近江学研究所の活動の進捗

日吉大社所蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬 復元模写完成 記者発表(報告)

拝殿に掲げられた絵馬の前で記念撮影 左から、馬渕宮司、吉村研究員、今岡さん、橋爪さん、大野さん、須原権禰宜

拝殿に掲げられた絵馬の前で記念撮影 左から、馬渕宮司、吉村研究員、今岡さん、橋爪さん、大野さん、須原権禰宜


2014年7月から9カ月間取組んできました日吉大社所蔵の長沢芦雪筆の「猿図」絵馬の復元模写が完成し、
5月19日(火)、日吉大社西本宮拝殿にて、完成奉告祭・記者発表を行いました。
新聞・マスコミ6社より取材いただき、復元模写を担当した学生3名今岡一穂さん(美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)、橋爪千夏さん(美術領域日本画コース3年生)、
大野久留実さん(美術領域日本画コース3年生)も出席し、絵馬の奉納を見届けました。
まず、日吉大社完成奉告祭にて、修祓、祝詞奏上、鈴祓、玉串奉奠が行われました。
猿図が奉納された、日吉大社西本宮(大津市坂本)

猿図が奉納された、日吉大社西本宮(大津市坂本)


西本宮楼門の屋根下の、棟持猿(むなもちざる)も奉納を見守っています

西本宮楼門の屋根下の、棟持猿(むなもちざる)も奉納を見守っています


奉告祭 祝詞奏上  

奉告祭 祝詞奏上  


奉告祭 祝詞奏上  井口禰宜 本殿にて

奉告祭 祝詞奏上 
井口禰宜 本殿にて


奉告祭 鈴祓い

奉告祭 鈴祓い


奉告祭 玉串奉納 木村近江学研究所所長に合わせて、大学参加者も拝礼しました。

奉告祭 玉串奉納
木村近江学研究所所長に合わせて、大学参加者も拝礼しました。


馬渕宮司のごあいさつ

馬渕宮司のごあいさつ


引き続き、記者発表に移り、
制作に関わった吉村俊昭研究員と、学生3名により復元絵馬の解説が行われました。
取材風景

取材風景


絵馬を解説する吉村研究員

絵馬を解説する吉村研究員


美術領域日本画コースの大野さん。担当した草花について説明。

美術領域日本画コースの大野さん。担当した草花について説明。


TV取材を受ける美術領域アシスタントの今岡さん

TV取材を受ける美術領域アシスタントの今岡さん


拝殿に掲示される絵馬

拝殿に掲示される絵馬


絵馬を掲示する須原権禰宜

絵馬を掲示する須原権禰宜


西本宮拝殿正面に掲示された復元絵馬

西本宮拝殿正面に掲示された復元絵馬


復元絵馬のかかった西本宮拝殿

復元絵馬のかかった西本宮拝殿


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《日吉大社所蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬 復元模写完成奉告祭》
日 時:平成27年5月19日 (火) 16:00〜17:00
場 所:日吉大社 西本宮(拝殿)
出席者:
馬渕  直樹(山王総本宮日吉大社 宮司)
井口   健(山王総本宮日吉大社 禰宜)
須原  紀彦(山王総本宮日吉大社 権禰宜)
木村  至宏(成安造形大学名誉教授、附属近江学研究所所長)
吉村  俊昭(成安造形大学芸術学部教授、近江学研究所研究員)
加藤  賢治(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
今岡  一穂(美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)
橋爪  千夏(美術領域日本画コース3年生)
大野 久留実(美術領域日本画コース3年生)
次 第:
○修祓  ○祝詞奏上  ○鈴祓  ○玉串奉奠(宮司・成安造形大学)
    
○宮司挨拶  ○取材・質疑応答  ○一般特別拝観  ○絵馬の拝殿掲示
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各新聞社に掲載されました

