おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
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『芸術新潮』11月号にて、津田直客員研究員が、哲学者の梅原猛氏と対談しました。
これまで縄文文化に関する著作物を多数執筆されている梅原氏と、
縄文遺跡のフィールドワークをし作品をつくられてきた津田直研究員との、
心が響く合うような対談です。
ぜひ、ご一読ください。
芸術新潮 大特集「縄文の歩き方」くわしくはこちらから
以下、芸術新潮 公式ホームページより抜粋
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編集長から
縄文の歩き方
今月は読者の皆様を縄文時代におつれします。考古学者の小林達雄先生をガイドに迎え、最新の研究成果を教わりつつ、約1万5000年前から2800年前まで長~くつづいた縄文時代の様々なスポットにご案内。決して働きすぎず、暇な冬場に文化を充実させていった縄文人たち、その心と暮らしに触れ、再現料理を目で味わい、世界最古の土器づくりに驚くとともに、クール・ジャパンの源流というべき土偶のかわいさを存分に味わっていただこうという企画です。ゲスト陣も豪華。小川待子、坂本龍一、佐藤卓、杉本博司、藤森照信各氏のエッセイに加え、縄文に深く共感する二人、哲学者・梅原猛さんと写真家・津田直さんの対談は、題して「縄文が世界を救う」。そう、縄文時代を歩いてみれば、明日の世界へのヒントがきっと見つかるはず。
待望のシリーズ第3弾、木下直之さんの「帰ってきた股間若衆」、高橋みどりさんと平松洋子さんの料理本対談も奥深いですよ。
芸術新潮編集長 米谷一志
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-目次(一部)-
縄文の手引き
【はじめに】
「縄文革命」とは? 解説 小林達雄
第一章
縄文人の暮らし 1万年のサステイナビリティ 解説 小林達雄
第二章
縄文人の心 自然の歌を聴きながら 解説 小林達雄
【年表】
一目でわかる JOMON年表グラフ
【火焔土器】
情熱の雪国・越後の奇蹟
【料理】
海幸山幸ご馳走三昧 縄文の食卓 料理人 宮尾亨
【かたち】
ニッポンかわいい創世記
【土偶】
カミとヒトをつなぐもの
【紀行】文 橋本麻里
1 東京JOMON散歩 案内人 小口高+近藤康久
2 縄文王国・諏訪をゆく
【対談】
梅原猛×津田直 縄文が世界を救う
【エッセイ】縄文と私
坂本龍一/小川待子/杉本博司/藤森照信/佐藤卓
【コラム】もっと知りたい縄文 文 橋本麻里
1 世界の中の縄文と、東アジアの土器作り
2 数字から読む縄文ライフスタイル
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淡海の夢風景展は、本年で10周年を迎えました。
琵琶湖の豊かな水系の中で育まれた棚田・里山、そして歴史ある町並みや湖岸の景観を
中心とした湖辺の郷が織りなす風景を、さまざまな視点・アプローチで表現した平面作品
(絵画・版画・写真など)を公募します。ふるってご応募ください。
【公募展】 「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2012風景展」
【会 期】 12月5日(水)~12月15日(土)
12:00~18:00 | 入場無料 | 日曜休館 |
【会 場】 成安造形大学 ギャラリーアートサイト
【企画・監修】 永江弘之(成安造形大学准教授)
【主 催】 成安造形大学附属近江学研究所
【協 賛】 株式会社クサカベ、ホルベイン工業株式会社
応募要領
応募資格: プロ、アマ、幼小中高校生を問わず、どなたでも応募できます。
※ 応募作品多数の際は、審査を実施いたします。
作品サイズ: 幅120㎝以下(50号の長辺幅まで。額・マットは作品サイズに含まず。)
出品点数: 1人1点まで
出品料: 無料
出品申込: 「作品募集要項」に掲載の出品申込書を、郵送にて送付ください。
※「作品募集要項」はこのページからダウンロードできます。
ダウンロードが出来ない場合は近江学研究所までお問い合わせください。
出品申込締切: 2012年11月12日(月)〔当日消印有効〕
搬入日: 2012年11月19日(月) ・20日(火) ・ 21日(水)
