おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
イベント
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大津市が2010年から優良な景観重要広告を選定していくプロジェクトを行なっています。
古都大津に現存する景観広告(看板)に対し、景観を構成する重要な要素として位置付けていく試みです。
~「ちれん冊子」より~
本研究所の石川亮研究員は、大津市景観広告物選考員長として、学生の活動のコーディネートやサポート、選考を行ないました。2014年度は、成安造形大学の学生たちが、草津市の立命館大学工学部の学生たちと一緒に取り組み、各地をフィールドワークを行ない、景観になじむ個性のある看板を調査し、大学生が選定する「きらッと賞」などの選定に関わりました。
この度、その活動報告書ができましたので、ぜひご覧ください。
平成26年度 大津市景観広告物活動報告書PDFは>>>こちらから
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大津市Webサイトより
景観重要広告物の指定
〈景観重要広告物とは〉
まちなみの雰囲気に配慮した看板は、まち全体の景観の質を向上させます。また、屋外広告物は、まちの歴史的な背景を映し出す資源としても貴重なものです。時代を超えて継承されてきた広告物は、まちなみ景観に魅力的な味わいを添えるものとして、「古都大津」の景観を構成する重要な要素と言えます。
そこで、本市では、長年にわたり地域の皆さまに親しまれ、大津の景観の一部となってきた広告物が、将来に渡って保全および継承されることを願い、 「大津市景観重要広告物」を指定しました。
〈全国的にもめずらしい取り組み〉
全国には、景観法に基づく自主的な景観づくりを進めている景観行政団体と呼ばれる自治体が約470あります。景観法では、景観重要建造物として建築物などの指定について定められているところですが、広告物に重点を置いた制度はありませんでした。
景観重要広告物は、大津市独自の制度であり、地域の景観を構成する重要な要素として住民に親しまれてきた広告物を将来にわたって伝えるものです。
詳しくは大津市Webサイト >>>こちらから
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西久松吉雄「祈りの地 古の風景」展のご案内
西久松吉雄研究員が長年描き続けている日本の風土をテーマにした作品展「西久松吉雄 祈りの地 古の風景」が島根県浜田市立石正美術館にて開催されます。
関連企画として、特別講演会も開催され、西久松研究員とナビゲーターとして加藤研究員が登壇します!
遠方ですが、ぜひご注目ください。
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「石正美術館」webサイトより
企画展「日本画家 西久松吉雄 祈りの地・古の風景」
日本の風土をテーマに、深い精神性をたたえる作品の数々を発表し続けている日本画家・西久松吉雄(63歳)。彼は京都市立芸術大学において石本正に学んだ画家の一人で、現在は創画会を中心に日本画壇の第一線で活躍しています。
里山の家々や古墳・樹木・岩石など様々なモチーフが独特の構図で描かれる西久松作品。それらの原点のひとつとして作家が語るのが、23歳の頃に石本正が主宰する中世ヨーロッパ美術を巡る80日間の旅に参加した思い出です。イギリス・フランス・イタリア各地をバスで移動しながら、今も息づく魅力的な中世美術文化に触れ写生をするという若い頃の刺激的な経験は、自らの生まれ育った日本の風土に改めて目を向けるきっかけとなったといいます。以降、歴史の中で人々が培ってきた土地の記憶を真摯に見つめて制作し続けています。
彼の作品について石本正も高く評価しており、石正美術館でも多くの作品を収蔵しています。本展では、石本の推薦によって昨年新たにコレクションに加わった作品2点を含めた約30点の作品を、2期に分けて展示致します。
≪西久松吉雄 略歴≫
1952年 京都市に生まれる
1975年 石本正主催の「ヨーロッパ美術の旅」(80日間)に参加
1979年 京都市立芸術大学美術専攻科日本画専攻修了
第4回京都日本画美術展新人賞受賞 海外派遣
1995年 第22回創画展「古墳のある風景」文化庁優秀美術作品買上
2010年 第23回京都美術文化賞受賞(財団法人中信美術奨励基金)
現在 創画会会員、成安造形大学教授、京都日本画協会会員
展覧会名
「日本画家 西久松吉雄 祈りの地・古の風景」
会期
2015年3月21日(土・祝)〜6月26日(金)
※会期中に展示内容が変わります。
【第Ⅰ期】3/21~5/6、【第Ⅱ期】5/8~6/26
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特別講演会
第1部「祈りの地・古の風景を語る」
第2部「対談・草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)について」
4月11日(土) 10~12時
・参加無料
・講師:西久松吉雄
・ナビゲーター 加藤賢治
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詳しくは>>>「石正美術館ホームページ」まで
チラシPDFは>>>こちらから
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『湖国と文化 150号 2015年冬号 ~創刊150号記念号~』にて近江学研究員の記事が掲載されました。
滋賀の様々な文化情報が盛りだくさんの公益財団法人滋賀県文化振興事業団が発行する季刊誌『湖国と文化』。
1月1日に冬号が販売されています。
今号は『創刊150号記念号』として、三日月知事のインタビューを掲載されています。
また、特集は「坂のある町」。
坂に魅力がある坂本や木ノ本、湖南市の東寺道などが取り上げられています。
近江学研究所からは、
木村所長と加藤研究員と石川研究員の記事が掲載されます。
木村所長は、『滋賀文化事情』にて魅力ある近江の祭についてを取り上げています。
また、加藤研究員の連載『おうみ おうみ 歩く(15)』では、
〝日野 馬見岡綿向神社と綿向山″を取り上げています。
また、石川研究員の連載『近江の水をめぐる(9)』では、「山の水・祈りの水」として
鈴鹿山系や伊吹山系、比良山系の山々にある湧水をとりあげています。
ぜひ、興味のある方はご一読ください!
