おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
お知らせ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
お知らせ
本日はその淡海の夢企画が、10周年を迎えることを記念して、
「淡海の夢 10周年のお茶会」を開催しました。
開会のごあいさつ 木村所長
イラストレーター 井上直久先生
食&夢工房の地元の柚子をつかった柚子茶でおもてなししました。
出品者の方から、嬉しいカステラのさしいれ。
ブライアン賞では、映像による作品コメントを上映
本日(12月5日)より開催しました「淡海の夢2012風景展」は、
一般の方と学生の応募作品による公募風景展です。
本年度は、52作品が出展しています。
I棟1階アートサイトにて開催 タイトルパネルが目印です
滋賀県(近江)の風景を様々な表現で描かれている力作ばかりです
本年度は写真作品も多数出展されています
展示会場前には近江学研究所の紹介コーナーも!
12月2日(日)「近江 里山フィールドワーク」の最後の授業が行われました。
この日は大変気温が低くなりましたが、時折晴れ間がのぞく天候に恵まれ、
今森光彦本学客員教授が管理する雑木林「萌木の国」で授業が行われました。
午前11時JRマキノ駅に集合、雑木林に入ると早速今森教授から、
「もともとこの辺りの雑木林はクヌギやコナラなどが中心で、燃料を生産する薪炭林として活用されており、
人間の手が丁寧に入り、多くの生物とともに共存してきた。そして現在は炭の需要が無くなり、
シイタケのホダ木をつくるための雑木林を残して、極端に少なくなってしまったが、
生物多様性を考えるとき、この雑木林が持つ力をじっくり見つめ直す必要がある」など、
雑木林の歴史や機能についての解説がありました。
熱心に解説する今森教授
雑木林の中で今森教授の解説を受ける学生
枝打ち作業
倒れたクヌギを細かく裁断する学生
コオロギとキリギリスの両方の特徴を持っているコロギスの生態を解説する今森教授
学生がコロギス発見!
22種類あるというドングリの種類を確認
シイタケのホダ木をつくる雑木林を見学
ブライアンさん
淡海の夢風景展は、本年で10周年を迎えました。
琵琶湖を中心とした湖国の自然や風景、町並みは今、次世代に引き継ぎたい美しく
貴重な日本の原風景として広く注目されています。
本展は公募風景展です。
一般の方や学生の作品を通して、近江の素晴らしい景観と固有の価値を再発見していただけると幸いです。
ご高覧ください。
【公募展】 「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2012風景展」
【会 期】 12月5日(水)~12月15日(土)
12:00~18:00 | 入場無料 | 日曜休館 |
【会 場】 成安造形大学 ギャラリーアートサイト
■関連企画 淡海の夢10周年のお茶会
近江の風景やスケッチなどについて語りあう、ささやかな会を開催します。
本年度の授賞式も行いますので、ぜひご参加ください。
【日時】 12月8日(土)14:00~15:30
【場所】 本学I棟 1階 プレゼンテーションルーム
(風景展会場「ギャラリーアートサイト」隣の教室になります)
【参加料】無料
【申込み】不要
【企画・監修】 永江弘之(成安造形大学准教授)
【主 催】 成安造形大学附属近江学研究所
【協 賛】 株式会社クサカベ、ホルベイン工業株式会社
展覧会 チラシはこちらから。
京都新聞11月22日(木)朝刊
会員限定講座の四回目として、筆者である私、加藤研究員が今まで取材してきた身近な「宮座」の祭礼について話をしました。「宮座」とは昭和のはじめに肥後和男博士が宮座の宝庫と呼ばれた滋賀県を舞台に調査し、そのかたちを分類しましたが、時間がたつにつれ、そのかたちが変容してきています。
仰木と堅田という身近な集落に付いても例外ではなく、肥後氏の研究では分類できないような宮座が運営されています。
この日は、仰木祭りにおける親村(しんむら)よばれる村座組織の役割や、かつては野神講が行っていた野神祭りの現状など、二つの宮座の祭礼の変化を詳しく紹介しながら、祭礼の現状を報告しました。
日時:2012年11月17日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:加藤 賢治氏 (附属近江学研究所 研究員)
平成23年度よりはじまった文化・経済フォーラム滋賀主催の「近江屋」研究プロジェクト。
近江学研究所からは、木村所長、加藤研究員が関わっております。
今月、その報告会が開催されます!
若干席に余裕がありますので、申込締め切りは11月16日(金)までですが、
お問い合わせいただくと、ご参加いただけます。
ぜひ足をお運びください!