各新聞社に掲載されました


《過日 新聞・マスコミで発表されました》
■京都新聞 京都版 2015.05.20付「芦雪が描いた「猿図」絵馬復元 滋賀・成安造形大の学生ら」>>>WEBページはこちら
■京都新聞 滋賀版 2015.05.20付「芦雪が描いた「猿図」絵馬復元 滋賀・成安造形大の学生ら」
■読売新聞 2015.05.20付「芦雪絵馬、学生が復元 日吉大社奉納」>>>WEBページはこちら
■毎日新聞 2015.05.20付「猿図絵馬:復元模写完成 成安造形大生ら、出来栄えに感激 大津・日吉大社」>>>WEBページはこちら
■朝日新聞 2015.05.21付「長沢芦雪の「猿図」絵馬を学生らが復元 日吉大社」>>>WEBページはこちら
■中日新聞 2015.05.21付「廬雪の絵馬「猿図」復元完成 日吉大社西本宮で奉告祭」>>>WEBページはこちら
●ZTV放送 滋賀放送局 2015.05.20~05.23 「おうみ!かわら版 滋賀放送局」 >>>WEBページはこちら

日吉大社所蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬 復元模写完成 記者発表(ご案内)

復元模写された「猿図絵馬」 撮影:岡田健

復元模写された「猿図絵馬」
撮影:岡田健

<日吉大社所蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬  復元模写完成奉告祭・記者発表のご案内>
2014年7月から9カ月間取組んできました日吉大社所蔵の長沢芦雪筆の「猿図」絵馬の復元模写が完成いたしました。
成安造形大学美術領域日本画コースと附属研究機関の近江学研究所が協働し、先人の画業に触れながら絵馬を復元するというプロジェクトの成果です。
下記の通り、日吉大社にて、完成奉告祭・記者発表、絵馬の一般特別拝観、拝殿への掲示を行います。
一般の方にも特別拝観いたしますので、ぜひ、足をお運びください。

日 時:平成27年5月19日 (火) 16:00〜17:00
場 所:日吉大社 西本宮(拝殿) WEBサイト
出席者:
木村  至宏(成安造形大学名誉教授、附属近江学研究所所長)
吉村  俊昭(成安造形大学芸術学部教授、近江学研究所研究員)
西久松 吉雄(成安造形大学芸術学部教授、美術領域主任、近江学研究所研究員)
馬渕  直樹(山王総本宮日吉大社 宮司)
井口   健(山王総本宮日吉大社 禰宜)
須原  紀彦(山王総本宮日吉大社 権禰宜)
今岡  一穂(美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)
橋爪  千夏(美術領域日本画コース3年生)
大野 久留実(美術領域日本画コース3年生)
次 第:
○修祓
○祝詞奏上
○鈴祓
○玉串奉奠(宮司・成安造形大学)

○宮司挨拶
○取材・質疑応答
○一般特別拝観
○絵馬の拝殿掲示
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<復元された「猿図」絵馬について>

復元模写された「猿図絵馬」 撮影:岡田健

復元模写された「猿図絵馬」
撮影:岡田健

現在の原画

現在の原画

僅かな描画痕跡しか残っていない絵馬の復元は、作者や奉納にかかわる資料収集が重要となるため、多くの時間を収集と読み解きに費やした。作品調査は多くは写真資料によるものだが、和歌山草堂寺のご好意で群猿図を拝見し蘆雪の筆使いを確認することができた。
猿の絵は原画でかすかに見て取れる「耳」と手足指から親子猿の向きを決定して、猿の全体像を想定したが、母猿の視線は習作を重ねて奉納目的から決定した。また、足元の草花は蘆雪作品の優しさを表現できるように努めた。背景は金箔か金砂子か判断に苦しんだが、違和感の少ない金砂子を採用した。奉納文字はほとんど読み取れない部分もあったが筆致を詳細に確認してようやく復元に至った。
作品に取り掛かる前の習作や資料作りは学生たちにとって苦難の作業であったが、根気よく取り組んで復元の成果をあげたことは特筆すべきことである。
(吉村俊昭)
絵馬のデータ
外 形 縦78.7cm×横90.4cm
画 面 縦68.3cm×横80.0cm
墨書銘 「奉納 寛政四壬子五月吉祥日 藤井正脩」
落 款 「蘆雪写」
印 章 朱文氷形「魚」印(欠損のない完全印)
制作期間 2014年7月~2015年4月
作図指導 吉村 俊昭(よしむら としあき/成安造形大学 芸術学部教授、近江学研究所研究員)
制作者
吉村 俊昭(よしむら としあき/成安造形大学 芸術学部教授、近江学研究所研究員)
今岡 一穂(いまおか かずほ/美術領域アシスタント、美術領域日本画コース卒業生)
橋爪 千夏(はしづめ ちなつ/美術領域日本画コース3年生)
大野久留実(おおの くるみ/美術領域日本画コース3年生)
奉納先
山王総本宮日吉大社 西本宮(拝殿)




