近江学研究所の活動の進捗 | 研究員の活動

加藤研究員が「近江屋研究プロジェクト」研究報告会にて発表します


本研究所の研究員である、加藤賢治研究員が、
研究に関わっている文化・経済フォーラム滋賀主催
「近江屋研究プロジェクト」研究報告会にて発表を行ないます。
<「近江屋」研究プロジェクト研究報告会>
現代近江屋考 ~近江屋という屋号から見えるもの~2  
「近江屋-龍馬暗殺の謎」

今回は、龍馬暗殺の場所となった「近江屋」にスポットをあて、龍馬暗殺の謎について
幕末維新ミュージアム霊山歴史館副館長の木村幸古氏にご講演いただきます。
また「近江屋清右衛門」の屋号を受け継ぐ株式会社「近清」代表取締役・櫻井慎也氏に
ご登壇いただき、「近江屋」という伝統をブランドとして活躍される今を語っていただきます。
日時:平成25年12月22日(日)14時~16時
場所:ピアザ淡海3F 大会議室(滋賀県立県民交流センター)
入場無料・要申込

主催:文化・経済フォーラム滋賀
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第1部 「近江屋研究プロジェクト研究報告」
報告者:加藤 賢治 氏(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
第2部 【特別講演】「近江屋-龍馬暗殺の謎」
講演者:木村 幸比古 氏(幕末維新ミュージアム霊山歴史館副館長)
第3部 インタビュー「近江屋という屋号」
ゲスト:櫻井 慎也 氏(株式会社「近清」代表取締役)
聞き手:加藤 賢治 氏(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
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申込チラシはこちらから!
お問合先/お申込先
文化・経済フォーラム滋賀事務局
((公財)滋賀県文化振興事業団 事務局本部内)
〒520-0044 滋賀県大津市京町四丁目3-28
TEL:077-522-8369 FAX:077-522-9647
Email:bunka-keizai@shiga-bunshin.or.jp

八王寺山の家・自力建設プロジェクト ワークショップ開催!2日目

2013年8月17日(土)、18日(日)の2日間、昨年度から建材素材集めや上棟式などに取り組んできた大津市仰木地区の「仰木自然文化庭園構想 八王寺組」が主催する、拠点となる小屋の建設ワークショップに参画しました。
この活動は、近江学研究所が、研究活動「八王寺山の家”地域拠点”自力建設プロジェクト」の一環として、地元仰木との活動を授業化し、研究員と学生が参画するものです。
1日目の作業は>>>こちらから
<2日目の作業の様子>
八王寺山の家・自力建設プロジェクト 藁積み・荒壁づくりワークショップの2日目。
1日目にも増して快晴。

まず、始めに八王寺組の上坂会長からごあいさつがありました。

そして、カイルさんより、ストローベイルハウスの特性についてレクチャーがあり、
今日の作業行程、作業の分担について説明がありました。
学生たちもそれぞれ作業を分担しています。

土壁に隠れるベイルを覗く「真実の窓」の窓部分を汚れないように養生をする作業。

ベイルを留める竹杭の先端をとがらせる作業

「真実の窓」ができる下面の壁にレリーフをつくることになり、イラストレーション領域の学生たちは急遽デザイン案を考えることに。
テーマは「棚田」です。
そして、2層目の荒壁塗り作業。

1層目の土よりも、藁を沢山入れて、強度をつよめます。この土をベイルとベイルのくぼみや、壁の形の成形に使います。
土づくりが重労働。男の人たちが交代しながら行ないます。

壁の上面のラインをきれいにみせるように、指示を仰ぎながら、土をのせて、形を整える作業を繰り返します。
午前の作業は終了。

お昼ごはんは、鹿肉カレー!