搬入方法: 送付または、附属近江学研究所 窓口へ持ち込み ※詳細は作品募集要項をご確認ください。
>>>淡海の夢2012公募チラシPDF ダウンロード[397kb]
>>>作品募集要項PDF ダウンロード[215kb]
>>>「淡海の夢2010・2011風景展」出品作品を近江ギャラリーで公開しています。
11月2日(金)~3日(土)と大津市仰木学区文化祭(主催:仰木学区文化協会)が
大津市太鼓会館にて開催しています。
近江学研究所では、本年度 仰木(上仰木地区など)にて行なった
近江学研究プロジェクト「里山〜水と暮らし」の「仰木カルタ制作」や、
「八王寺山の家自力建設プロジェクト」の成果をまとめ、ポスター展示しました。
日頃、研究活動で一方ならぬご協力をいただいている仰木の方々に、
仰木でどのような活動がされているのか、
地域に広く公開できる機会をいただくことができました。
仰木学区文化協会、仰木市民センターの皆様ありがとうございました。
会場には、様々な仰木ならではの作品も飾られています。
ぜひ、お近くの方は足をお運びください。
11月2日(金)9:00~17:00 展示発表
11月3日(土)9:00~15:00 展示発表
11月4日(日)13:00~ 発表会(民謡・仰木太鼓など)
会場:大津市太鼓会館
10月27日(土)に「淡海の夢 坂本・石垣と里坊の町写生会」を開催しました。
あいにく、2日目(28日(日))は、雨天のため中止になりましたが、
27日は秋晴れの絶好の写生日和になり、28名の方が受講されました。
講師は、永江研究員(イラストレーション領域准教授)と、画家の井上よう子非常勤講師。
開会に合わせて、永江研究員より坂本の写生ポイント解説があった後、
滋賀院門跡前や、慈眼堂付近、日吉大社前など、思い思いの場所での写生を行いました。
講評会は、最澄が生まれたお寺である生源寺境内にある別当大師堂にて行ないました。
一人一人の作品について、講師より的確なアドバイスがあり、みなさん熱心に耳を傾けられていました。
「近江 里山フィールドワーク」と名付けられたこのプロジェクト授業は、
地元仰木の森林保全事業と本学客員教授の今森光彦教授が活動する雑木林再生事業を組み合わせ、
フィールドワークを通じてさまざまな体験を行うものです。
10月28日(日)、この日は前々回に行われた上仰木・辻ヶ下生産森林組合の森林保全活動(間伐作業)で
伐採された間伐材を使って、木工品をつくるというワークショップが行われました。
朝9時にJRおごと温泉駅近くの作業所に集合し、一般参加者とともにワークショップの開会式が行われました。
間伐材は加工しやすいようにきれいに板状に製材されており、持参した設計図をもとに制作が始まりました。
大岩剛一研究員が中心に取り組んでいる「八王寺山の家・自力建設プロジェクト」。
10月21日(日)は、後期第1回目のプロジェクト特別実習A4の授業として、
八王寺山の田んぼで稲わらの脱穀作業・ワラ集めを行いました。
前期から引き続き受講した学生4名が参加しました。
今回は、八王寺組が主催する「棚田オーナー制度」に参加している
オーナー田の脱穀作業に、一緒に参加させていただきました。
八王寺組については、こちら「八王寺組ブログ」
朝、今月頭に稲刈り・はさがけしていた稲藁を、作業場である田んぼまで運んでいきます。
コンバインを使って、稲藁から籾をとる脱穀作業。八王寺組やオーナーさんが行います。
オーナーになって3年目の方は、棚田は一年ごとに違う、とおっしゃっていました。
今年は、昨年度よりも収穫がとても少なかったとのこと。
それは、イノシシがたくさん山からおりてきて、田んぼを荒らしたためだそうです。
気候の変化や獣害の問題も実体験として学んでおられ、
農家の方と一緒に、一喜一憂することで、お米づくりの面白さとむずかしさを知っていくのだと、感じました。
また、午前中は「ワラ縄編み」講座が開かれました。
「木槌(きづち)」で稲藁をしっかりと叩きこみ、繊維を柔らかくしていきます。
時間がかかる作業ですが、この作業をきっちりとやらないと、いい縄ができません。
木槌も、さまざまな木の素材があり、一番いいのは固くて重い「樫」の木だそうです。
縄編みは、てのひらに水分をつけて、藁をよりを作りながら、二束をねじって編んでいきます。
仰木のお母さんがやっていると、するすると出来上がっていくようにみえるのですが、
何度やってもなかなか習得できず、皆、苦戦していました。
お昼は、仰木の新米カレー!
