会となりました。
天候は真夏のような快晴となり、絶好の写生日和となりました。
朝のレクレーション

朝のレクレーション


永江研究員から写生開始前に、
昨年から仰木の棚田周辺を取り囲むように獣害対策の柵が張られたことについて、
景観としてみると残念な部分もあるが、地元農家の方々が本当に苦労されて
生産作業を行っていることについて理解をした上で描いてほしいという、
参加者の皆さんへお話がありました。
棚田の縁にはイノシシやシカからお米を防護するため柵がはりめぐされている。

棚田の縁にはイノシシやシカからお米を防護するため柵がはりめぐされている。


今回は、地域の田植えが終わった5月下旬になり、
水の張った美しい棚田が広がり気持ちのいい写生となりました。
ただ、厳しい日差しのため、棚田桜などの木陰でしか制作ができず、
描く場所の選択肢が少なかったように思いました。
風景画制作中の永江先生

風景画制作中の永江先生


制作に集中する参加者のみなさん

制作に集中する参加者のみなさん


講評会では、フォトグラファー・グラフィックデザイナーの阪東勲先生に講師として登場していただきました。
講評する阪東先生

講評する阪東先生


イラストレーションクラスの永江研究員と、グラフィックデザイナーの阪東先生お二人から、参加者一人一人へ構図から画材についてのアドバイスを丁寧にされ、参加者の皆さんは大変参考になったと思います。
一人一人の作品へ講評する永江先生

一人一人の作品へ講評する永江先生


また、偶然、イラストレータ-の井上直久先生も棚田へ写生に訪れられ、
講評会にも参加いただきました。受講者や学生の皆さんは、とてもラッキーでした。
左 永江先生作品 右 井上直久先生作品

左 永江先生作品 右 井上直久先生作品


参加者の皆さんからは、獣害対策の柵は気にならなかった。棚田は気持ちよく来年もここで描きたい、とてもよい経験になったと喜びの声をいただきました。
暑い中、ありがとうございました。
今年度の写生会は、6月22日(土)の坂本・石垣と里坊の町写生会、10月20日(日)の堅田・湖族の郷写生会になります。
2013年度近江学研究所の公開講座についてはこちらから↓
<ご案内>
写生会を開催している大津市仰木地区平尾の棚田では、「平尾 棚田・里山 守(も)り人の会」が棚田保全活動をしています。
平尾地区の有志の方と、仰木の里や京阪神の都市住民が一緒になり会を結成し、さまざまな立場で棚田を見守る人を集めたいと、棚田ボランティアや棚田オーナー制度に取り組んでいます。
「平尾 棚田・里山 守り人の会」ホームページはこちらから

今森光彦氏監修【近江・里山フィールドワーク】始動!

今年もプロジェクト演習A1「近江・里山フィールドワーク」として、
監修今森光彦先生、特別講師佐藤悦子先生の授業がはじまりました。
一昨年まで取り組んでいた今森光彦氏の授業「雑木林再生プロジェクト」と、
「仰木森林学入門/仰木森林保全ボランティア」の2つの授業が合わさった形で、
1年を通した授業として行われています。
過日、5月17日(金)にガイダンス&レクチャーが行われました。

まず、本研究所の加藤研究員より、
日本の山の管理の背景と仰木の取り組みについて解説。

日本の多くの集落では、山を持っており、
燃料や建材などを得る重要な場所として、みんなで手入れし管理してきた。

明治以降、その山を国に預けるか村の財産にするの決める際、
仰木では、自分たちで管理することに決めた。
今回の活動の主体である上仰木辻ケ下森林生産組合でも、同じ状態ではあるが、
管理区の住民は全戸から参加し、山の管理作業する「山行(やまいき)」を年3回行っており、
また、近年からは森づくり活動として滋賀県の森づくり事業とタイアップし、
一般公開型の森の保全活動を行うなど、森の大切さ管理の大切さを地域にも外にも発信している。

今年は、その森づくり活動として、
3つの作業「踏査」「間伐・枝打ち作業」「間伐材木工体験」に参加しながら、
地域で森を管理することを学んで行くことになる。
続いて、佐藤悦子特別講師のお話。

