おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

お知らせ

文化誌「近江学」第11号(特集 里のいとなみ)発刊いたしました

文化誌「近江学」第11号 表紙写真

文化誌「近江学」第11号 表紙写真

このたび、近江学研究所では、初年度から発刊して参りました文化誌『近江学』第11号(特集 里のいとなみ)を出版いたしました。
11号を機に、デザインを成安造形大学卒業生のグラフィックデザイナーの塩谷啓悟さん、編集をアートディレクターで活躍している玉置慎輔さんを迎えて、デザインリニューアルをしました。
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発行    成安造形大学附属近江学研究所  〒520-0248滋賀県大津市仰木の里東4丁目3-1
発行人   西久松 吉雄
編集長   小嵜 善通
デザイン  塩谷 啓悟 http://shiotanikeigo.com/
編集    玉置 慎輔
校正    岸田 幸治(サンライズ出版株式会社)
カバー写真 寿福 滋
印刷    宮川印刷株式会社
発売元   サンライズ出版株式会社  〒522-0004滋賀県彦根市鳥居本町655-1 TEL 0749-22-0627
発効部数  1,200部
定価    1,800円+税
ISBN  978-4-88325-651-8 C1420
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〈内容紹介〉
特集テーマは「里のいとなみ」。里山をテーマに世界で活躍する写真家今森光彦氏の写真レポートを始め、日本画家三輪晁勢が描いた「坂本の里坊」の考察、近江各地の里で守られる仏像と人びとの「結縁」の姿、万葉の里を訪ねる旅のエッセイ、瀬田・田上地域に収蔵された「民具」からその地を読み解く民俗学の論考、甲賀市信楽の「朝宮茶」「信楽焼」の職人たちへの取材など、「里のいとなみ」をテーマにした多彩な論考を収録。
〈目次〉
「里は物語る」
木村至宏(近江学研究所顧問)
「里という自然」
今森光彦(写真家)
「里の仏像、結縁する人びと」
伊東史朗(和歌山県立博物館館長、京都国立博物館名誉館員)
「江濃を結ぶ里―奥伊吹・甲津原ー」
髙橋順之(米原市教育委員会歴史文化財保護課主幹)
「古歌が繋ぐ古代と現代―万葉の地に遊ぶ―」
西本椰枝(文筆家)
「田上郷土史料館収蔵民具からみる里の暮らし」
須藤護(龍谷大学名誉教授・同大学里山学研究センター研究フェロー)
「里坊 律院の庭園と西教寺本堂大壁画」
加藤賢治(近江学研究所副所長)
「循環するスミカ―仰木の里山から―」
大岩剛一(近江学研究所客員研究員)
「里の伝説 仰木―「佐治の手」と「源満仲公」
永江弘之(近江学研究所研究員)
「湖北の里 下丹生」
吉村俊昭(近江学研究所研究員)
「旧跡 寝物語の里」
小嵜善通(近江学研究所研究員)
「蒲生野の里を訪ねて」
寿福滋(写真家)
「近江の風景を描く―白洲正子の世界」
西久松吉雄(近江学研究所所長)
「朝宮の茶 茶の進化を育む土地」
真下武久(近江学研究所研究員)
「里の生業―受け継ぐ精神―信楽勅旨 陶璃窯」
石川亮(近江学研究所研究員)
購入について〉〉〉
□ WEBから  サンライズ出版WEBサイトより 〉〉〉こちらから
□ WEBから  amazonより〉〉〉 こちらから
□ 大学内   附属近江学研究所にて 成安造形大学 本館棟1階事務所内

