おうみブログ2022-03-29T17:42:04+09:00

おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

近江の催し:2011年1月

2010年11月16日(火)~2011年03月21日(月)
平山郁夫 文化遺産を描く
佐川美術館(守山市)

1月2日(土)~1月23日(日)
所蔵作品展 国宝・梵鐘
佐川美術館(守山市)

2010年9月4日(土)~2011年3月21日(月)
吉左衞門X LOUBIGNAC の空の下で
樂吉左衞門 フランスでの作陶 — 友人 アンドッシュ・プローデルと共に

佐川美術館(守山市)

2010年11月30日(火)~2011年1月16日(日)
第87回ミニ企画展 昭和14年卯年の年賀状
大津市歴史博物館(大津市)

1月18日(火)~3月6日(日)
第88回ミニ企画展 大津の遺跡シリーズ9 近江国庁と周辺遺跡
大津市歴史博物館(大津市)

2010年12月4日(土)~2011年1月23日(日)
特別陳列 四季の花に遊ぶ鳥
滋賀県立安土城考古博物館(近江八幡市)

2010年11月23日(火)~2011年3月13日(日)
トピック展示 堅田の郷士 居初家の歴史
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

1月1日(土)~2月1日(火)
テーマ展 「翁 -新年を寿ぐ-」
彦根城博物館(彦根市)

2010年11月27日(土)~2011年1月23日(日)
「かえってきた作品たち-世界にひとつの宝物づくり」展
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

1月8日(土)
住吉の火まつり
住吉神社(守山市)

1月8日(土)
勝部の火まつり
勝部神社(守山市)

1月20日(木)~3月10日(木)
長浜盆梅展
慶雲館(長浜市)

2010年12月21日|Categories: お知らせ, 近江イベントカレンダー|

近江学フォーラム会員限定講座を開講しました!


講座名:フェノロサと近江
日 時:平成22年12月4日(土) 10:40~12:00
場 所:成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師:福家 俊彦(園城寺執事長)

明治期の日本に西洋美術が流入し、日本美術の価値が低迷した状況下で、日本の「美」を再発見し、その興隆につとめたアーネスト・フランシスコ・フェノロサ(一八五三〜一九〇八)。彼は生前三井寺法明院住職桜井敬徳と出会い強い影響を受け、今もこの三井寺法明院に静かに眠る。この日は三井寺執事長の福家俊彦先生にフェノロサの活躍について語っていただきました。
 福家先生はフェノロサが明治十五年五月に東京上野で行った『美術真説』という講演を取りあげ、彼の思想を紹介されました。フェノロサはその講演で西洋絵画と日本画を比較して日本画を再評価したこと、「美術」への愛好心と鑑賞眼の育成や優れた画家を育てることを目的として美術学校設立の必要性を訴えことが評価され、その後、日本美術振興のパイオニアとして活躍したと話されました。
 三井寺には国宝の非公開建築物「光浄院客殿」「勧学院客殿」があり、貴重な文化財を保護しながらできうる範囲で一般に公開するという日本美術の「粋」を啓発する活動を続けられていますが、湖都大津と日本の「美」をこよなく愛したフェノロサの意志がこのような取り組みに受け継がれているように感じました。

寿福滋さんの展覧会開催しました!

本研究所の紀要『近江学』創刊号・2号に続き、2011年1月頃発売予定の第3号でも、多数の写真を提供して頂いている寿福滋さんの個展が、本日より成安造形大学のギャラリー成安にて開催されました。
「山への祈り 繖山百日回峰行」と題したこの展覧会は、繖山百日回峰行を主題とした作品を集めた企画展示となっています。
臨場感のある美しい写真と、さまざまな趣向が凝らされた展示空間も見所です。

まるで山の中にいるような雰囲気を楽しめます。
ぜひ、この機会にご高覧下さい。

タイトル:山への祈り -繖山百日回峰行-
会期:2010年11月26日(金)~12月18日(土)
時間:12:00~18:00
休廊:日曜日
会場:成安造形大学 ギャラリー成安
出品者:寿福滋(写真家)
主催・企画:成安造形大学・附属近江学研究所

