おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

西久松吉雄研究員 作品集出版・記念個展のお知らせ

作品集カバー

作品集カバー


成安造形大学美術領域教授・日本画家の西久松吉雄研究員が、
作品集を出版、また記念個展を開催します。
作品集は、1970年の高校生時代から2014年の新作までの作品と写生、小下絵が掲載されている集大成となっています。
作品論として、岩城見一氏(元京都国立近代美術館長・京都大学名誉教授)と加藤賢治研究員が執筆しました。
編集デザインは、成安造形大学卒業生の浅野豪氏が担当しました。
ぜひ、お手に取ってみてください。
また、作品展にも足をお運びください。
詳細については、こちらのPDFをダウンロードください>>>「西久松吉雄作品集出版について」
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作品集
古の贈り物 日本画家 西久松吉雄の世界

2014年6月24日発行
171mm×200mm 
240ページ 
作品144点掲載
定価3,500円+税 
発行者:西久松吉雄
編集デザイン:浅野 豪
印刷:サンエムカラー株式会社
発売元:サンライズ出版株式会社
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展覧会
作品集出版記念 西久松吉雄日本画展 古の贈り物Ⅳ

展示作品「樹霊一祖」

展示作品「樹霊一祖」



生活あーと空間 ぱるあーと
6月24日[火]-29日[日] 午前11時-午後6時(最終日は午後5時まで)
住所:〒602-8031 京都市上京区西洞院通り下立売南入 東裏辻町408
TEL:(075)231-5479 
駐車場はありません。
公式ホームページは>>>こちら
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同時展示中
所蔵品展「心に残る日本の風景」

2014年6月5日[木]-7月6日[日]月曜休館
中信美術館
〒602-8048 京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136-3(京都府庁正門西約100メートル)
TEL:075-417-2323 

連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第2回大西明弘氏、巧氏講演しました

日時:2014年6月14日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:大西 明弘氏 (有限会社大與3代目 代表取締役会長)
   大西 巧氏 (有限会社大與4代目 代表取締役社長)
対談:大原 歩 (本学非常勤講師・本研究所研究員)
タイトル:「近江~灯火のかたち-和ろうそくで暮らしをデザインする-」

6月14日(土)、連続講座第2回目「近江のかたちを明日につなぐ~灯火のかたち~」として、滋賀県高島市の近江今津にて大正三年に創業し今年で100年を迎えた「和ろうそく大與(だいよ)」3代目大西明弘氏、4代目大西巧(さとし)氏を講師にご登壇いただきました。
今回は、まずはじめに和ろうそくの火を灯し、その光の力を会場で共有しました。

はじめに櫨蝋の和ろうそくの光を感じました。

はじめに櫨蝋の和ろうそくの光を感じました。


第1部として大西明弘氏に、櫨蝋の手掛けの和ろうそくについて写真と映像を元に「櫨蝋」「灯芯」「手掛け」という手仕事による和ろうそくの製造過程について解説いただきました。
うるし科の櫨の実を乾燥させて搾った「櫨蝋」は、櫨を摘む人が少なくなり、生産地は九州の2か所のみになっていることなど、原料入手のおける問題について、自然災害や高度経済成長などの歴史背景を含めてこれまでの経過を語っていただきました。
また、櫨100%の大與の和ろうそくと、櫨100%ではない和ろうそくの火を灯すことで素材の違いが読み解けることを実際に見比べながら解説いただきました。
大西明弘氏

大西明弘氏


第2部では、大西巧(さとし)氏に登場いただき、大原研究員から質問を投げかけながら、これからの100年に和ろうそくをつなげていく新たな「米糠ろうそく」の取り組みについて対談いただきました。4代目として家業を継ぐ決意をしたきっかけとなった父のことばについて、そして、和ろうそくを人の暮らしの中へ取り戻すために「米糠蝋」を使いブランド化した「お米のろうそく」をつくりだした経緯についてお話しいただきました。
第2部の対談風景