そして、二種類の夏野菜たっぷりサラダ。
身体が元気になります。
レリーフ案が決まりました。イラストレーション領域3年のツリアンディカ・アンジャニさんのデザインです。


レリーフをつくっていきます。
壁面の形成が整い、レリーフができました。
14時、いよいよ仕上げとなる3層目を塗っていきます。

仕上げの土は、粉砕した藁スサをたくさん混ぜて、水分を含んだ柔らかい土です。
これをゴム手袋の手で、すーっと上塗りしていきます。手のひらで壁を撫でていきます。

撫でていくと、すこしづつ光沢が生まれていきます。

そして、2日間の作業が終わり、小屋の中には存在感のある、美しい壁が立ち上がりました。

2日間、暑い中で長時間の作業でしたが、
学生たちが地域の方や、一般の方々になじみながら、
作業を率先して、みんなを引っ張るように動いている姿はとても頼もしくみえました。
そして、この小屋が、地域の方々にとっても、関わった多くの方にとっても大切な場所になることがわかりました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうござました。

八王寺山の家・自力建設プロジェクト ワークショップ開催!1日目

2013年8月17日(土)、18日(日)の2日間、昨年度から建材素材集めや上棟式などに取り組んできた大津市仰木地区の「仰木自然文化庭園構想 八王寺組」が主催する、拠点となる小屋の建設ワークショップに参画しました。
この活動は、近江学研究所が、研究活動「八王寺山の家”地域拠点”自力建設プロジェクト」の一環として、地元仰木との活動を永江弘之研究員(イラストレーション領域准教授)をはじめ研究員を中心に、授業化をして、学生も一緒に研究活動をするものです。
<2日間の作業>
小屋の内装にストローベイルの壁面を作ります。
1日目は、ストローベイルという稲藁を圧縮したブロックを積み上げ、
2日目は、ベイルの上から土を塗り、土壁を作るという作業を行いました。
ワークショップの指導には、特別講師として2名お招きしました。
アメリカ人のカイル・ホルツヒューターさん。
日本大学にて環境建築を研究しながら、自ら左官業を極める活動をおこなっている方で、これまでもストローベイルハウスのワークショップを数多く手掛けています。
そして、この昨年まで本研究所の研究員・本学教授であった建築家の大岩剛一先生。
今年度からは客員研究員として、この研究に携わっておられます。
日本でストローベイルハウスの設計をされて、自然素材の自ら作る建築の在り方をワークショップを通して普及していく活動をされています。

左:大岩剛一先生 右:カイル・ホルツヒューターさん

左:大岩剛一先生 右:カイル・ホルツヒューターさん

カイル・ホルツヒューターさんについては>>>こちらから
大岩剛一先生のストローベイルハウス活動については>>>こちらから
<1日目の作業の様子>

午前中は、八王寺組メンバーと上仰木農業組合の皆さんと、成安造形大学スタッフ、学生、そして講師の先生方のみで、
午後に行う一般公開ワークショップの準備を進めました。
まずは、小屋にストローベイルを運び込みます。

小屋のベイルを積む壁面には、ベンチにする箇所に木枠がとりつけられています。

土に混ぜるワラを「押し切り」という道具をつかって5cmに切っていきます。
学生たちは以前も使用したことがあるので、手馴れています。

カイルさんの指導で、土が付きやすいように、木枠などにシュロ縄や麻縄を巻きつけていきます。

お昼のお弁当は、仰木の上坂さんお手製。とても美味しかった。

午後からは一般参加の方も一緒に作業を進めていきます。
参加者は八王寺組の棚田ボランティアやオーナーなどに参加されている常連の方や、ストローベイルハウスについて関心をもっている方が埼玉や広島など遠方からも駆けつけられていました。
まず、八王寺組会長の上坂雅彦さんからご挨拶。

はじめにカイルさんから作業工程について説明があり、各人に仕事を振り分けていきます。
皆、グループになりながら作業を進めていきます。

ベイルを積み始めました。2段目からは竹串を打ち込んでベイルを固定していきます。

通常の大きさのベイルでは狭い場所に合わせて、「カスタムベイル」を作ります。
午前中にカイルさんから指導を受けた学生が指導者となっています。頼もしい姿です。

どんどん高くベイルが積みあがってきました。

順調にベイル積みが進んだので、次の行程「下塗り」作業へ。
粘土質の強い土(藁を少なめに混ぜる)を、ベイルに薄く塗りつけていきます。
2日目に塗る土との接着剤代わりになるもの。
今日の作業はここまで。

夕方からは、八王寺組が交流会としてバーベキューを開催してくれました。
暑い中、熱中症にもならず一日が終わりました。明日もがんばるぞ、乾杯!