佐藤悦子特別講師

佐藤悦子特別講師


佐藤先生は、中高校の理科の教員を経て、デジタルカメラを通して生き物に触れるきっかけ
をつくる「デジカメ探検隊」という企画を長年されてきました。近年は、今森先生の企画する
里山塾などのスタッフとしてご活躍されています。

今森光彦氏が所有する「萌木の国」で毎年開催している「昆虫キャンプ」の取り組みについて、
子供たちが里山に親しむ機会をどうつくるか、というお話や、
DVD『映像詩 里山 命めぐる水辺 』を見ながら、
湧水があふれる集落、高島市針江地域の暮らしについて学びました。
NHKハイビジョン『映像詩 里山Ⅱ 命めぐる水辺』を鑑賞

NHKハイビジョン『映像詩 里山Ⅱ 命めぐる水辺』を鑑賞


今年は、
高島市マキノ町にある今森先生所有の雑木林「萌木の国」や、
マキノスキー場の雑木林再生プロジェクトに参加し、雑木林の今の姿に触れていきます。

ホームカミングデーにてホームタウンバザール開催しました!

5月18日(土)、成安造形大学創立20周年を記念して、ホームカミングデーが開催されました。

たくさんの方が集まったレセプション

たくさんの方が集まったレセプション


開会のご挨拶をする牛尾学長

開会のご挨拶をする牛尾学長


20年間の卒業生、成安短大の卒業生、教職員OBOG、近隣の皆さんが集まり、
芝生広場・カフェテリア結を舞台に一日を過ごしました。

附属近江学研究所では、これまでの地元地域とのかかわりを知っていただこうと
ホームタウンバザールと称して、お店やワークショップを開催しました。
まずは、仰木地区の「仰木ふれあい青空市」を特別開店。
普段、毎週日曜日9時~12時に開店している「仰木ふれあい青空市」が成安に出張してくださいました。
美味しく熟したトマト、小松菜、セリ、子供大根、ほうれん草、スナップエンドウ、玉ねぎ、卵、ツクシの佃煮、
しその実の佃煮、干し柿、無農薬イチゴなど仰木の朝採れ野菜がたくさんあつまり、大盛況。
大盛況の青空市

大盛況の青空市


また、仰木の伝統食として伝わる「納豆餅」を100食ふるまいました。
仰木産の羽二重もちのもち米を、昨日から水につけ、その場で蒸して、餅つきをしました。
餅つきをする牛尾学長

餅つきをする牛尾学長


学長はじめ、たくさんのみなさんが餅つきをして、
できたての納豆餅をつくり、みんなで食しました。
学生たちも一緒に納豆餅をつくりました

学生たちも一緒に納豆餅をつくりました


納豆餅

納豆餅


納豆餅は、塩味にした納豆をお餅にはさみ、周りにきなこをまぶして食します。
大人気であっという間に売り切れました!
また、「仰木ふるさとカルタ遊び」を開催。
2年間かけて仰木地域の老人クラブの皆さんと学生たちが一緒に作り上げた「仰木ふるさとカルタ」。
子供たちや学生、先生と、一緒に仰木のくらしを思いながら、カルタ遊びをしました。

合わせて、本学学生が在学中に制作し、これまで6年にわたってグッズ展開をしてきたNPO法人大津祭曳山連盟公式キャラクター「ちま吉」グッズの販売しました。

400名ものお客さんがあつまったホームカミングデー、
学生スタッフのがんばりのお蔭で、大きなイベントを無事に終えることができました。
みんなで協力し、楽しむことができ、大成功でした。
ご協力ありがとうございました。

公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」第1弾を開講しました。

日時:2013年5月11日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:遠藤 仁兵衛氏 (和菓子処藤屋内匠十三代目店主)
対談:加藤 賢治(本研究所研究員)
タイトル:「食のかたち~和菓子処 藤屋内匠」