寿福 滋(じゅふく しげる)氏プロフィール
1953年神戸市生まれ。中学生の頃、埋蔵文化財に興味を持ち、その後文化財カメラマンをめざし、森昭氏に師事。関西を中心に美術・文化財、風景写真を専門に撮影。大塚遺跡(横浜市)、平等院庭園(宇治市)、雪野山古墳(東近江市)、市町村史等の撮影多数。成安造形大学附属近江学研究所紀要『近江学』(2009年・2010年)、『花鳥遊楽ー湖西の風に吹かれてー』(甲西町1993年)、『近江と芭蕉』(大津市役所2003年)の写真を始め、滋賀の風土を記録。ライフワークとして杉原千畝の取材を続けている。
主な著書
『杉原千畝と命のビザ』サンライズ出版 2007年
『京都・滋賀 かくれ里を行く』(滋賀の写真撮影)淡交社 2005年

2010年11月26日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|

研究員報告!越前朝倉氏一乗谷遺跡を案内してきました!

秋晴れの11月21日(日)、成安造形大学教育後援会のOBG会である「楽波会(さざなみかい)」の日帰り研修旅行が行われました。この会の研修旅行は毎年この時期に行われており、昨年、一昨年、に続いて今回と私加藤が案内役を務めさせていただきました。

 参加者は会員さん18名と事務局畠山主管、高野主査、蓑輪さん総勢22名で、この日は、会員様からのリクエストで福井県福井市の越前朝倉氏一乗谷遺跡を訪ねてきました。

 朝9時にJR大津駅前に集合し、一路越前へ。バス車内では「近江は湖の国・山の国・道の国そして城の国であり、戦国の舞台となって信長、秀吉、家康など戦国の群雄が割拠した・・・」と近江の文化と地形的、歴史的な特色を紹介しました。また、越前朝倉氏が初期の戦国大名の代表であり、城下集住や分国法の制定など朝倉孝景にはじまる朝倉氏の偉業について解説しました。

 途中、作家水上勉の小説の舞台となった「越前竹人形の里」で昼食をとり、午後1時に現地に到着しました。現地では有名な戦国時代の城下町を復元した町並みを見学し、その後、朝倉氏の邸宅後といわれる遺跡を見学しました。現地ではボランティアガイドさんの詳しい解説も聞き、大変勉強になりました。

参加者の皆さんは秋の一日戦国時代にタイムスリップし、好天にも恵まれ紅葉も美しく大変満足そうでした。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

2010年11月25日|Categories: おうみブログ, イベント|

寿福滋 写真展「山への祈り-繖山百日回峰行」のご案内

『山への祈り‐繖山百日回峰行‐』では、関西を中心に活動し、美術・文化財写真、滋賀県の風景写真を撮影している寿福滋氏の素晴らしい作品の中か ら、繖山百日回峰行を主題とした作品を集めた企画展示を行ないます。

タイトル:山への祈り -繖山百日回峰行-
会期:2010年11月26日(金)~12月18日(土)
時間:12:00~18:00
休廊:日曜日
会場:成安造形大学 ギャラリー成安
出品者:寿福滋(写真家)
主催・企画:成安造形大学・附属近江学研究所

2010年11月22日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|

公開講座「日本画家から見た近江の風景」を開講しました

講座名 日本画家から見た近江の風景
日 時 平成22年11月20日(土)10:40〜12:00
場 所 成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師 大野俊明(成安造形大学教授)

江戸時代初期に成立した近江八景に代表される近江の風景を、これまで現代の日本画家がどのように表現してきたのか、数多くのスライドを用いての紹介から講座はスタートしました。池田遥邨・下保昭氏をはじめとする日本画家を取り上げられ、その作風の特徴や制作手法など、長年の知己でもある大野教授ならではの興味深いお話を聞くことができました。
続いては大野教授ご自身のこと。本学が湖西に開校されたことが近江を描くようになったきっかけとなったこと、また琵琶湖や三上山、比良山などをモチーフとする作品やスケッチをスライドを用いて紹介されました。写生を行なう場所探しの苦労や、時刻や季節によってその表情を変える風景のすばらしさなど、個々の作品制作の裏側にも触れていただきました。
現在も近江での取材は進行中とのことで、近い将来、琵琶湖十景というような形でまとめてみたいとおっしゃっておられます。果たして何処がどのように描かれるのか、今から大変楽しみです。

近江学研究所研究員 小嵜善通

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