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日吉大社蔵 長沢芦雪筆「猿図」絵馬復元プロジェクトについて
詳しくは>>>こちらから
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連続公開講座 山本昌仁氏「近江~受け継ぐかたちーたねやが世界に蒔くものー」報告

日時:2015年5月9日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:山本昌仁氏(たねやグループCEO)
タイトル:「近江~受け継ぐかたちーたねやが世界に蒔くものー」

満員の会場

満員の会場


山本昌仁氏

山本昌仁氏


5月9日(土)、連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」シリーズの1回目の講演会を、近江八幡から世界に発信する菓子製造販売会社「たねや」の山本昌仁社長をお迎えして開催しました。
今回は、シリーズの基調講演としながら、「たねや」さんはもとより、近江八幡との連携を重ねてきた石川亮研究員が山本社長に質問するかたちで進め、難しい会社経営のお話から、「たねや」のデザインの方向性など、ものづくりにこだわった質問を投げかけました。
左 進行 加藤賢治研究員 インタビュアー 石川亮研究員


進行 加藤賢治研究員
インタビュアー 石川亮研究員


山本社長は、滋賀県の風土など、その土地にあるものを大切に、それらを引き出すことを大事にし、また、「自然に学ぶ」をテーマにしながら様々な取り組みを紹介していただきました。
また、事前にラコリーナを見学した本学総合領域の学生からも質問があり、世界で活躍する建築家藤森照信氏に新店舗「ラコリーナ」の設計をお願いされた経緯も解説していただきました。
現在たねやでデザインを担当する本学卒業生3名も紹介されました

現在たねやでデザインを担当する本学卒業生3名も紹介されました


学生の質問に答える山本氏

学生の質問に答える山本氏


近江八幡には、左義長まつりや松明まつりなど大きな春祭りが行われますが、それらの伝統行事をしっかりと次世代に残して行こうとする活発な活動があり、「たねや」さんもそれらをバックアップしておられます。
それらの伝統行事のように、「たねや」さんも、「自然に学ぶ」というコンセプトのもと、このラコリーナの建設や、たねや農芸の運営など、お菓子の製造販売を基にしながら、次世代に、つなげなければならない大切な思想を、世界に向けて発信し、伝えておられるのだと、理解できました。
200席が満席となった会場からは、山本社長に大きな拍手が贈られました。
報告:加藤賢治(近江学研究所研究員)
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【講演内容】
1872年、旧八幡町池田町(近江八幡市)に「種屋末廣」の屋号で菓子業を創業。
1945年、敗戦後の物不足の時代に「栗まん」が好評となり、たねやの基本作りとなって以来、近江(滋賀県)を象徴する老舗菓子業としてその名を轟かせています。
その精神は近江の歴史、文化を背景に京都では見いだせない「鄙(ひな)びた美」にいち早く気付き、生活様式の変化や時代の移り変わりを敏感に感じながらも受継ぐものを大事にし、同時に新しい提案も進めてこられました。
近年では、イタリアの食材を和菓子に取り入れる斬新なアイデアを創出するなど、期待と夢を与える提案をされています。
2015年1月には近江八幡市北之庄に、背景の八幡山と自然環境の一体化を目指すたねやグループのフラッグシップ店ラ コリーナ近江八幡メインショップを開店。
来たるべき時代へ向かってこれからの「たねや哲学」に迫ります。
【講師プロフィール】
1969年滋賀県近江八幡市生まれ。16歳より10年間和菓子の修行を重ねる。1994年に全国菓子大博覧会にて最高賞の「名誉総裁工芸文化賞」を24歳最年少受賞。2011年四代目たねや社長に就任。‘13年たねやグループCEO就任。
【関連企画展】
近江のかたちを明日につなぐ展vol.01 
たねやが蒔くもの 歴史に学ぶ・自然に学ぶ
会期:2015/3/30(月)~5/17(日)
休館:日曜日(5/17(日)を除く)、5月4、5、6日、
時間:12:00~18:00
会場:成安造形大学【キャンパスが美術館】スパイラルギャラリー・聚英館1Fロビー
入場:無料
協力:たねや、クラブハリエ、成安造形大学附属近江学研究所
主催:成安造形大学【キャンパスが美術館】
詳しくは成安造形大学【キャンパスが美術館】WEBサイトをご覧ください。