京都新聞 研究スタートの時の記事>こちら
滋賀報知新聞記事>>こちら
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近江屋研究プロジェクト研究報告会
「現代近江屋考 ~近江屋という屋号から見えるもの~」
文化・経済フォーラム滋賀では、全国の「近江屋」という屋号をもつ企業にアンケートを実施し、そこから近江の文化力やその魅力を探ろうとする『近江屋研究プロジェクト』を平成23年度より行っています。
今回、その結果を踏まえながら、近江商人研究の第一人者である宇佐美英機氏に近江商人の全国における活躍について講演いただき、また「近江屋」として経営を続けてこられた近江屋ロープ株式会社代表取締役社長の野々内達雄氏に、屋号のいわれや家業についてインタビューを行います。
最後に、まとめを文化・経済フォーラム滋賀代表幹事である木村至宏氏が近江文化の未来について、提言いたします。
<内容
○はじめに 「近江屋研究プロジェクト研究報告」
報告者:加藤 賢治 氏(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
○第1部 基調講演「近江商人を語る」
講演者:宇佐美 英機 氏(滋賀大学教授・滋賀大学経済学部附属史料館館長)
○第2部 インタビュー「近江屋という屋号を掲げて」
ゲスト:野々内 達雄 氏(近江屋ロープ株式会社代表取締役社長)
聞き手:加藤 賢治 氏(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
○まとめ 「近江屋研究から見えるもの」
木村 至宏 氏(文化経済フォーラム滋賀代表幹事・成安造形大学附属近江学研究所所長)
日 時 : 平成24年11月23日(金・祝) 午後2時〜4時
場 所 : 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール小ホール
入 場 料 : 無料
>> 「近江屋研究プロジェクト研究報告会」 開催案内・申込書
本学で、開催している、SEIAN ARTS ATTENTION VOL.3 2012秋の芸術月間
「CHI-KEI|風土のかたち、ながめ、かかわり」の後半展示として、
本日より、ブライアン・ウィリアムズ「ブライアンの目−いま・むかし−」展がはじまりました。
ブライアン氏の琵琶湖を取り巻く自然・里山景観への思いや眼差しが伝わる作品群になっています。
曲面絵画もとても魅力的。
奥行きある近江の空間を、空飛ぶように見ることが出来ます。
ぜひ、足をお運びください!
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ブライアン・ウィリアムズ「ブライアンの目−いま・むかし−」
期間:11/16(金)~12/1(土)
会場:成安造形大学 I棟1階 ギャラリーアートサイト
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ブライアン・ウィリアムズ氏の来日から40年。
「景観は環境の健康をはかるバロメーター」を信条に風景画家の立場から自然保護再生を訴えてきた氏の想いは、現在、曲面絵画という形で結実しています。
曲面絵画は、現場の空間の中での画家の視線の動きを鑑賞者にも追体験させる試みです。それは、画家がイメージした「環境」に鑑賞者を包み込もうとする試みでもあります。曲面絵画が生み出す作品世界(環境)、作家の想いを形にした「かけがえのない未来の風景」に包まれた時、私たちは何を感じるでしょうか。
企画:永江弘之(イラストレーション領域准教授、附属近江学研究所研究員)
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また、展示最終日には、近江学研究所の公開講座にも登場いただき、
永江弘之研究員との対談を開催します。
連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~風土のかたち -琵琶湖の原風景-」の
申し込みは本日16日まで。まだの方はお早めにお願いします。
申込みはこちらから
本学内で人気のカフェテリア「結」の経営者で、有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊国屋代表取締役の岩田康子氏を講師に迎え、ご自身の体験をもとにした「ローカルフード」について語っていただきました。
前半の講演では、滋賀県に移住し、ブルーベリーを栽培始められた当時の話から、かまどでご飯を炊くもてなしの発見、子供達に食べる楽しさをしらせること、そしてお手伝いのおばさまが話してくれた小さな幸せの話など、岩田氏が日常感じておられる食育や価値観について熱心に語っていただきました。
後半は、近江学研究所大岩剛一研究員が聞き手となって対談が行われました。
大岩研究員は東京、岩田氏は京都と出身地は異なりますが、お二人は同世代であり、高度経済成長とともに、常にお金が出回り、ものにあふれた時代に成長されたとのこと。お互いに大量生産大量消費というこの社会の問題点を話されながら、食べ物に対しては特に、安く、簡単に手に入るものは基本的に体に悪いと警鐘を鳴らされました。
すでに現代の経済社会の中で生活している我々は、どうしても安価で、手に入れやすいものに目が移ってしまう。難しい問題ではあるが、国民全員が本当に大切な次世代の価値観を持つことができるかということで、そうなれば社会も変わっていくのでは、と対談の最後を締めくくられました。
前半は岩田康子氏の講演が行われました。
大岩剛一研究員