第2部の対談風景


大西巧氏からは、「ろうそくの火について、かつて人が扱えないほど大きな力があった「火」を、人の知恵と技術によって扱うことができるようになったのが「ろうそく」であった。人と火をつなぐ「ろうそく」の存在をもう一度感じて暮らしに取り入れてほしい」と印象的でとても気持ちのこもったメッセージを投げかけられました。
大西 巧氏

大西 巧氏


大原 歩研究員

大原 歩研究員


会場からは、「和ろうそくに対する情熱が伝わってきた」「自然と人間が長い歴史をかけて積み上げてきた素晴らしさを実感することができました」「生活の中でろうそくを取り入れてみようと改めて考えさせられました」など多数のご感想をいただきました。
確かな技術と素材を使い生み出される3代目の和ろうそく。
伝統文化で終わらせない新しい視点から和ろうそくを考え、打ち出す4代目の和ろうそく。
100周年の新ブランド名の通り「火と人(hitohito)」をつなぎ、人と人をつなぐ「灯し火」として新しい魅力を創り出されていくものとして、とても希望を感じました。
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また、今回の講座は、
午後に開催した芸術文化研究所公開講座「大與とgrafの 人の事・モノの事・コトの事」と連動して行なわれました。
午後は、コーディネーターを津田睦美研究員が行ない、講師にgraf代表・デザイナーの服部滋樹氏をお迎えし、大與が100年を記念して新ブランドを立ち上げるに至った経緯について、ブランディングを行なったgrafの服部滋樹氏のこれまでの仕事から探っていく内容で開催されました。
そして、夕方からは学内のカフェテリア結にて、大與の100年記念パーティーを開催されました。
4代目の大西巧さんとのつながりから滋賀県のさまざま作り手や表現者の方々が集まり、大與のこれからを応援するアットホームな温かい素敵な会となりました。
近江学研究所として、この大與の歴史の1ページをサポートできたことを嬉しく思います。
パーティにて、大西巧氏によるご挨拶

パーティにて、大西巧氏によるご挨拶


報告:大原歩(近江学研究所研究員)
<大與のご紹介>
ホームページは>>>こちらから
<大與のお知らせ>
びわ湖放送「滋賀経済NOW」
6月21日(土) 22:00~22:30 大西巧さん 
※放映の中で、今回の講座の風景が流れます。
■詳しくは>>>こちらから
「比叡の光」
6月22日(日)、29日(日) 2週にわたり放映 大西明弘さんが和ろうそくについて語ります
[京都放送(KBS)] 日曜日8:45~9:007:45~8:00
[びわ湖放送(BBC)] 日曜日7:45~8:00
■詳しくは>>>こちらから

大原歩研究員がレイカディア大学の授業を行ないました

大津市仰木地区。比叡山山麓の尾根沿いに集住する民家群をみる。

大津市仰木地区。比叡山山麓の尾根沿いに集住する民家群をみる。


滋賀県社会協議会が主催する60歳以上の方が2年間学びを深める「レイカディア大学」。
そのびわこ環境学科35期生の2年次の授業として、5月28日(水)、近江学研究所研究員の大原が講義とフィールドワークを担当しました。
テーマは「棚田の水循環システム」
午前中は成安造形大学にて講義として、
近江学研究所の研究活動として2010年に実施した棚田の水利調査を基に、
大津市仰木地域で営みの中で作られてきた水利用のしくみについてお話しました。
大津市仰木 平尾地区の棚田(航空写真)

大津市仰木 平尾地区の棚田(航空写真)


棚田の水利用と井堰(いぜ)

棚田の水利用と井堰(いぜ)


研究成果については、近江学研究紀要1号に収録しています。
こちらからPDFデータをダウンロードできます>>>>近江学研究紀要1号
午後は、快晴の中、大津市仰木へフィールドワークへ。
平尾地区の棚田を水路を辿ってあるき、コイゼの工夫について確認をし、
仰木の信仰の中心にある龍の神(クラオカミノカミ)が祀られる「滝壺神社」をお参りするなど、
1200年ほどの歴史を持つ仰木の集落における「水と暮らし」について学ぶプログラムとしました。
闇龗神(クラオカミノカミ)が祀られる滝壺神社。