交流会では、大岩先生が設計し、カイルさんが壁を手掛けたという神奈川県にあるお寺ができるまでのドキュメンタリーDVDが上映されました。今回と同じように多くの人が集って、「場所」を作り出していました。
最後に上坂会長から、
「これは現代版の「結」だと思う。たくさんの人の気持ちがつながる場所にしていきたい」との言葉に、
とても胸があつくなる気持ちになりました。
<2日目につづく>

仰木ふれあい夏祭りにて「仰木ふるさとカルタ」をお披露目!


2013年8月3日(土)大津市仰木(おおぎ)地区の大津市太鼓会館にて開催された「仰木ふれあい夏祭り」に、
「仰木ふるさとカルタ制作」に取り組んだ永江弘之(ながえひろゆき)研究員と学生スタッフが参加しました。

午前中は大学にてカルタ会の準備を行いました。

午前中は大学にてカルタ会の準備を行いました。


カルタ会の1位になった人へプレゼントする「特製カルタメダル」

カルタ会の1位になった人へプレゼントする「特製カルタメダル」


大津市太鼓会館

大津市太鼓会館


15時頃、会場である太鼓会館へ向かい、会場内にブースをつくり、
仰木ふるさとカルタのお披露目と、カルタ大会を3回開催しました。

白熱する子供たち

白熱する子供たち


仰木学区老人クラブ連合会長の堀井さん

仰木学区老人クラブ連合会長の堀井さん


カルタ会では、カルタ制作にご協力くださった仰木学区老人クラブ連合会長の堀井さんに
カルタに描かれた仰木のくらしについて解説いただきました。
最後のカルタ会は、仰木っ子チーム対成安チームで対戦。

最後のカルタ会は、仰木っ子チーム対成安チームで対戦。


おじいさんおばあさんと子供たちが大学生と一緒になってカルタを通しながら、
地元の暮らしにある知恵や技術、思い出を共有する大事な時間となりました。

津田睦美研究員が岐阜にて講演を行いました。


本研究所の津田睦美研究員(写真家・本学教授)が、
過日7月7日(日)、岐阜県ホテルパークにて、
岐阜日仏友好協会・岐阜県国際交流センター主催の講演会
「岐阜出身移民の手記で辿る−仏領ニューカレドニアの日本人移民史」と題して講演を行いました。
津田研究員は、長年ニューカレドニアの日本人移民について研究・制作活動を行なっています。
今回の講演は、1900年に岐阜からニューカレドニアに渡った名和喜一郎さんが残した手記をとおして、移民史を紹介するものでした。また、講演では本学の卒業生で、[rimacona] として活躍する歌手柳本奈都子さんが講演内容を受けて制作したオリジナル曲も披露されました。
詳しくは,
津田睦美研究委ホームページより>>こちらから
[rimacona]柳本奈都子さんについては>>>こちらから
===津田睦美講演会===
「岐阜出身移民の手記で辿る−仏領ニューカレドニアの日本人移民史」
7月7日(日)14:00-15:30(開場13:45)
会場:ホテルパーク(入場無料、要予約)

近江里山フィールドワーク第1回目のFWを行ないました!

集合場所で挨拶する学生たち。これから踏査スタート!

集合場所で挨拶する学生たち。これから踏査スタート!


プロジェクト演習A1「近江・里山フィールドワーク」、
監修今森光彦先生(写真家・本学客員教授)、
特別講師佐藤悦子先生の授業が7月7日(日)に行なわれました。
一昨年まで取り組んでいた今森光彦氏の授業「雑木林再生プロジェクト」と、

「仰木森林学入門/仰木森林保全ボランティア」の2つの授業が合わさった形で、

1年を通した授業としています。過日、5月17日(金)にガイダンス&レクチャーが行われ、
この日は実際に山に入ってのフィールドワークが行なわれました。
途中休憩。佐藤講師が雑木林と人工林の違いを説明

途中休憩。佐藤講師が雑木林と人工林の違いを説明


頂上付近の絶景ポイントで森林組合の方々と記念撮影。

頂上付近の絶景ポイントで森林組合の方々と記念撮影。


この日の目的は、上仰木・辻ヶ下森林組合が管理する杉・檜の人工林に入り、
上仰木と辻ヶ下、2ヶ村が保有する森林を踏査することです。
踏査とは森林の境界線を確認することと、異常がないかを調べることです。
学生たちは実際に森林に入り、組合員や佐藤特別講師から人工林の特徴を学びました。
急な山道を行く