巻頭言「里は物語る」 著:木村至宏顧問  写真:寿福滋

巻頭言「里は物語る」
著:木村至宏顧問 
写真:寿福滋

「里という自然」 著・写真:今森光彦

「里という自然」
著・写真:今森光彦

「里の仏像、結縁する人びと」 著:伊東史朗

「里の仏像、結縁する人びと」
著:伊東史朗

「江濃を結ぶ里」 著:高橋順之

「江濃を結ぶ里」
著:高橋順之

「民具からみる里の暮らし」 著:須藤護

「民具からみる里の暮らし」
著:須藤護

「里坊」 著:加藤賢治

「里坊」
著:加藤賢治

「朝宮茶」 著:真下武久

「朝宮茶」
著:真下武久

「里の生業 信楽勅旨」 著:石川亮

「里の生業 信楽勅旨」
著:石川亮

【公募展】淡海の夢2018風景展 始まりました



今年で16年目を迎える「淡海の夢2018風景展」が開催しました。
公募による一般の方の絵画や写真作品を展示しています。
今年も風景画の魅力がつまった47作品があつまりました。
ぜひ、ご高覧ください。
【展覧会概要】
棚田・里山、湖辺の里 淡海の夢2018風景展 (おうみのゆめ)
会期 12月1日(土)~12日(水) 
時間 11:00~17:00
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト
休館日 日・月曜
入場無料
関連企画 アーティストトーク
12月1日(土)13:00~15:00 
会場 I棟1階プレゼンルーム(アートサイト横教室)
企画・監修/永江弘之(ながえひろゆき)(成安造形大学教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
主催/成安造形大学附属近江学研究所
問合せ 成安造形大学附属近江学研究所 077-574-2118
出品作品
47作品
一般公募作品 33点
学生選抜作品 11点
賛助作品   3点
【受賞作品】
クサカベ賞 5点

金田 幸雄 「日吉大社 渓流」
中村 忠治 「春まだ遠し」
田中 裕之 「湖西の朝」
岩﨑 恵子 「ハーモニー」
端根 黎香  「黄昏時」
ホルベイン賞 5点
藤井 誠  「棚田(1965年大津市仰木の里写真集より)」
宮北 美智子「懐かしい田園風景」
中田 あかね「棚田」
正井 恵未 「無題」
森山 遥香 「日向の古舟」

連続講座「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る」講座報告

日時:2018年11月10日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:杉山 知子 氏 (神保真珠商店店長)
対談:石川 亮 (本学准教授、近江学研究所研究員)
タイトル:2018年度 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第3回「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る-」
講座内容
大津市東海道沿いにお店を構える神保真珠商店は長年びわ湖で淡水真珠を養殖される方々との信頼関係を保ち良質な淡水真珠を発信、提供されてきました。淡水真珠を養殖し、宝飾品としてかたちになるには様々な条件が整い、多くの人の手に渡ってようやくその輝きを放ちます。それは時代の波に左右されない思い、自然と向き合う姿勢と丁寧なものづくりを持続する努力に他ありません。真珠を作り出すイケチョウガイの貝殻の美しさを生かした新たな展開にも迫ります。
講師プロフィール
杉山 知子 氏 (神保真珠商店店長)
1974年 滋賀県大津市生れ。’95年 平安女学院短期大学卒業。’96年日本アートスクール卒業。’96年 GEAプロセスエンジニアリング株式会社 でCAD設計として勤務を経て、’14年 家業の神保真珠店に入社。県庁前に実店舗をオープン。’17年 店舗を拡張し、煎茶サロンを併設。神保真珠店は、1954年親戚が有限会社神保真珠を創業、養殖を開始。’62年竹治の長男・神保恵一が神戸に神保真珠貿易を設立(伊吹末次郎が関わる)。’66年 祖父・伊吹末次郎が神保真珠商店を開業。
石川 亮 (本学准教授、近江学研究所研究員)
1971年、大阪府生まれ。1995年京都精華大学美術学部造形学科卒業。現在成安造形大学准教授。美術家。交通インフラやのそのシステムの興味から作品制作を始める。近年は国内の神仏にゆかりのある地に出向き、その場所の持つ性質やルーツを探ることが作品制作の糸口になっている。近作に地域伝承や地名をもとに名付けられた湧水を収集した作品「全体‐水」は個々の水が混ざりあい一つになるプロセスを作品にしている。宗教観と自然観を生活の中に取り込み、自然と対峙しながらも共存してきた日本人の感覚に注目している。

講師 杉山知子さん

講師 杉山知子さん


石川亮研究員との対談をしながら、お話しをお聞きしました

石川亮研究員との対談をしながら、お話しをお聞きしました



関連企画 
近江のかたちを明日につなぐ展vol.11「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る-」

会期 11月1日(木)~11月10日(土)
場所 聚英館1階 情報発信ギャラリー
本講座に合わせた関連企画「近江のかたちを明日につなぐ 展 vol.11」として、びわ湖真珠やそれを産み出す池蝶貝を利活用した様々なクラフトの展示を行いました。
展示において2015年本学地域連携推進センターが滋賀県水産課のプロポーザル「ビワパールまるごとブランディング事業」の採択を受け、滋賀県内の様々な技術者や発信者と手を組んで取り組んだ成果の一部を紹介します。
主催|成安造形大学附属近江学研究所
協力|神保真珠商店、中川木工芸比良工房、COMMUNE、NOTA &Design 、成安造形大学 キャンパスが美術館 他