お昼の準備を、お手伝いをしました。
午後は、脱穀作業の続きを行いました。
できた稲わらを「束(そく)」にしていきます。
一般的には束(そく)は、握りこぶしくらいの輪を、24輪(わ)合わせた量の単位だそうです。
今回は、12輪を1束にして、まとめていきました。
この藁は、来年の春、「ストローベイル」にする材料になります。
西日が傾くころ、すべての脱穀が終わり、
稲木の片づけを行い、今日の授業は終了しました。
授業後、学生一団と成安造形大学へ。
【キャンパスが美術館】秋の芸術月間「CHI-KEI]のオープニングパーティとして、
仰木の伝統的な郷土料理「納豆餅」をつくろうワークショップが行われていたのです。
学生たちは、子供たちと一緒に藁つとでお餅を切って、一緒に食べました。
出来立ての納豆餅はやはり美味しいです。
とても充実した仰木づくしの一日になりました。
ご協力ありがとうございました。
次回の授業は、11月11日(日)建材となるススキの刈取りを行います。
2、11/11(日) 素材づくり:ススキの刈り取り
3、11月 未定 材木の刻み体験
4、12/ 2(日) 建築資材搬入作業
5、12/ 9(日) 棟上げの見学、上棟式への参加
近江学Bのフィールドワークを10月20日(土)に行いました。
恒例となっていますフィールドワークは近江学研究所が主催する「近江学」という授業の一環で年に一度行われているもので、今年は門前町坂本の町を訪ねました。
JR比叡山坂本駅に午前10時半に集合。坂本は、世界遺産である比叡山延暦寺と日吉大社の門前町として古くから賑わい、比叡山の高僧が余生を過ごした美しい庭園を持つ里坊や、穴太衆積みという「石積みの美」が見られる名所として知られます。先ずは駅前でそのような坂本の概略を説明し、麓の滋賀院門跡を目指して出発しました。
途中、京阪坂本駅前の最澄が中国から苗を持ち帰り開いた日本最初の茶園として著名な日吉茶園、その最澄が誕生し、産湯を使った坂本生源寺を紹介、穴太積み石垣を眺めながら11時過ぎに目的地、滋賀院門跡に到着しました。
滋賀院門跡は徳川家康・秀忠・家光の三代の将軍に仕えた慈眼大師南光坊天海が開いた総里坊で、皇室との関わりがある門跡寺院としての格式も高い寺院です。そのため、庭園や絵画、仏具、襖絵、工芸品など貴重な名品を見ることができます。その滋賀院門跡を約1時間かけて見学しました。
「盲己利他(もうこりた)」という最澄の言葉や、延暦寺に伝えられる「不滅の法灯」、天台座主が今も使われているという輿(こし)、比叡山の厳しい修行である千日回峰行の話など、当寺院から詳しい解説をいただきました。
「天高く馬肥ゆる秋」を感じる秋晴れに恵まれ、滋賀院では対岸に美しい近江富士(三上山)を眺めることができました。学生達は日頃あまり触れることのない本物の文化財や仏教思想に触れ、貴重な体験をしました。
報告:附属近江学研究所研究員 加藤賢治
今森光彦客員教授が監修し、佐藤悦子特別講師の
プロジェクト演習「近江・里山フィールドワーク」第4回を10月21日(日)に行いました。
今回は、今森光彦客員教授が毎年企画する「里山みらいじゅく」へのスタッフとして参加しました。
今森さんは、写真家として、30年前頃から大津市仰木にて、
自然と人と生き物がせめぎ合い、一緒に生きている「里山」を撮影しつづけてきました。
「里山みらいじゅく」は、その仰木の中に身を置くことで、里山自然を後世に伝えたい。
そして、多くの方に仰木を知ってもらうことで、
仰木を元気づけたいという想いで、この会を始められました。
朝、この会の趣旨を今森さんが学生たちに向けて、お話してくださいました。
「仰木を元気にするための企画です。お客さんをおもてなしし、自分自身も大いに学んでください。」