闇龗神(クラオカミノカミ)が祀られる滝壺神社。


参加者の方々は、それぞれ地元で活躍されている方が多く、
滋賀県各地の農業の様子や、これからのあり方などについて
活発な感想や意見を交わしながら一緒に歩かせていただきました。
受講者のみなさま、ありがとうございました。
滋賀県社会福祉協議会 レイカディア大学について>>>こちらから
報告:大原歩

淡海の夢2014-坂本・石垣と里坊の町写生会開催しました

5月24日(土)に淡海の夢2014「坂本・石垣と里坊の町写生会」を開催しました。
25名の一般の参加者と本学イラストレーション領域の学生10名が参加し賑やかな写生会となりました。
写生前に、企画者で講師の永江弘之研究員から、参加者へ写生のポイントを解説がありました。
その後、清々しい快晴のなか、新緑が美しい坂本に参加者のみなさんはそれぞれ写生に向かわれました。

写生前に参加者へ写生のポイントを解説する永江研究員

写生前に参加者へ写生のポイントを解説する永江研究員


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写生会中にも、永江研究員が、参加者のみなさんにアドバイスに回られました。
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約5時間の写生を終えて、生源寺の別当大師堂をお借りして、永江研究員と本学非常勤講師の待井健一先生の講評会が行われました。
二人の講師の丁寧で熱心な講評と参加者からの質疑応答で、講評会はとても盛り上がりました。
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講評をする永江研究員

講評をする永江研究員


講評をする待井先生

講評をする待井先生


同じ場所を写生しても、捉え方や表現方法は様々だったり、何度も坂本は写生会場になっていますが、今まで知らなかった場所を写生場所に選ばれる参加者の作品を見ることで、先生方も発見があると仰っていました。
何度も参加されている方から数十年ぶりに絵を描いた方や初心者の方も交えて、和やかで楽しい雰囲気のなかで講評は終了しました。
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次回の淡海の夢は6月21日(土)開催の仰木・棚田写生会です。
写生会はどなたでも参加できます。ご興味のある方は是非ご参加ください。
申込はこちらから

石川亮研究員の展覧会のお知らせ

「山のかたち八のかたち 二月」2014年 近江和紙・インクジェットプリント 445×370㎜

「山のかたち八のかたち 二月」2014年 近江和紙・インクジェットプリント 445×370㎜


本研究所の石川亮研究員(美術家)が、
明日からサイギャラリーにて展覧会を行ないます。
ぜひ、足をお運びください。
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石川 亮 展 
全体ー水「 送ル・取ル 」
2014年5月27日(火)ー6月14日(土)
正午ー午後7時
月曜・日曜日休廊/土曜日5時まで
初日午後6時よりオープニングパーティ
会場:サイギャラリー
〒550-0002 大阪市西区江戸堀 1-8-24 若狭ビル4階
tel./06-6225-4115 fax./06-6225-4114
詳しくは
サイギャラリーホームページより>>こちらから   
石川亮研究員については>>>こちらから     

連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」 喜多俊之氏が講演しました

日時:2014年5月10日(土)10:40〜12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:喜多 俊之 氏 (プロダクトデザイナー、大阪芸術大学教授)
タイトル:「近江〜未来のかたち-地場産業とデザイン-」
連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」は、これまで県内のものづくりの現場を数多く取り上げてきました。
しかし一方で伝統的なものづくりを現代の暮らしにどう生かしていくか、ということも大きな課題と考えています。
そこで今回は基調講演として、プロダクトデザイナーの喜多俊之氏をお招きし「地場産業とデザイン」と題して、お話していただきました。