連続講座「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」講座報告

日時:2018年10月27日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:澤村 芳幸 氏 (漁師)、松井 芳之 氏 (小松水産株式会社代表取締役社長)
対談:加藤 賢治(本学准教授、近江学研究所研究員)
タイトル:2018年度 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第2回「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」
講座内容
「待ちの漁法」といわれる琵琶湖独特の「エリ漁」。魚の習性を利用して、「つぼ」と呼ばれる数か所ある仕掛けに誘導し、集まってきた魚をすくい捕る漁法である。コアユ、ワカサギ、モロコ、コイ、フナ、エビなど「つぼ」入る獲物は季節によって異なる。天候にも左右されながら、自然とともに暮らすエリ漁師の1日に密着し、その暮らしを紹介する。また、オイサデ漁や地引網など、かつては盛んに行われていた漁法や、現在行われている漁など豊かな琵琶湖の水産業を現況を解説。湖と生きる人の生業の昔と今を追い、暮らしの幸福度についても考えます。
講師プロフィール
澤村 芳幸 氏 (漁師)
志賀町漁業共同組合(滋賀県大津市)の漁師。
松井 芳之 氏 (小松水産株式会社代表取締役社長)
滋賀県大津市北小松で小松水産業を営む。
加藤 賢治(本学准教授、近江学研究所研究員)
1967年、京都市生れ。立命館大学産業社会学部卒業、高等学校地歴科・中学校社会科 非常勤講師を経て、1997年成安造形大学事務局勤務。現在、同大学准教授・附属近江学研究所副所長・研究員として滋賀県をフィールドに宗教民俗の研究を続けている。

講演にお招きした(左)漁師の澤村芳幸さん、(右)水産業を営む松井芳之さん。

講演にお招きした(左)漁師の澤村芳幸さん、(右)水産業を営む松井芳之さん。


加藤賢治研究員との対談でした

加藤賢治研究員との対談でした







関連企画 
近江のかたちを明日につなぐ展vol.10「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」

会期 10月24日(水)~10月27日(土)
場所 聚英館1階 情報発信ギャラリー
本講座に合わせた関連企画「近江のかたちを明日につなぐ 展 vol.10」として、加藤研究員が北小松のエリ漁を取材した際の写真スライドショーを展示しました。

近江学フォーラム会員限定講座 第3回「里湖としての琵琶湖-水辺の村落景観と民俗文化」講座報告

日時:2018年9月29日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:佐野 静代 氏(同志社大学教授)
タイトル:2018年度近江学フォーラム会員限定講座 第3回「里湖としての琵琶湖-水辺の村落景観と民俗文化」
概要 
琵琶湖のほとりでは、漁撈やヨシ刈りなど、水辺の資源を利用した営みが古代から続けられてきました。これらの生業活動はいわば「人の手の加わった自然」として、里山と並ぶ「里湖」の景観を作り出してきたといえます。今回はこの「里湖」としての琵琶湖の景観史と民俗文化について、菅浦など水辺の村々を事例に取り上げ、今日的な意義も含めて考察したいと思います。
講師プロフィール
1968年京都市生れ。奈良女子大学助手・滋賀大学准教授を経て、現在、同志社大学文学部教授、博士(文学)。専門は歴史地理学。著書に『中近世の村落と水辺の環境史―景観・生業・資源管理』(吉川弘文館、2008年)、『中近世の生業と里湖の環境史』(吉川弘文館、2017年)。
詳細の報告は後日行います。