急な山道を行く


山頂付近の目的地でお昼ご飯。美しい琵琶湖を眺めながらお弁当をいただきました

昼食後、30分程度レクチャー。人工林のの歴史と山を守る地元森林組合の方々の活動を学びました

昼食後、30分程度レクチャー。人工林のの歴史と山を守る地元森林組合の方々の活動を学びました

山頂付近の目的地でお昼ご飯。美しい琵琶湖を眺めながらお弁当をいただきました


学生たちは、途中急斜面の登りや、急な降りに閉口しながらも琵琶湖が一望できる
絶景ポイントではその美しさに疲れを忘れていたようです。
昼食後のミーティングでは、自己紹介や人工林の歴史や保全活動の重要性を学びました。
急な斜面を下山。仰木の奥宮である滝壺神社にお参り。白鳳時代に遡る仰木の出発点を確認しました

急な斜面を下山。仰木の奥宮である滝壺神社にお参り。白鳳時代に遡る仰木の出発点を確認しました


仰木の水源で涼をとる学生たち

仰木の水源で涼をとる学生たち


最後に反省会。学生たちは「来てよかった。勉強になりました」など、それぞれ感想を述べました

最後に反省会。学生たちは「来てよかった。勉強になりました」など、それぞれ感想を述べました


最後に学生たちは、森林組合の役員の方々を前に、
「普段は山を遠くから見ているだけですが、初めて山に入ってみて色々な発見がありました」
「森林を保全することは大変難しく、多くの人々の努力が必要なのだと理解できました」
「初めてこのような森林に入り、心が癒されました」
などそれぞれ感想を述べました。
次回9月は、間伐作業の体験、10月の木工作業と続きます。
その後は、今森先生が管理されている雑木林に入って生物多様性について学びます。
今後も楽しみです。
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

淡海の夢2013「仰木・棚田写生会」開催しました。

田植えを終えた仰木地区平尾の馬蹄形の棚田

田植えを終えた仰木地区平尾の馬蹄形の棚田


5月25日(土)に淡海の夢2013「仰木・棚田写生会」を開催しました。
今年から各所1日開催になりましたが、37名のの一般の参加者に、
本学イラストレーション領域の学生さんたちも参加し賑やかな写生会となりました。
天候は真夏のような快晴となり、絶好の写生日和となりました。
朝のレクレーション

朝のレクレーション


永江研究員から写生開始前に、
昨年から仰木の棚田周辺を取り囲むように獣害対策の柵が張られたことについて、
景観としてみると残念な部分もあるが、地元農家の方々が本当に苦労されて
生産作業を行っていることについて理解をした上で描いてほしいという、
参加者の皆さんへお話がありました。
棚田の縁にはイノシシやシカからお米を防護するため柵がはりめぐされている。

棚田の縁にはイノシシやシカからお米を防護するため柵がはりめぐされている。


今回は、地域の田植えが終わった5月下旬になり、
水の張った美しい棚田が広がり気持ちのいい写生となりました。
ただ、厳しい日差しのため、棚田桜などの木陰でしか制作ができず、
描く場所の選択肢が少なかったように思いました。
風景画制作中の永江先生

風景画制作中の永江先生


制作に集中する参加者のみなさん

制作に集中する参加者のみなさん


講評会では、フォトグラファー・グラフィックデザイナーの阪東勲先生に講師として登場していただきました。
講評する阪東先生

講評する阪東先生


イラストレーションクラスの永江研究員と、グラフィックデザイナーの阪東先生お二人から、参加者一人一人へ構図から画材についてのアドバイスを丁寧にされ、参加者の皆さんは大変参考になったと思います。
一人一人の作品へ講評する永江先生

一人一人の作品へ講評する永江先生


また、偶然、イラストレータ-の井上直久先生も棚田へ写生に訪れられ、
講評会にも参加いただきました。受講者や学生の皆さんは、とてもラッキーでした。
左 永江先生作品 右 井上直久先生作品