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詳細や購入については、滋賀県文化振興事業団のホームページより>>>こちらから
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《 目次 》
特集① 坂のある町
坂の町の魅力を考える 大石 義一
ケース① 坂の町・坂本
ケース② 木之本地蔵坂かいわい
ケース③ 東寺道(ひがしてらみち)湖南市
一度は訪れたい坂 編集室 植田 耕司
中世山寺のまち・弥高寺 髙橋 順之
大津祭の坂・中央大通り 小川 正
特集② 湖と生きる(150号記念)
滋賀の文化力を推進する
滋賀県知事 三日月 大造さん
聞き手・植田耕司/カメラ・長井 泰彦
150号記念事業
姫野カオルコさん記念講演会
連載
四季をめぐる健康食 冬編 武田 律子・齊田 充子・小川 久子
鳥の目巡遊 (2)探検の殿堂と伊吹薬草の里文化センター 延木 由起子
元気な商店街その魅力(7)大津市中央部の8商店街 町田 雅子
天下人「信長」の実像(5)信長と宗教 髙木 叙子
近江の水をめぐる(9)山の水、祈りの水 石川 亮
おもしろ近江考古学(2)銅剣鋳型 松浦 俊和
おうみおうみ歩く(15)日野・馬見岡綿向神社・綿向山 加藤 賢治
歴史文書は語る(14)鉄道路線構想 水島 詩乃
ふるさと遊彩(4)冬の湖北 田中 陽一郎
三角点の山と私(3)見晴らしの山 七尾山 大橋 俊一 蛇谷ヶ峰 小林 守
現代滋賀ブランド (15)湖北の観音さん
文・辻村 琴美(辻の点は一つ)/写真・辻村 耕司(辻の点は一つ)
滋賀文化事情
魅力ある近江の祭り 木村 至宏
芸術の秋・文化の秋 県文化賞▽県写真展▽文学祭▽県美術展
など
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滋賀県では、早稲田大学と連携し、平成27年1月17日から2月14日までの毎週土曜日に、自治体連携講座「湖の国・滋賀を学ぶ」を、早稲田大学早稲田校において開催されています。 滋賀の歴史を切り口に、田原総一朗氏や木村至宏所長による5回連続講座を開催し、首都圏在住の方々に「湖の国・滋賀」の魅力をお伝えされています。
2月14日には、全五回開講される講座の第五回目に木村所長が「歴史の街道の要所、滋賀(近江)」と題して、滋賀県の魅力を発信されます。
詳しくは県政eしんぶんのwebページをご覧ください。
近江学研究所の加藤賢治研究員が、
平成26年12月21日(日)に開催された「近江屋研究プロジェクト研究報告会 現代近江屋考~近江屋という屋号から見えるもの(3)~」にて、研究報告を行ないました。
本研究は、平成23年度よりはじまった文化・経済フォーラム滋賀主催の「近江屋」研究プロジェクトです。
今回は、「近江商人の中でも独特な商法によって近世・近代を生き抜いてきた日野商人にスポットを当て、北関東に小さな店をいくつも持ち、持続可能な経営を展開した日野商人にこれからの社会のあり方を学ぶ」という内容で開催しました。
また、その報告の模様が新聞記事(京都新聞 12月22日付滋賀版)で紹介されました。
日時:2014年12月13日(土)15:00~16:30
場所:成安造形大学 I棟プレゼンルーム
講師:岸田保(イラストレーション領域准教授)、永江弘之(イラストレーション領域准教授・本学附属近江学研究所研究員)
タイトル:淡海の夢2014風景展 ギャラリートーク
12月4日(木)からギャラリーアートサイトにて開催している「淡海の夢2014風景展」の関連企画として、12月13日(土)ギャラリートークを行ないました。
講師は、デジタルペイントで作品を手掛ける岸田保(イラストレーション領域准教授)と、本展覧会や写生会の企画者で、主にアクリル絵具で風景画を描く永江弘之(イラストレーション領域准教授・本学附属近江学研究所研究員)が担当しました。