会場風景

会場風景

連続講座(写生会)「淡海の夢2018 」近江八幡・八幡堀と城下町写生会 報告

日時:2018年9月22日(土)9:30~17:30
場所:近江八幡市 八幡掘周辺
講師:永江 弘之 (本学教授 本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)
タイトル:2018年度 連続講座(写生会)「淡海の夢2018 」近江八幡・八幡堀と城下町写生会
講座内容
琵琶湖を中心とした棚田・里山、湖国の風景は今、次世代に引き継ぎたい美しく貴重な日本の原風景として広く注目されています。「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し固有の価値を再発見する講座です。成安造形大学の教員が、風景写生のコツをレクチャーし、講評会を実施します。「プロのアドバイスを受けられるチャンス」とご好評いただいております。ぜひお申込みください。
【写生会場について】
近江八幡は、豊臣秀次が築いた八幡山城下町から発展した近江商人と水郷の町。八幡堀周辺や豪商たちの白壁の土蔵や旧家が建ち並ぶ旧市街地は、国の重要文化的景観の第1号と重要伝統的建造物群保存地区に選定され、歴史情緒を感じる風景が魅力です。
永江 弘之 (本学教授 本研究所研究員)
1960年大阪府生まれ。大阪教育大学教育学部卒業。中学校美術科教諭を経て、2003年成安造形大学講師となり、現在、成安造形大学芸術学部芸術学科イラストレーション領域教授、08年から同大学附属近江学研究所研究員。近江学研究所公開講座「淡海の夢」(写生会・公募展)企画責任者。近江の風景に魅せられ、色彩感あふれる写実風景画や幻視風景画を制作。

朝のレクチャーの様子

朝のレクチャーの様子




講師の永江研究員によるアドバイスを受ける受講者さん

講師の永江研究員によるアドバイスを受ける受講者さん


永江研究員の写生の様子

永江研究員の写生の様子


講師の待井先生

講師の待井先生


講評の様子

講評の様子

【お知らせ】淡海の夢「近江八幡・八幡掘と城下町写生会」(9/22)実施について


淡海の夢「近江八幡・八幡掘と城下町写生会」受講者の皆様
明日9月22日(土)は、現時点(9月21日14:30)の天気予報では、
朝は弱雨、その後は徐々に天候が回復する予想となっています。
写生会につきましては、開催いたしますので、お気をつけてお越しください。
お待ちしております。
なお、欠席される場合の連絡は特に必要ありません。
近江学研究所

「淡海の夢2018風景展」出品作品公募します。

淡海の夢風景展では、琵琶湖の豊かな水系の中で育まれた棚田・里山、そして歴史ある町並みや湖岸の景観を中心とした湖辺の郷が織りなす風景を、さまざまな視点・アプローチで表現した 平面作品(絵画・版画・写真など)を公募します。ふるってご応募ください。

公募展募集チラシ

公募展募集チラシ


【公募展名】   「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2018風景展」
【会  期】   12月1日(土)~12月12日(水)
11:00~17:00 | 入場無料 | 日曜・月曜 休館 |
【会  場】   成安造形大学 ギャラリーアートサイト
(応募多数の場合は、学内の2会場で展示します)
◎ 12月1日(土)に企画者 永江弘之、ほか本学教員によるアーティストトークを予定しています。時間は決まり次第お知らせいたします。
【企画・監修】  永江弘之(成安造形大学教授・本研究所研究員)
【主  催】   成安造形大学附属近江学研究所
【協  賛】   株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
応募要領  ※詳細は作品募集要項をご確認ください。----------
応募資格   プロ、アマ、幼小中高校生を問わず、どなたでも応募できます。
※ 応募作品多数の際は、審査を実施いたします。
作品サイズ  幅120㎝以内(50号の長辺幅まで。額・マットは作品サイズに含まず)
出品点数   1人1点まで
出品料    無料
応募方法   「作品募集要項」に掲載の出品票を、郵送にて送付ください。「作品募集要項」は、下記の作品募集要項[PDFデータ]からダウンロードしてください。
出品申込締切 2018年10月30日(火)〔当日消印有効〕
搬入日    2018年11月13日(火)・14日(水)・15日(木)
搬入方法   送付または、附属近江学研究所 窓口へ持ち込み
>>>淡海の夢2018公募チラシ ダウンロード[PDFデータ839kb]
>>>淡海の夢2018風景展 募集要項[PDFデータ280kb]
>>>「淡海の夢2010~2016風景展」出品作品を近江ギャラリーで公開しています。