講師 喜多俊彦氏

講師 喜多俊彦氏


喜多氏は日本を代表するプロダクト(工業)デザイナーで、早くから家電や家具のデザインを手がけられ、現在では大阪、イタリア、中国に事務所を開設。
世界的に活動されております。そして先端のデザインほか、早くから日本の伝統的な産業にも取り組まれ、現代の生活にあった商品開発も行われています。
講演では氏のこれまでのデザインされた製品をみていきながら、その制作過程での問題や取り組みを、わかりやすく話していただきました。
特に、デザインという概念が日本に入ってきたとき「意匠」や「図案」という言葉が当てられ、中国では「設計」として受け入れた違いを述べられ、興味を引きました。
地場産業をデザインした作品など、スライドを約100枚ほど紹介いただいた

地場産業をデザインした作品など、スライドを約100枚ほど紹介いただいた


現在の日本人の家は納戸と化し、せっかくの生活の舞台が台無しになっていて、豊かな暮らしを取り戻すには、まずそこを変え、いいモノを使う空間を作り出すことが大事だと提案されました。
さらに滋賀は大切な自然が豊かで、これを生かした基本的なグランドデザインが必要だと、その可能性を語っていただきました。
最後に現在取り組んでいる介護製品が紹介され、会場の多くの人が興味を示されていました。
参加者には日々の暮らしを見直し、デザインという言葉が身じかに感じられる講演となりました。
報告:辻 喜代治(近江学研究所客員研究員)

喜多俊之氏の情報 
・公式ホームページは>>>こちらから  
・インタビュー 産経ニュース【転機話しましょう】(101)「工業デザイナー、喜多俊之・イタリア式交流でチャンスつかむ」 は>>>こちらから 
・インタビュー ソニーマガジン「デザイナー喜多俊之さんに聞く「デザインの力」」は>>>こちらから

テレビ番組「比叡の光」に木村所長が出演!

比叡の光ホームページより

比叡の光ホームページより


KBS京都テレビで1969年の開局から放送されている、比叡山延暦寺の宗教番組「比叡の光(ひえいのひかり)」に木村至宏所長が出演し、2週にわたって放映されます。
「比叡の光(ひえいのひかり)」
・「近江を学ぶ(1)」京都放送 4月27日(日)8:45~9:00 出演:木村至宏(成安造形大学附属近江学研究所 所長)
・「近江を学ぶ(2)」京都放送 5月4日(日)8:45~9:00 出演:木村至宏(成安造形大学附属近江学研究所 所長) 
■各局放送時間
[京都放送(KBS)]  日曜日8:45~9:00
[東京MXテレビ(MX)] 土曜日8:45~9:00
[新潟放送(BSN)]  日曜日6:00~6:15
[びわ湖放送(BBC)] 日曜日7:45~8:00
[スカイ・A (CS放送)]火曜日8:45~9:00
[ハワイ(KIKU)]   日曜日12:30~12:45
KBS京都ホームページより
KBS京都ホームページ「比叡の光」は>>>こちらから
近江学研究所の所長室にて撮影が行われました。

近江学研究所の所長室にて撮影が行われました。

太田浩司氏 特別公開講座「黒田官兵衛と北近江」開講しました

日時:2014年4月26日(土)10:40〜12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:太田 浩司 氏 (長浜城歴史博物館 館長)
タイトル:「黒田官兵衛と北近江」

講師 太田浩司氏

講師 太田浩司氏


平成26年度はじめての近江学研究所主催の公開講座が4月26日(土)に開催されました。
 今回の特別公開講座は「黒田官兵衛と北近江」と題して、長浜城歴史博物館館長の太田浩司先生に登壇いただき、今年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公である黒田官兵衛について史料をもとに解説していただきました。