左 永江先生作品 右 井上直久先生作品


参加者の皆さんからは、獣害対策の柵は気にならなかった。棚田は気持ちよく来年もここで描きたい、とてもよい経験になったと喜びの声をいただきました。
暑い中、ありがとうございました。
今年度の写生会は、6月22日(土)の坂本・石垣と里坊の町写生会、10月20日(日)の堅田・湖族の郷写生会になります。
2013年度近江学研究所の公開講座についてはこちらから↓
<ご案内>
写生会を開催している大津市仰木地区平尾の棚田では、「平尾 棚田・里山 守(も)り人の会」が棚田保全活動をしています。
平尾地区の有志の方と、仰木の里や京阪神の都市住民が一緒になり会を結成し、さまざまな立場で棚田を見守る人を集めたいと、棚田ボランティアや棚田オーナー制度に取り組んでいます。
「平尾 棚田・里山 守り人の会」ホームページはこちらから

今森光彦氏監修【近江・里山フィールドワーク】始動!

今年もプロジェクト演習A1「近江・里山フィールドワーク」として、
監修今森光彦先生、特別講師佐藤悦子先生の授業がはじまりました。
一昨年まで取り組んでいた今森光彦氏の授業「雑木林再生プロジェクト」と、
「仰木森林学入門/仰木森林保全ボランティア」の2つの授業が合わさった形で、
1年を通した授業として行われています。
過日、5月17日(金)にガイダンス&レクチャーが行われました。

まず、本研究所の加藤研究員より、
日本の山の管理の背景と仰木の取り組みについて解説。

日本の多くの集落では、山を持っており、
燃料や建材などを得る重要な場所として、みんなで手入れし管理してきた。

明治以降、その山を国に預けるか村の財産にするの決める際、
仰木では、自分たちで管理することに決めた。
今回の活動の主体である上仰木辻ケ下森林生産組合でも、同じ状態ではあるが、
管理区の住民は全戸から参加し、山の管理作業する「山行(やまいき)」を年3回行っており、
また、近年からは森づくり活動として滋賀県の森づくり事業とタイアップし、
一般公開型の森の保全活動を行うなど、森の大切さ管理の大切さを地域にも外にも発信している。

今年は、その森づくり活動として、
3つの作業「踏査」「間伐・枝打ち作業」「間伐材木工体験」に参加しながら、
地域で森を管理することを学んで行くことになる。
続いて、佐藤悦子特別講師のお話。

佐藤悦子特別講師

佐藤悦子特別講師


佐藤先生は、中高校の理科の教員を経て、デジタルカメラを通して生き物に触れるきっかけ
をつくる「デジカメ探検隊」という企画を長年されてきました。近年は、今森先生の企画する
里山塾などのスタッフとしてご活躍されています。

今森光彦氏が所有する「萌木の国」で毎年開催している「昆虫キャンプ」の取り組みについて、
子供たちが里山に親しむ機会をどうつくるか、というお話や、
DVD『映像詩 里山 命めぐる水辺 』を見ながら、
湧水があふれる集落、高島市針江地域の暮らしについて学びました。
NHKハイビジョン『映像詩 里山Ⅱ 命めぐる水辺』を鑑賞

NHKハイビジョン『映像詩 里山Ⅱ 命めぐる水辺』を鑑賞


今年は、
高島市マキノ町にある今森先生所有の雑木林「萌木の国」や、
マキノスキー場の雑木林再生プロジェクトに参加し、雑木林の今の姿に触れていきます。

三井寺国宝特別公開プロジェクト始動!

10月2日(土)小嵜善通近江学研究所研究員によるプロジェクトが始まりました。これは大津市歴史博物館の20周年記念企画展「大津 国宝への旅」に三井寺さんと協力して行なうもので、会期中展示できない三井寺の国宝建築物を本学の学生が受付や解説を行なうというプロジェクトです。この日は現地を訪れ、三井寺執事長 福家俊彦氏から解説を受け、特別公開に備えました。

特別公開日
10月31日(日)国宝光浄院客殿公開
11月7日(日)国宝勧学院客殿公開
11月14日(日)国宝光浄院客殿公開
11月21日(日)国宝勧学院客殿公開
いずれの日も時間は10:00~16:00

大津市歴史博物館開館20周年記念企画展「大津 国宝への旅」
平成22年10月9日(土)~11月23日(火・祝) 大津市歴史博物館にて

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