公開講座100回記念講演 五木寛之氏「双面の人 蓮如」報告

日時:2015年4月25日(土)13:30~15:30
場所:大津市民会館 大ホール
講師:五木寛之氏(作家)
タイトル:「双面の人 蓮如」

五木寛之氏

五木寛之氏


4月25日(土)、大津市民会館大ホールにて、近江学研究所の公開講座100回を記念して、作家の五木寛之さんをお迎えして記念講演を開催しました。
タイトルは、「双面の人 ー蓮如ー」。近江に深いゆかりのある浄土真宗中興の祖、蓮如上人についてお話をいただきました。
満席の大津市民会館大ホール

満席の大津市民会館大ホール



平安時代の末期、疫病や飢饉などで、多くの屍が街を埋め尽くし、死後に地獄へ行かねばならぬと自覚している庶民の苦しみを、阿弥陀仏の本願にすがり、念仏を唱えることで救おうとしたのが法然であり、それを深めたのが親鸞で、そして中世に登場した蓮如はその親鸞の教えを広めた。現在も、日本の文化に現れ、日本人の心に深く浸透している念仏の文化は、蓮如上人の布教活動によるものであるとお話がありました。
その他にも、蓮如に限らず、双面の心を持つ人間の性(さが)や、後白河法皇の今様の歌に見られる庶民の心などを、わかりやすい言葉で優しく解説いただき、ほぼ満席の約1000名の聴取者から、大変満足度の高い感想をいただきました。
報告:加藤賢治(近江学研究所研究員)

『歩こう♪大津北 観光・健康マップ&ブック』が完成しました!

完成した「観光・健康ウォーキング MAP&BOOK」

完成した「観光・健康ウォーキング MAP&BOOK」


大津北商工会・びわこ成蹊スポーツ大学・成安造形大学で共同で取り組んできた『歩こう♪大津北 観光・健康マップ&ブック』が完成しました!
この取り組みは「大津北商工会」の管内である2つの大学(びわこ成蹊スポーツ大学・成安造形大学)と連携した「大津北商工会・管内大学連携委員会」が、この事業は、滋賀県「県内大学を活用した観光交流モデル検討事業」、環びわ湖大学・地域コンソーシアム「大学地域連携課題解決支援事業2014」の事業の一環として行われました。近江学研究所からは、加藤賢治研究員と大原歩研究員が参加しています。
ミーティング

ミーティング


2014年9月より活動を開始。月に一度はミーティングを行ないました。
地域の特性と、それぞれの大学が保有する資源(人材・研究等)を生かしたまちおこしと観光振興を目的として、観光・健康ウォーキングコースの開発とマップの制作、そしてウォーキングイベントを開催しました。
今年度は、堅田・真野・衣川をマップのエリアに選び、共同でフィールドワークを実施。消費エネルギーの検証・健康効果を算出するなど、ウォーキングについてはびわこ成蹊スポーツ大学の新宅幸憲先生とゼミの学生である浅野雄平さん(4年生)が中心になって担当しました。
ウォーキングコースの選定