お二人それぞれの画風の違いや、風景画を描く魅力について語っていただき、約30人の出品者や学生、教員の皆さんが参加され、熱心にメモをとりながら聞き入っていました。
プレゼンルームでのレクチャーが終わった後は、展覧会場にて出品者の皆さんの作品について解説を行うなど、18時近くまで会場はにぎわいました。
寒い中お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
展覧会は12月18日(木)まで開催中です。
日時:2014年12月13日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:木村 至宏(成安造形大学附属近江学研究所 所長)
タイトル:「明智光秀はなぜ坂本の地を選んだか」
2014年度最後の近江学フォーラム会員限定講座第5回として、本学附属近江学研究所 木村至宏所長による講演「明智光秀はなぜ坂本の地を選んだか」を行ないました。
詳細は後日ご報告します。
成安造形大学附属近江学研究所は、「芸術による社会への貢献」を教育の理念とする
成安造形大学の附属研究機関として2008年4月に発足し、
開所7年目を迎えることになりました。
このたび、近江学研究所では、初年度から発刊してまいりました
文化誌『近江学』第7号(特集 金への畏敬)を下記の通り出版いたしました。
今号から編集長が小嵜善通研究員が務めることになりました。
12月20日には店頭に並びますので、ぜひお手に取ってみてください。
附属近江学研究所 文化誌『近江学』第7号出版
<内容紹介>
特集テーマは「金への畏敬」。野鍛冶、銅鐸、曳山の飾り金具、江若鉄道など、
近江の金、銅、鉄など近江を支えた金属全般にまつわる世界を、論考やインタ
ビュー、対談、そしてグラビアページなど様々な切り口で語ります。
●「金の文化」
木村 至宏 (近江学研究所 所長)
●「黄金のかけ橋」
山折哲雄 (宗教学者)
●《対談》「野鍛冶ー大地に命を吹き込む鉄」
西川 征一 (野鍛冶職人三代目)×大岩 剛一 (近江学研究所客員研究員)
●「近江の風景 沖島」
今森 光彦 (写真家)
●「湖北の鍛冶ー草野鍛冶」
森岡 榮一 (長浜市長浜城歴史博物館副参事)
●「銅鐸埋納とその後」
徳網 克己 (野洲市歴史民俗博物館館長)
● 「曳山に輝く金具」
和田 光生 (大津市文化財保護課参事)
● 「琵琶湖見聞録」
寿福 滋 (写真家)
●「鉄路の記憶ー思い出の江若鉄道」
木津 勝 (大津市歴史博物館学芸員)
●成安のファインアート 「鉄からはじまる好奇心」
宇野 君平 (本学准教授)
●《近江の意匠ⅤI》 「土人形の魅力ー東近江の小幡人形を訪ねて」
加藤 賢治 (近江学研究所研究員)
●「イラストマップの魅力」
MON (本学准教授)
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文化誌「近江学」第7号
成安造形大学附属近江学研究所 編
1,800円+税
ISBN978-4-88325-552-8 C1402
AB 96ページ 並製
初版発行年月日:2015年1月10日
書店発売日:2014年12月20日
発行 成安造形大学附属近江学研究所
〒520-0248滋賀県大津市仰木の里東4丁目3-1
発行者 木村 至宏(近江学研究所所長)
編集 小嵜 善通(近江学研究所研究員)
写真 寿福 滋
デザイン 大向デザイン事務所
印刷 宮川印刷株式会社
発売元 サンライズ出版株式会社
〒522-0004滋賀県彦根市鳥居本町655-1
発行部数 1,600部
定価 1,800円+税
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<購入方法>
◎12月中旬には、滋賀県下の主な書店にて販売いたします。
◎「サンライズ出版WEBサイト」から>>>こちらから
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