 はじめに、大河ドラマのあらすじをたどるように官兵衛の波瀾万丈の生涯が解説されました。どこまでが歴史上の事実で、どこまでが伝承かという難しいところも話されながら、軍師というよりも城攻めの先方を務めるなど、勇敢な武将としての人物像を明らかにされました。ただ、官兵衛最大の特徴はやはり「調略」であるとされ、北条氏の小田原城攻めにおいて優れた調整力による官兵衛の活躍を強調されました。 
太田先生が用意した16ページもの資料を見ながら、講演が行われました

太田先生が用意した16ページもの資料を見ながら、講演が行われました


 本題である黒田官兵衛と北近江の繋がりについては、黒田家発祥の地が北近江の旧伊香郡黒田村であること、官兵衛の子である松寿丸(後の長政)が長浜城で人質として生活していたこと、そして、賤ヶ岳の合戦に官兵衛が参戦していたことがあげられ、特に、賤ヶ岳の参戦については、昨年発見された貴重な史料によってはじめて官兵衛が賤ヶ岳にいたことが証明されたと最新の研究成果が披露されました。
 黒田家は関ヶ原の合戦の後、九州福岡において52万石の大名として大きく加増されたが、官兵衛が毛利氏に精通し、調略によって小早川秀秋の裏切りの背景に深く関わっていたことが証明できるとその真相を明らかにされました。
 NHK大河ドラマは確かに「ドラマ」でありその域を超えませんが、それ故に面白く楽しむことができます。織田につくのか、毛利につくのか、いつの時代もどのように最善の道を選ぶかが大切で、今回のドラマのプロデューサーは、官兵衛を通じて、自分を信じること、そして相手を信じることが大切であるというメッセージを伝えようとしているのではないかと思いました。太田先生の講義をきっかけに、史実とフィクションを織り交ぜながらの大河ドラマに注目したいと思います。
木村所長より新年度のご挨拶

木村所長より新年度のご挨拶


近江学研究所についてもご案内させていただきました

近江学研究所についてもご案内させていただきました

大原研究員 美の滋賀サロン「農ある暮らしドキュメンタリー映画会」を開催しました


2014年3月30日(土)、大津市仰木の古民家カフェ「キマッシ」にて、
大原研究員が企画に関わった美の滋賀サロン「農ある暮らしドキュメンタリー映画会」が開催されました。

仰木の里山の中にある古民家カフェ「キマッシ」

仰木の里山の中にある古民家カフェ「キマッシ」


桜が咲き始める、あたたかい日になりました

桜が咲き始める、あたたかい日になりました


「美の滋賀サロン」とは、
滋賀県が取り組む「美の滋賀」の事業のひとつ「美の滋賀ねっと推進委員会」が企画をする滋賀の美と出会い、その価値を再発見する機会をつくることが目的のサロンです。
今年度は8回開催しました。
その最後の会を、美の滋賀ねっと推進委員でもある大原研究員と映画監督長岡野亜さんがつくる活動ユニット「おうみ映像ラボ」が企画しました。
アットホームな会場に定員20名いっぱいの参加いただきました。

アットホームな会場に定員20名いっぱいの参加いただきました。


今回上映された映画は、滋賀県下で製作された、暮らしの在り方を知ることができる映画が2本。

『ハルとのの』(監督:丸谷 彰、製作:針畑生活資料研究会)/>>>詳細はこちら と、
『ほんがら』(監督:長岡 野亜、企画・製作:ひょうたんからKO-MA)>>>詳細はこちら
監督からの映画紹介の後、2本続けての上映があり、
その後、監督のトークが行われました。
丸谷 彰さん

丸谷 彰さん


長岡野亜さん

長岡野亜さん


丸谷彰監督が、朽木の針畑に入ったのは1974年。約40年前です。そこにある暮らしの道具に着目し、自然とともに生きるくらしを見つめてこられ、無くなりつつある「記憶」を記録してく意味についてお話しくださいました。長岡野亜監督は、近江八幡市島町で、50年ぶりに復活する「ほんがら松明」の祭を撮影するにあたって、二度と再現できない一瞬をとらえるむずかしさや、地域の人たちの祭への思いをしっかりとらえておくことなど撮影の裏話も交えてお話しくださいました。
トークの後には、和室に移動して、キマッシ特製の古代米のお茶菓子つきお茶セットをいただきながら、交流会を行ないました。
古代米をつかったおぜんざいとお番茶