その言葉に、学生たちの顔がひきしまります。
10月13日(土)恒例となりました近江学フォーラムの第4回目の現地研修を開催しました。好天に恵まれたこの日の研修は参加者53名を迎え、永源寺を中心に東近江市の古寺を訪ねました。
午前9時20分、JR近江八幡駅南口に集合。江若交通の観光バス2台に分乗し、出発、湖東の臨済宗の名刹永源寺を目指しました。
10時過ぎ、永源寺駐車場に到着し、愛知川を渡って石段を登り、左手に五百羅漢の石造を眺めながら山門を目指しました。紅葉にはまだ早い時期ではありましたが、その紅葉で有名な山門の前で、開会式を行い、引率の研究員の紹介と木村至宏所長の開会の挨拶がありました。
その後、一行は本堂(方丈)に入り、臨済宗瑞石山永源寺山田文諒宗務総長からご法話をいただきました。山田総長は短時間でしたが、今の私たちがどのくらいの先祖のもとにつながっているのかという話から、命の大切さや、矛盾に満ちた現代社会における人間の生き方についてのお話をいただきました。
その後、木村所長から当寺の伽藍の説明があり、自由散策となりました。特に県指定の文化財であるヨシ葺きの大屋根を持つ本堂は見応え十分でした。
永源寺を出て、すぐそばの昼食会場「ひのや」さんに伺い、少し早い昼食をいただきました。
石川亮研究員が参加する展覧会が京都にてはじまりました。
その他参加作家には、今井祝雄(本学名誉教授)、長尾浩幸(本学准教授)なども出品します。
ぜひ、足をお運びください。
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(ギャラリーWEBサイトより)
本展は「よむこと・紙出来展覧会実行委員会」の主催によるもので、藤本由紀夫、井田照一(参考出品)、今井祝雄、石川亮、北野裕之、長尾浩幸による「紙」にまつわる新作(一部旧作含む)によって構成されます。
私たちの暮らしにあって身近な「紙」。福井の越前和紙・京都の黒谷和紙をはじめ各地の伝統産業・文化として、あるいは自然環境保護の見地からも注目される紙はまた、美術表現、とりわけ現代美術にとっても大きな存在であり続けています。
絵画や写真などの支持体としてのみならず、光を透過させ、軽く、柔軟でいて変化可能なその特性は、オブジェなどへの展開をはじめ、多様な表現の可能性を拡げる素材であり続けています。
本展では伝統的な素材でもある紙を使い、様々な方法論と手法による「紙の上の出来事」を作品として展示します。会場に構成された作品により、紙という素材の持つ面白さと、記号としての意味作用とを交錯させて鑑賞者に投げかけるものです。
現代美術の表現における「紙」の持つ意味を問いかけることは、我々の暮らしや文化について思索する契機となるかもしれません。
身近な「紙」からはじまる多様・多彩な表現の数々をお楽しみください。
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「よむこと・紙出来」
詳細はこちらから
期間:2012年10月9日(火)~10月21日(日)
時間:11:00-19:00 最終日18:00まで / 月曜休廊
作家:藤本 由紀夫、井田 照一 、今井 祝雄、石川 亮、北野 裕之、長尾 浩幸
主催:「よむこと・紙出来」展覧会実行委員会
協力:Gallery PARC |グランマーブル ギャラリー・パルク
助成:成安造形大学特別研究助成
会場:Gallery PARC | GRANDMARBLE
〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル
[ル・グランマーブル カフェ クラッセ] 2階
Tel. 075-231-0706
営業時間. 11:00-19:00
定休日. 月曜日