本日、附属近江学研究所主催の「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマに
連続講座の第一回目として「食のかたち~和菓子処 藤屋内匠」を開講しました。
創業寛文元年(1661)、近江八景や大津絵をかたどった落雁(らくがん)という伝統ある銘菓をつくり続ける和菓子処藤屋内匠の十三代目店主遠藤仁兵衛氏をお迎えし、本研究所の加藤賢治研究員と対談いただきました。

遠藤仁兵衛氏

遠藤仁兵衛氏


遠藤さんからのご厚意で、まんじゅう・干菓子・サブレセットが配られ、藤屋内匠での和菓子の変遷を学ぶことができました。

また、藤屋内匠の歴史、製菓方法や素材について、実演を交えながら伝統の技術を学ぶことができ、充実した講座となりました。
加藤賢治研究員 と 実演を行う遠藤夫妻

加藤賢治研究員 と 実演を行う遠藤夫妻


帰りには、実演したしおみまんじゅう、さつきを模した和菓子、焼き菓子をお土産に頂きました。
また、後日詳しいご報告を、ブログで行います。

特別公開講座『琵琶湖の景観』を開講しました。


日時:2013年4月27日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:金田 章裕 氏
タイトル:「琵琶湖の景観 〜水辺の文化的景観をめぐって〜」

金田先生のご紹介をする木村所長

金田先生のご紹介をする木村所長


 琵琶湖とそれを取り囲む山々という豊かな自然環境や千年を超える歴史文化を有する近江には景観をめぐって様々な取り組みが行なわれています。
 この日は、『文化的景観—生活となりわいの物語』の執筆者で人間文化研究機構・機構長で前京都大学副学長の金田章裕先生に近江の景観について語っていただきました。


 講演では、先ず近世の「近江八景」が水辺の風景として先駆的であったという話から始まり、2005年の景観法の試行、文化財保護法の改正のことなど、最近の景観についての捉え方を解説いただきました。そして、地域において人々の生活や生業、風土等が織り込まれた文化景観を重要文化的景観として、2006年に日本で始めて滋賀県の「近江八幡の水郷」が選定されたことなどが紹介されました。
 全国に35ヶ所ある重要文化的景観をスライドで紹介され、最後に沖縄県「竹富島」の「(土地)を売らない、汚さない、(美観を)乱さない、(集落景観、美しい自然を)壊さない、(伝統的祭事行事を)生かす」という住民によって主体的につくられた「竹富島憲章」について話され、「重要文化的景観をつくり、継承していくためにはそこに暮らす多くの人々の思いが一つにならなければならない」と熱く語られました。
 滋賀県には水辺に暮らす人々が祭礼とともに守り続けてきた文化的景観がたくさんあります。金田先生から様々なキーワードをいただき、それぞれの地域で暮らしに息づく景観が意識され、そこに暮らす人々が協力して景観を守ろうとする時、かけがえのない風景が後世に残されるのだと実感しました。
報告:近江学研究所 研究員 加藤賢治

『仰木ふるさとカルタ』記者発表を行いました。


4月23日(火)『仰木ふるさとカルタ』完成記者発表を行いましたので、ご報告します。
仰木ふるさとカルタは、成安造形大学附属近江学研究所の「生活文化の聞き取り調査、及び、仰木ふるさとカルタ制作」プロジェクトとして、2011年から2年間、永江弘之研究員(本学准教授)と学生スタッフ12名で取り組みました。

滋賀県大津市仰木地区の老人クラブ連合会の協力を得て、60歳?90歳代を対象に「仰木ふるさと五感体験アンケート」や、藁細工や納豆餅づくりなど体験を含めた聞き取り調査を行い、それをもとに仰木の方と48の言葉を選び出し、学生が絵札を描き、いろはかるたを制作しました。

永江弘之研究員

永江弘之研究員


出席者は、
「生活文化の聞き取り調査、及び、仰木ふるさとカルタ制作」プロジェクト担当研究員である、
永江 弘之(成安造形大学附属近江学研究所研究員/本学イラストレーション領域准教授)
加藤 賢治(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
大原 歩 (成安造形大学附属近江学研究所研究員)