近江学フォーラム会員限定講座 第2回「琵琶湖と人のかかわり」講座報告

日時:2018年7月14日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:仁連 孝昭(成安造形大学客員教授)
タイトル:2018年度近江学フォーラム会員限定講座第2回「琵琶湖と人のかかわり」
概要 
琵琶湖再生保全法(2016)は「自然と共生する社会の実現」を謳い、滋賀県のマザーレイク21計画(2000)はその基本理念として「琵琶湖と人との共生」を掲げている。しかし、共生を根付かせることはそれほど簡単ではない。琵琶湖は古くからそこに暮らす人々にとってかかわりの深い湖であり、時代の変化とともにそのかかわり方を変えてきた。琵琶湖と人のかかわりの変遷を振り返りながら、琵琶湖と人の共生について考えてみたい。
講師プロフィール
1948年、大阪市生れ。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。広島大学、日本福祉大学、滋賀県立大学で教育研究に携わる。2016年より成安造形大学客員教授。生命世界と共生できる人間社会の再構築を模索している。著書として『持続可能な水環境政策』『環境と開発』『小舟木エコ村ものがたり』などがある。
講座の詳細は後日報告いたします。

仁連 孝昭 氏(成安造形大学客員教授)

仁連 孝昭 氏(成安造形大学客員教授)


熱心に講義を聞く近江学フォーラム会員のみなさん

熱心に講義を聞く近江学フォーラム会員のみなさん

連続講座「近江~記憶と記録のかたち-8ミリフィルムからみる近江の暮らし-」講座報告

日時:2018年6月30日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:おうみ映像ラボ(長岡野亜、大原歩、大藤寛子、藤野ひろ美)
ゲスト:吉岡 博行 氏 (映像技師・株式会社吉岡映像代表取締役)
タイトル:2018年度 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第1回「近江~記憶と記録のかたち-8ミリフィルムからみる近江の暮らし-」
講座内容
滋賀県内のくらしや文化を記録する映像の発掘・発信をしている「おうみ映像ラボ」。映像を通して、地域に引き継がれた技術や知恵・共同体の姿に「共感する場」をつくることを目的に活動しています。本講座は「8ミリフィルム発掘プロジェクト」の中で提供された滋賀県各地(主に草津・彦根・能登川等)のフィルムを映像技師の吉岡氏にお話しを伺いながら映写機やプロジェクターで上映します。また、地域における映像アーカイブのネットワークの可能性を探ります。
おうみ映像ラボ
長岡野亜、大原歩、大藤寛子、藤野ひろ美
2014年より滋賀県全域を対象にくらしや文化を記録する映像の発掘・発信をしている。少人数で鑑賞する「見聞会」、100人規模の「上映会」、映像の制作背景に出会い撮影地を訪ねる「遠足」などを行う。’16年から「8ミリフィルム発掘プロジェクト」を実施。’14~17年 滋賀県「美の滋賀」地域づくりモデル事業受託。’17年「文化で滋賀を元気に賞―映像を未来につなぐ文化賞」受賞。
ゲスト 
吉岡 博行 氏 (映像技師・株式会社吉岡映像代表取締役)
1955年京都生れ。44歳でフィルムの修復を始める。’98年吉岡映像設計事務所設立。’08年株式会社 吉岡映像へ移行。8mmフィルム、16mmフィルム、9.5mmフィルムの修復と、映画フィルムをビデオ・DV・DVD等に変換する作業「テレシネ」を行う。10年間におよそ5000本ものフィルム修復をてがける。
詳細は後日ご報告します。

8ミリフィルムについて解説する 吉岡氏

8ミリフィルムについて解説する 吉岡氏


8ミリフィルムを撮影した小林さんに、フィルムを見ながら解説いただいた。

8ミリフィルムを撮影した小林さんに、フィルムを見ながら解説いただいた。


小林さん撮影の8ミリフィルム 大津市仰木地区のお正月準備の餅つきの様子

小林さん撮影の8ミリフィルム 大津市仰木地区のお正月準備の餅つきの様子


8ミリフィルム映像を提供いただいた岸野さんと大原研究員

8ミリフィルム映像を提供いただいた岸野さんと大原研究員


岸野さんが提供した8ミリフィルム「琵琶湖一周大学駅伝」の一場面

岸野さんが提供した8ミリフィルム「琵琶湖一周大学駅伝」の一場面


実際に8ミリ映写機を使って8ミリフィルムを見ました。

実際に8ミリ映写機を使って8ミリフィルムを見ました。


8ミリフィルムの魅力について解説する長岡氏

8ミリフィルムの魅力について解説する長岡氏

後半は映像の記録や保存、その活用について対談形式で進みました。

後半は映像の記録や保存、その活用について対談形式で進みました。

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