古代米をつかったおぜんざいとお番茶


美の滋賀サロンは今年度で終了となりますが、「おうみ映像ラボ」の活動は続き、映画会の計画や、県下のドキュメンタリーの発掘や情報収集・発信などを行ってきます。
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美の滋賀サロン「農ある暮らしドキュメンタリー映画会」
13:30 挨拶&趣旨説明・美の滋賀ねっと推進事業の紹介(5 分)
13:35 映画上映会(145 分)
1、『ハルとのの』農村針畑の生活記録4  color  55 分 2000 年  
  監督:丸谷 彰 製作:針畑生活資料研究会 
2、農村再生ドキュメンタリー企画作品『ほんがら』 color  89 分 2008 年
  監督:長岡 野亜 企画・製作:ひょうたんからKO-MA
  受賞 第14 回平和・協同ジャーナリスト基金審査員特別賞/山形国際ドキュメンタリー映画祭2009 招待上映/
     イメージ・フォーラム・フェスティバル2009 観客賞
  特別協賛  アサヒビール株式会社
  助成    財団法人アサヒビール芸術文化財団
16:00 トークイベント(60 分)
監督のお二人が、撮影を通じて感じた滋賀の魅力について語ります。
17:00 交流サロン キマッシの和室でお茶をいただきながら。
18:00 終了
主催:おうみ映像ラボ
共催:美の滋賀ねっと推進委員会、滋賀県、
   ( 公財) 滋賀県文化振興事業団
協力: 針畑生活資料研究会、
   成安造形大学附属近江学研究所
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木村所長:瀬田川水系直轄砂防事業「完了記念シンポジウム」講演


木村所長が、国土交通省 近畿地方整備局が主催するシンポジウムにて、
特別講演を行ないますので、ご案内します。
ぜひ、足をお運びください。
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地域とともに歩み続けて136年、そして未来へ
~瀬田川水系直轄砂防事業「完了記念シンポジウム」の開催 ~

大阪、京都などの土砂災害防止をめざして明治11年より進めてきた
淀川水系瀬田川流域(滋賀県)での直轄砂防事業は、平成26年3月末
で事業完了となります。
136年に及ぶ先人たちの功績を振り返るとともに、今後も地域とと
もに土砂災害を防ぐための取り組みを継続するため、「完了記念シンポジ
ウム」を開催しますので、ふるってご参加くださいますようご案内しま
す。
●日 時 :平成26年3月23日(日)13:00~17:00(予定)
●場 所 :滋賀県大津市におの浜1-1-20
ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター ピアザホール
●参加申込:FAX・郵送・メールにて受付け
3月19日(水)必着 先着400名 参加無料
申込書はこちらからダウンロードください>>>>ダウンロード
●内容(予定)(敬称略)
・事業完了セレモニー(近畿地方整備局長 池内幸司、滋賀県知事 嘉田由紀子)
・特別講演
「滋賀県の風土とその文化」 (成安造形大学名誉教授、附属近江学研究所所長  木村 至宏)
・基調講演
「瀬田川水系直轄砂防事業における山腹工の効果について」
(京都大学大学院農学研究科教授  水山 高久)
「砂防事業と地域との関わり」
(大津市田上山砂防協会会長  北川 吉男)
・パネルディスカッション
「地域とともに歩み続けて136年、そして未来へ」
コーディネーター 京都大学大学院農学研究科教授  水山 高久
パネリスト
成安造形大学名誉教授、附属近江学研究所所長  木村 至宏
共生機構株式会社 取締役会長  友松 靖夫
甲賀市立多羅尾小学校 校長   藤田 康弘
滋賀県 土木交通部 部長    美濃部 博
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