「近江 里山フィールドワーク」と名付けられたこのプロジェクト授業は、
地元仰木の森林保全事業と本学客員教授の今森光彦教授が活動する雑木林再生事業を組み合わせ、
フィールドワークを通じてさまざまな体験を行うものです。
10月28日(日)、この日は前々回に行われた上仰木・辻ヶ下生産森林組合の森林保全活動(間伐作業)で
伐採された間伐材を使って、木工品をつくるというワークショップが行われました。
朝9時にJRおごと温泉駅近くの作業所に集合し、一般参加者とともにワークショップの開会式が行われました。
間伐材は加工しやすいようにきれいに板状に製材されており、持参した設計図をもとに制作が始まりました。

木工WS開会式の様子

木工WS開会式の様子


このワークショップのもともとの目的は、廃棄されてしまう間伐材の有効利用の方法を考えるための
機会にしようということですが、自分が必要とするものをつくってもかまわないということで、
学生達や一般参加者も各々、自分のアイディアで独創的な椅子やテーブルをつくりました。
材料を決めて作業開始

材料を決めて作業開始


地元の大工さんや森林組合の方などのアドバイスで作業を進める学生

地元の大工さんや森林組合の方などのアドバイスで作業を進める学生


慎重に材料に設計図を落とす学生

慎重に材料に設計図を落とす学生


 お昼には組合員さんのお宅から仰木の棚田でとれた餅米でついたお餅が提供され、
「あんころ餅」や「納豆もち」をみんなでいただきました。
お昼ご飯の様子

お昼ご飯の様子


ほぼ完成。後はしっかり紙ヤスリで磨きます

ほぼ完成。後はしっかり紙ヤスリで磨きます


 午後2時過ぎ、ほぼ全員が完成。
完成した木工作品群

完成した木工作品群


それぞれ、感想を話して解散となりました。
「間伐材がこんなにきれいなもので、家具の材料として使用できると知りませんでした」
「このような木材が廃棄されるなんてもったいない」
「もっと色々なものをつくりたい」などの感想が参加した学生から聞かれました。
作品発表会で自らの作品について語る学生

作品発表会で自らの作品について語る学生


作品発表会で自らの作品について語る学生

作品発表会で自らの作品について語る学生


作品の前で最後に記念撮影

作品の前で最後に記念撮影


 次回の授業は今森客員教授による雑木林再生プロジェクトです。