ウォーキングコースの選定


コースの道の状況や、歴史ポイント、見所になる眺望などを確認

コースの道の状況や、歴史ポイント、見所になる眺望などを確認


大津北商工会の役員メンバーも一緒に、コースを検討していきました

大津北商工会の役員メンバーも一緒に、コースを検討していきました


マップやブックのイラスト・デザインは、本学イラストレーション領域が制作。
監修として本学イラストレーション領域のMON先生、イラストは小林佳紫さん(研究生)、デザイン・編集は森田存さん(非常勤講師)・新岡良平さん(領域アシスタント)が担当しました。
また近江学研究所は、地域の歴史文化資源ポイントをまとめたコースの選定や、地図制作のコーディネートを担当するなどそれぞれの持ち味を集結した「観光・健康マップ&ウォーキングBOOK」となりました。
完成記念ウォーキング
完成を記念して、2015年3月15日(日)「楽しい!おいしい!観光・健康ウォーキング~本堅田・衣川編~」を開催しました。びわこ成蹊スポーツ大学の田中瑛さん(大学院生)による準備体操レクチャー、新宅先生により仲間作りあそびを行い気持ちと体がほぐれたところでウォーキングを開始。近江学研究所の加藤研究員による歴史・名所解説を受けながら地図を片手に歩きました。お昼ごはんは、堅田の特産品を使ったお弁当にシジミ汁と堅田の和菓子のセット。1日を通してウォーキングの魅力を伝える機会となりました。
比良山と内湖をながめる公園で準備体操

比良山と内湖をながめる公園で準備体操


びわこ成蹊スポーツ大学学生による準備体操のレクチャー

びわこ成蹊スポーツ大学学生による準備体操のレクチャー


成安造形大学附属近江学研究所加藤研究員による史跡ポイントで楽しい歴史解説

成安造形大学附属近江学研究所加藤研究員による史跡ポイントで楽しい歴史解説


地図をみながらウォーキング

地図をみながらウォーキング


3月後半からは、堅田駅前観光案内所や大津北商工会、堅田の各店舗などに設置されていますので、見かけましたらお手に取ってみてください。
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『歩こう♪大津北 観光・健康ウォーキングMAP』
発行日:2015年3月15日
発行:大津北商工会・管内大学連携委員会
編集・制作 成安造形大学・びわこ成蹊スポーツ大学
イラスト:小林佳紫
デザイン:森田 存
ウォーキング見所解説テキスト:成安造形大学造形大学附属近江学研究所 加藤賢治
『歩こう♪大津北 観光・健康ウォーキングBOOK』
発行日:2015年3月15日
発行:大津北商工会・管内大学連携委員会
監修:びわこ成蹊スポーツ大学 新宅ゼミ
協力:成安造形大学造形大学附属近江学研究所 
編集・制作 成安造形大学
イラスト:小林佳紫
デザイン:森田 存
問合せ:大津北商工会本所
電話077-572-0425
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「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりマップ」完成しました!


大津市仰木学区自治連合会からの依頼により、大津市「わがまちづくり市民運動推進会議支援事業」として2014年度夏から取り組んできたマップが完成しました。
デザイン監修として、イラストレーション領域のMON准教授が担当し、イラストはイラストレーション領域研究生(当時)の小林佳紫さん、デザイン編集はイラストレーション領域非常勤講師の森田存さん、アシスタントの新岡良平さんが担当しました。
近江学研究所では、仰木地区との制作スケジュールの調整や、掲載内容の情報提供などでバックアップをしました。
イラストが素敵!
イラストを担当した小林さんは、近江学研究所の研究活動「仰木ふるさとカルタ制作」に学生スタッフとして3年にわたって仰木地区へフィールドワークをし、地域の方の聞き取り調査や、カルタの絵札の作画に精力的に取り組んでくれました。
今回のマップはその集大成として、とても素敵なイラストになりました。

仰木地区にて「仰木ふるさとカルタ」ための聞き取り調査をする小林さん(左)

仰木地区にて「仰木ふるさとカルタ」ための聞き取り調査をする小林さん(左)


「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりウォーキング」
マップ完成記念として、「わがまち再発見!仰木学区里山めぐりウォーキング」と題して、
2015年3月8日(日)に仰木学区自治連合会主催でウォーキング大会が開催されました。
里山めぐりウォーキングの様子