インタビューを受ける(左から)小林さんと鈴木さん

インタビューを受ける(左から)小林さんと鈴木さん

また、プロジェクト参加学生スタッフ12名の内5名が参加。
梅下 菜々美(イラストレーション領域 研究生)
後藤 美子 (空間デザイン領域 4年)
小林 佳紫 (イラストレーション領域 4年)
鈴木 沙希 (イラストレーション領域 4年)
宮本 暖子 (イラストレーション領域 4年)

取材を受ける(左から)仰木地区の飯田さんと飛田さん

取材を受ける(左から)仰木地区の飯田さんと飛田さん

また調査協力者であり、
研究活動していた2011年・2012年の歴代仰木学区老人クラブ連合会長であった飯田昌孝さん、飛田幸男さんに参加いただき、取材を受けていただきました。
また、テレビ取材が3社あり、随時放映されます。
《びわ湖放送》
本日23(火) きらりん滋賀 17:50~18:10
《NHK》
本日23(火) おうみ発610 18:10~19:00
《ZTV滋賀放送局》
●「おうみ!かわら版(滋賀)」(15分)
初回 24(水)18:00~
他26日(金)まで再放送が繰り返されます。
●「Weekly!かわら版(滋賀)」(30分)
4月27日(土)~5月3日(金) 6:00~ 17:00~
ぜひ、成果をご覧ください!

『仰木ふるさとカルタ』完成しました! 4/23記者発表します!


『仰木ふるさとカルタ』が完成しました!
4月23日(火)には、マスコミ各社へ記者発表を行います。
『仰木ふるさとカルタ』は、
成安造形大学附属近江学研究所の「生活文化の聞き取り調査、及び、仰木ふるさとカルタ制作」プロジェクトとして、
2011年から2年間、永江弘之(ながえひろゆき)研究員(本学イラストレーション領域 准教授/風景画家)を中心に、学生スタッフ12名で取り組みました。 
滋賀県大津市仰木地区の「仰木学区老人クラブ連合会」の協力を得て、
60歳~90歳代を対象に「仰木ふるさと五感体験アンケート」や、
藁細工や納豆餅づくりなど体験を含めた聞き取り調査を行い、
それをもとに仰木の方と48の言葉を選び出しました。
その読み札に合わせて、学生が絵札を描き、かるたを制作しました。
2年間、じっくりと聞き取りを行ったことで、
昭和20~30年代の農村集落でのくらしの情景が眼に浮かぶような、
懐かしい記憶のつまったカルタになりました。
カルタは300部制作しました。
調査に協力いただいた方々や、仰木小学校などに配布します。
また、貸出用カルタを10セット用意しました。
知恵にあふれた仰木のくらしを子供たちに引き継ぐきっかけになればと思います。
また、4月27日(土)より、2,800円(税別)で頒布します。
4月27日(土)は本研究所の公開講座終了後12:15~17:00(場所:本学聚英館1階事務所)にて、
また28日(日)は本学のオープンキャンパス10:00~16:00(場所:I棟1階プレゼンルーム)にて、
その後は、5月7日(火)より平日9:00~17:15(場所:本学聚英館1階事務所)にて、
仰木ふるさとカルタを頒布しております。ぜひ、お越しください。
興味のある方、購入を希望される方は、近江学研究所までお問い合わせください。