里山めぐりウォーキングの様子


近江学研究所からは講師として、歴史・史跡解説を加藤賢治研究員が、地域・マップ制作の報告として大原歩研究員が参加しました。
仰木地区や大津から集まった約40名のみなさんと、地図を片手に仰木集落内~比叡山の中腹あたりにある滝つぼ神社まで約3kmの道のりを散策しました。
滝壷神社では、五穀豊穣の祈りをこめた例祭に参列し、参拝・般若心経を唱え、この一年の田植えのはじまりを感じる神秘的な時間をすごすことができました。
山路神社前で加藤研究員が解説

山路神社前で加藤研究員が解説


仰木から比叡山横川へあがる入り口に立つ「元三大師の道標」

仰木から比叡山横川へあがる入り口に立つ「元三大師の道標」


滝壷神社には、「闇龗神」(クラオカミノカミ)という龍神が奉られている。

滝壷神社には、「闇龗神」(クラオカミノカミ)という龍神が奉られている。


今後、このマップは、仰木の活性化活動に活用されていきます。
仰木市民センターにて配布されています。
ぜひ、お手にとって見ていただけるとうれしいです。
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マップ概要
『わがまち再発見!仰木学区里山めぐりマップ』
発刊日:2015年3月8日
発行:仰木学区自治連合会
編集・制作:成安造形大学
協力:成安造形大学附属近江学研究所
イラスト:小林佳紫
裏面地図イラスト:大原歩
デザイン:森田存
「わがまちづくり市民運動推進会議支援事業」
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石川研究員【2月28日開催】公開シンポジウム「大津なぎさ公園の水空間デザインを考える」

チラシ

チラシ


大津市中心市街地活性化協議会で、第2期大津市中心市街地活性化基本計画として実施してきた「水空間デザインプロジェクト」に本研究所石川亮研究員が学生たちと取り組み、その成果を発表しますので、お知らせします。
成安造形大学からは、
作品プレゼンテーションの進行を石川研究員が担当。
作品プレゼンテーションは、
本学空間デザイン領域3年石田 祐基さん、2年加藤 翠子さん、栗田 由梨さん、総合領域2年生の丸山滉之さんが出席します。
ぜひ、足をお運びください。
===大津市WEBサイトより
「水空間デザインプロジェクト」は、湖岸エリアのあり方や活用方策について研究することを目的に、滋賀県立大学や成安造形大学に協力いただき、「水辺をとらえる研究会」を立ち上げて、既成の概念にとらわれない自由な発想により、デザインの検討等を行ってまいりました。
つきましては、下記のとおりその成果発表の場として、シンポジウムを開催いたします。
開催日
平成27年2月28日(土曜)
時間
13時30分~15時30分(開場13時15分)
場所
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 3階研修室
定員
50名(事前申込制)
参加費
無料
===大津市WEBサイトより
参加について
参加ご希望の方は名前・連絡先をご記入のうえ、事務局へファックスまたはメールにてお申込み下さい。
申込みは先着順になります。定員になりしだい締め切らせていただきますのでご了承下さい。
チラシ、申込書のダウンロードは>>>こちら (PDF:385.4KB)
事務局・問合せ先
株式会社まちづくり大津
電話 077-523-5010(平日9時~17時)
ファックス077-514-7690
===
プログラム
13時30分 主催者挨拶 (安孫子邦夫:大津市中心市街地活性化協議会 会長)
13時35分 基調講演『賑わいを生む水辺空間の活用と良質な景観形成にむけて』 講師:松岡 拓公雄
14時20分 休憩
14時35分 水空間デザインプロジェクトの検討経緯について (山本進一:水空間デザインプロジェクト会議リーダー)
14時45分 作品プレゼンテーション(進行:石川 亮(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
 【説明】
滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科 学生
成安造形大学芸術学部芸術学科 学生  
15時30分 終了
===
詳しくは>>>大津市ホームページから

石川研究員:大津市景観広告フィールドワークプロジェクト報告

大津市が2010年から優良な景観重要広告を選定していくプロジェクトを行なっています。
古都大津に現存する景観広告(看板)に対し、景観を構成する重要な要素として位置付けていく試みです。
~「ちれん冊子」より~
本研究所の石川亮研究員は、大津市景観広告物選考員長として、学生の活動のコーディネートやサポート、選考を行ないました。2014年度は、成安造形大学の学生たちが、草津市の立命館大学工学部の学生たちと一緒に取り組み、各地をフィールドワークを行ない、景観になじむ個性のある看板を調査し、大学生が選定する「きらッと賞」などの選定に関わりました。
この度、その活動報告書ができましたので、ぜひご覧ください。
平成26年度 大津市景観広告物活動報告書PDFは>>>こちらから

指定番号1 八百与の看板

指定番号1
八百与の看板

指定番号4 御饅頭處餅兵の看板

指定番号4
御饅頭處餅兵の看板

指定番号6 本家鶴㐂(き)そばの看板

指定番号6
本家鶴㐂(き)そばの看板

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大津市Webサイトより
景観重要広告物の指定
〈景観重要広告物とは〉
まちなみの雰囲気に配慮した看板は、まち全体の景観の質を向上させます。また、屋外広告物は、まちの歴史的な背景を映し出す資源としても貴重なものです。時代を超えて継承されてきた広告物は、まちなみ景観に魅力的な味わいを添えるものとして、「古都大津」の景観を構成する重要な要素と言えます。
そこで、本市では、長年にわたり地域の皆さまに親しまれ、大津の景観の一部となってきた広告物が、将来に渡って保全および継承されることを願い、 「大津市景観重要広告物」を指定しました。
〈全国的にもめずらしい取り組み〉
全国には、景観法に基づく自主的な景観づくりを進めている景観行政団体と呼ばれる自治体が約470あります。景観法では、景観重要建造物として建築物などの指定について定められているところですが、広告物に重点を置いた制度はありませんでした。
景観重要広告物は、大津市独自の制度であり、地域の景観を構成する重要な要素として住民に親しまれてきた広告物を将来にわたって伝えるものです。
詳しくは大津市Webサイト >>>こちらから
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西久松吉雄「祈りの地 古の風景」展のご案内



西久松吉雄「祈りの地 古の風景」展のご案内
西久松吉雄研究員が長年描き続けている日本の風土をテーマにした作品展「西久松吉雄 祈りの地 古の風景」が島根県浜田市立石正美術館にて開催されます。
関連企画として、特別講演会も開催され、西久松研究員とナビゲーターとして加藤研究員が登壇します!
遠方ですが、ぜひご注目ください。
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「石正美術館」webサイトより
企画展「日本画家 西久松吉雄 祈りの地・古の風景」
 日本の風土をテーマに、深い精神性をたたえる作品の数々を発表し続けている日本画家・西久松吉雄(63歳)。彼は京都市立芸術大学において石本正に学んだ画家の一人で、現在は創画会を中心に日本画壇の第一線で活躍しています。
  里山の家々や古墳・樹木・岩石など様々なモチーフが独特の構図で描かれる西久松作品。それらの原点のひとつとして作家が語るのが、23歳の頃に石本正が主宰する中世ヨーロッパ美術を巡る80日間の旅に参加した思い出です。イギリス・フランス・イタリア各地をバスで移動しながら、今も息づく魅力的な中世美術文化に触れ写生をするという若い頃の刺激的な経験は、自らの生まれ育った日本の風土に改めて目を向けるきっかけとなったといいます。以降、歴史の中で人々が培ってきた土地の記憶を真摯に見つめて制作し続けています。
 彼の作品について石本正も高く評価しており、石正美術館でも多くの作品を収蔵しています。本展では、石本の推薦によって昨年新たにコレクションに加わった作品2点を含めた約30点の作品を、2期に分けて展示致します。
 ≪西久松吉雄 略歴≫
1952年 京都市に生まれる
1975年 石本正主催の「ヨーロッパ美術の旅」(80日間)に参加
1979年 京都市立芸術大学美術専攻科日本画専攻修了
第4回京都日本画美術展新人賞受賞 海外派遣
1995年 第22回創画展「古墳のある風景」文化庁優秀美術作品買上
2010年 第23回京都美術文化賞受賞(財団法人中信美術奨励基金)
現在   創画会会員、成安造形大学教授、京都日本画協会会員
展覧会名
「日本画家 西久松吉雄 祈りの地・古の風景」
会期
2015年3月21日(土・祝)〜6月26日(金)
※会期中に展示内容が変わります。
【第Ⅰ期】3/21~5/6、【第Ⅱ期】5/8~6/26
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特別講演会
第1部「祈りの地・古の風景を語る」
第2部「対談・草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)について」