仰木ふるさとカルタ 頒布価格2,800円+税

仰木ふるさとカルタ 頒布価格2,800円+税


札は、たて120㎜、よこ85㎜とイラストが良く見える大きいサイズ

札は、たて120㎜、よこ85㎜とイラストが良く見える大きいサイズ


左から読み札、絵札、裏面。3枚の紙を合紙してしっかりした札になりました。

左から読み札、絵札、裏面。3枚の紙を合紙してしっかりした札になりました。


仰木のくらし解説書付き。聞き取り調査で得た情報を、読み札ごとにまとめました。

仰木のくらし解説書付き。聞き取り調査で得た情報を、読み札ごとにまとめました。


学生たちが描いた、とても味わい深いイラストばかりです。

学生たちが描いた、とても味わい深いイラストばかりです。


完成を喜び合う学生スタッフと永江研究員

完成を喜び合う学生スタッフと永江研究員


【仰木ふるさとカルタ】
発行日 2013年(平成25年)3月
発 行 成安造形大学附属近江学研究所
     〒520-0248滋賀県大津市仰木の里東4-3-1 TEL 077-574-2118
印 刷 アインズ株式会社
頒布価格:2800円+税
セット内容:読札・取札48枚 合計96枚、しおり(解説書)
材質:外箱=紙、札=紙
パッケージサイズ:176×125×60mm
カードサイズ:120×85mm
■購入方法 >>>近江学研究所へお問い合わせください。 TEL:077-574-2118 
【調査・制作協力】
仰木学区老人クラブ連合会/俳句の会「畦草会」/仰木学区自治連合会/
大津市立仰木小学校/大津市立仰木市民センター/仰木ふれあい夏祭り実行委員会
【仰木ふるさとカルタ制作プロジェクトメンバー】
永江 弘之 (研究主担当/監修)(附属近江学研究所 研究員/イラストレーション領域准教授)
大原 歩  (編集・デザイン)(附属近江学研究所 研究員/空間デザイン領域 非常勤講師)
加藤 賢治 (附属近江学研究所 研究員)
学生スタッフ
●イラストレーション領域 学生 
梅下 菜々美/益 友花子/小池 由華/小林 佳紫/鈴木 沙季/関戸 望/長野 明代/宮本 暖子
●空間デザイン領域 学生
兼森 絢子/日下部 まこ/後藤 美子/永禮 尊大
=============================
【仰木ふるさとカルタが出来るまで】
《1.仰木ふるさと五感体験アンケート》
滋賀県大津市仰木地区の老人クラブ連合会の協力を得て、
60歳から90歳代を対象に「仰木ふるさと五感体験アンケート」を行いました。
182枚のアンケートが集まりました。
五感体験アンケート

五感体験アンケート


《2.五感体験マンダラづくり》
アンケートの言葉は1600項目ありました。
学生たちと言葉を、13項目に分類。関係性がわかるように図解にまとめました。
五感体験マンダラ

五感体験マンダラ

 
《3.聞き取り調査》
五感体験マンダラを読み込んで、わからないことや興味深いことについて、
老人クラブのみなさんに集まっていただき、聞き取りを進めました。
聞き取り調査(仰木辻ヶ下)

聞き取り調査(仰木辻ヶ下)


聞き取り調査(仰木下仰木)

聞き取り調査(仰木下仰木)


ブログ「近江学研究活動【仰木ふるさとカルタ】2012年度 始動!」>>>こちらから
《4.実体験をともなった聞き取り調査》
聞き取り調査の中で、とくに関心を持った「わら細工」「納豆餅づくり」「味噌づくり」について、
実際に作り、体験を通して理解を深めました。
藁草履づくり(仰木下仰木)

藁草履づくり(仰木下仰木)


手作り味噌づくり (大津市堅田農協)

手作り味噌づくり (大津市堅田農協)


納豆餅づくり(成安造形大学)

納豆餅づくり(成安造形大学)


《5.読み札づくり》
聞き取り調査の際に、仰木のみなさんと読み札となる「48つのことば」を決めていきました。
読み札は、仰木で明治から続く俳句の会「畦草会」の皆さんにご協力いただき、
たたき台になる言葉を校正し、耳によい、内容が表れていることばをつくっていきました。
俳句の会「畦草会」

俳句の会「畦草会」


ブログ「【近江学研究】カルタ読み札 ほぼ完成してきました!」>>>こちらから
《絵札づくり》
読み札に合わせて、絵札の下書きを学生が制作。
昭和20~30年代の風景を絵にするため、古い写真を見ながら、
詳細を聞き取りして、絵を仕上げていきました。
絵札の聞き取り

絵札の聞き取り



ブログ 「仰木ふるさとカルタ「絵札づくり聞き取りワークショップ」3日間開催!」>>>こちらから
《6.印刷》
アインズ株式会社にて、色校正を行いました。
原画に近い色がでているか確認し、機械を扱う専門のオペレーターの方が、
色調整を行いました。
アインズ株式会社の竜王工場にて、色校正作業を行いました。