4月11日(土) 10~12時
・参加無料
・講師:西久松吉雄
・ナビゲーター 加藤賢治
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詳しくは>>>「石正美術館ホームページ」まで
チラシPDFは>>>こちらから

『湖国と文化150号 2015年冬号』にて近江学研究員の記事が掲載されました!

湖国と文化150号表紙
『湖国と文化 150号 2015年冬号 ~創刊150号記念号~』にて近江学研究員の記事が掲載されました。
滋賀の様々な文化情報が盛りだくさんの公益財団法人滋賀県文化振興事業団が発行する季刊誌『湖国と文化』。
1月1日に冬号が販売されています。
今号は『創刊150号記念号』として、三日月知事のインタビューを掲載されています。
また、特集は「坂のある町」。
坂に魅力がある坂本や木ノ本、湖南市の東寺道などが取り上げられています。
近江学研究所からは、
木村所長と加藤研究員と石川研究員の記事が掲載されます。
木村所長は、『滋賀文化事情』にて魅力ある近江の祭についてを取り上げています。

また、加藤研究員の連載『おうみ おうみ 歩く(15)』では、
〝日野 馬見岡綿向神社と綿向山″を取り上げています。

また、石川研究員の連載『近江の水をめぐる(9)』では、「山の水・祈りの水」として
鈴鹿山系や伊吹山系、比良山系の山々にある湧水をとりあげています。

ぜひ、興味のある方はご一読ください!
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詳細や購入については、滋賀県文化振興事業団のホームページより>>>こちらから
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《 目次 》
特集① 坂のある町

坂の町の魅力を考える 大石 義一
ケース① 坂の町・坂本
ケース② 木之本地蔵坂かいわい
ケース③ 東寺道(ひがしてらみち)湖南市
一度は訪れたい坂 編集室 植田 耕司
中世山寺のまち・弥高寺 髙橋  順之
大津祭の坂・中央大通り 小川 正
特集② 湖と生きる(150号記念)
滋賀の文化力を推進する 
滋賀県知事 三日月 大造さん
聞き手・植田耕司/カメラ・長井 泰彦
150号記念事業
姫野カオルコさん記念講演会
連載
四季をめぐる健康食 冬編 武田 律子・齊田 充子・小川 久子
鳥の目巡遊 (2)探検の殿堂と伊吹薬草の里文化センター 延木 由起子
元気な商店街その魅力(7)大津市中央部の8商店街 町田 雅子
天下人「信長」の実像(5)信長と宗教 髙木 叙子
近江の水をめぐる(9)山の水、祈りの水 石川 亮
おもしろ近江考古学(2)銅剣鋳型 松浦 俊和
おうみおうみ歩く(15)日野・馬見岡綿向神社・綿向山 加藤 賢治
歴史文書は語る(14)鉄道路線構想 水島 詩乃
ふるさと遊彩(4)冬の湖北 田中 陽一郎
三角点の山と私(3)見晴らしの山 七尾山 大橋 俊一  蛇谷ヶ峰 小林 守
現代滋賀ブランド (15)湖北の観音さん 
文・辻村 琴美(辻の点は一つ)/写真・辻村 耕司(辻の点は一つ)
滋賀文化事情 
魅力ある近江の祭り 木村 至宏
芸術の秋・文化の秋 県文化賞▽県写真展▽文学祭▽県美術展
など
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