アインズ株式会社の竜王工場にて、色校正作業を行いました。


【プロジェクトを通して、つながりが生まれ、成果を発表しました】
《1.展覧会を開催し中間報告を行いました》
2011年10月23日(土)―11月27日(日) 
附属近江学研究所と地蔵プロジェクトのそれぞれが、水・記憶・音をテーマに、
滋賀県大津市仰木で取り組んできたフィールドワークと聞き取り調査に基づく3つの研究成果の一端を
発表しました。
ブログ 「近江学企画展覧会「仰木 水と記憶のコスモロジー」展 はじまりました!」>>>こちらから
ブログ「近江学企画展覧会 「仰木 水と記憶のコスモロジー」」>>>こちらから
《2.京都新聞@キャンパス の記事を制作しました》
2012年5月2日、京都新聞夕刊「@キャンパス」コーナーにて、
仰木ふれあいカルタ制作プロジェクトの学生メンバーが、取材・制作した記事が掲載されました。
ブログ 「京都新聞@キャンパス記事に学生が制作した記事が掲載されました!」>>>こちらから
ブログ「京都新聞@キャンパス編集会議」>>>こちらから
ブログ「近江学研究活動で京都新聞の記事作りに取り組みます!」>>>こちらから

大原研究員が関わる「滋賀県 美の滋賀マンダラ」完成しました!

美の滋賀マンダラ

美の滋賀マンダラ


昨年度、本研究所の大原歩研究員が編集員として取り組んでいました、
滋賀県美の滋賀アートマップ制作事業において、
「美の滋賀Mandala」が完成しました。
過日、嘉田知事による記者発表にて、報道陣に公開されました。
マップは3500部制作。市町、県内博物館などの文化施設で配布されます。
裏面には、美の物語が解説されています

裏面には、美の物語が解説されています


以下のマスコミ報道されました。
◆滋賀県広報課【知事定例記者会見(2013年3月26日)】>>>こちらから
その際に発表されたパワーポイント>>>こちらから
◆みんなの経済新聞ネットワーク【アートマップ「美の滋賀Mandala」完成-県民参加で編集・制作 /滋賀】
>>>こちらから
◆京都新聞 【湖国の美をマップで発信 滋賀県が作成】>>>こちらから
◆読売新聞【美の出会いアートマップ 県3500部作成】>>>こちらから

成安造形大学では、新一年生のガイダンスにて「美の滋賀マンダラ」について、告知・配布をしました。
みんな興味深そうに見入っていました。
新しく滋賀に通い、暮らす新入生たちには、マンダラをきかっけに滋賀県の「美」見つけ出し、
滋賀の「美」を創り出す表現者になってほしいと思います。
■美の滋賀くらぶ については>>>こちらから 
■美の滋賀発信推進室については>>>こちらから

2013-04-03T13:47:15+09:002013年4月3日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

湖国と文化[春号]143号に近江学研究員が登場!


滋賀の様々な文化情報が盛りだくさんの季刊誌『湖国と文化』。
4月1日に今年の春号が販売されています。
特集は『近江の庭 滋賀の庭』。
滋賀の名勝庭園の一覧や近江の庭園文化や
庭園修理などが網羅されていて、読み応えがあります。
近江学研究所からは、
木村所長と加藤研究員と石川研究員の記事が掲載されます。

木村所長の連載『近江人物伝』では、秀吉、家康に頼りにされ働いた「藤堂高虎」を取り上げています。
紙面には、成安造形大学卒業生のイラストレーターの森田在さんが描く藤堂高虎のイラストも掲載されてます。

また、加藤研究員の連載『おうみ おうみ 歩く』では、
三上山と妙光寺山周辺を取り上げています。

また、石川研究員の連載『近江の水をめぐる』では、「職の水・用の水」として
野洲市の近江本藍染「紺九」や長浜市木之本町の「富田酒造」の
伝統の食や技術に関わる水をとりあげています。
ぜひ、興味のある方はご一読ください!
===========
詳細や購入については、滋賀県文化振興事業団のホームページより>>>こちらから
===========

2013-04-03T13:40:40+09:002013年4月3日|おうみブログ, お知らせ, イベント|
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