おうみブログ2022-03-29T17:42:04+09:00

おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

【8/10深夜~11未明】Webサイトメンテナンスのお知らせ

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2026年8月6日|Categories: お知らせ|

【特別公開講座】「コモンの再生―日本型コミューン主義のために」報告

コモンの再生―日本型コミューン主義のために

【特別公開講座】
日時:7月4日(土)14:00~15:30
場所:東本願寺視聴覚ホール
講師:内田 樹 氏(凱風館 館長・学校法人神戸女学院 理事長・神戸女学院大学 名誉教授)

今回の会場は、近江学の講座として初めて滋賀を飛び出し、京都の東本願寺視聴覚ホールでの開催となりました。

当日はあいにくの雨模様となりましたが、会場には200名を超える多くの方々にお越しいただきました。足元の悪いなかご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

講師には、内田樹先生をお迎えしました。内田先生には、2024年度の「近江学研究所設立15周年記念特別公開講座」でも「コモンの再生」をテーマにご登壇いただき、大きな反響を呼びました。

今回はそのテーマをさらに深め、「コモンの再生―日本型コミューン主義のために」と題してご講演いただきました。

現代社会における個人の孤立や貧困といった課題に対し、ご自身が主宰する「凱風館」での実践を交えながら、「日本型コモンズ」のあり方や「弱い家父長制」という考え方、地方移住支援を通じた今後の展望などについてお話しいただきました。

近江学として初めて京都で開催した今回の講座も、多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。

受講者の皆さまからは、

・個人が「痩せ我慢」しつつも楽しめるコミュニティを作り、支える存在がいれば、強制せずとも自然と人は集まってくるのかなと今回の講義で感じた。自分も何かチャレンジしたい時、悩む時には人に頼って、いっしょに乗り越える力をつけたいと思った。

・コモン、コミューン、コミュニティなどについて具体的なお話を伺い、今後の時代に大変重要なテーマだと思います。自分自身もさらに深く理解し、今後生きていく上での糧にしていきたいと思います。

・大変勉強になる講演でした。特に「コモン(共有財)の再生」という考え方は、今後の地域づくりに重要な視点だと感じました。

・凱風館の話は具体的で分かりやすく参考になりました。

など、たくさんのご感想をいただきました。

 

なお、本講座のダイジェスト版をYouTubeで公開しています。有料講座として開催した90分間の講演から約20分を抜粋・編集し、講演のエッセンスをご覧いただける内容となっています。ぜひご覧ください。

▼YouTubeダイジェスト版はこちら

【講師プロフィール】
東京大学文学部仏文科卒、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
東京都立大学人文学部助手、神戸女学院大学文学部助教授を経て同教授。
2011年退職後、神戸に武道と哲学研究のための学塾「凱風館」を設立。専門はフランス文学・哲学、武道論、教育論。合気道七段。近著に『知性について』『日本型コミューン主義の擁護と顕彰 権藤成卿の人と思想』『反知性主義者の肖像』などがある。

2026年7月9日|Categories: 公開講座|

【公開講座】「藤樹書院というコミュニティ―中江藤樹の教えを伝える村の結束」報告

藤樹書院というコミュニティ
―中江藤樹の教えを伝える村の結束

【公開講座】
日時:6月13日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:山本 晃子 氏|高島市教育委員会文化財課課長 兼 中江藤樹・たかしまミュージアム館長

 

「藤樹書院というコミュニティ」をテーマに公開講座を開催

6月13日(土)、今年度(令和8年度)最初のイベントがいよいよスタートしました。その記念すべきプログラムは公開講座です。

今回は「藤樹書院というコミュニティ」と題し、高島市教育委員会文化財課課長・中江藤樹・たかしまミュージアム館長の山本晃子さんにご登壇いただきました。研究所が発行する文化誌『近江学』最新号にご執筆いただいた内容を中心に、中江藤樹の偉業や教えを受け継ぎながら形成されてきたコミュニティの姿についてお話しいただきました。

まず、「近江聖人」とたたえられた中江藤樹とはどのような人物だったのか、また、藤樹が学び人々に伝えた儒学・陽明学とはどのような教えなのかについて、わかりやすいスライドを交えながらご紹介いただきました。「致良知」、すなわち人が本来持つ良知(良い心)を磨き、それを実践することの大切さについてのお話は、大変印象的でした。

また、藤樹書院のある高島市大溝には江戸時代に大溝藩が置かれ、藤樹の教えが藩政にも生かされていたことや、安土桃山時代(織豊時代)に築かれた大溝城が、現在放送中の大河ドラマの舞台の一つとなっていることなど、地域の歴史にまつわる興味深いお話も伺うことができました。

講座の冒頭では、この4月に研究所長に就任した筆者(加藤)が挨拶し、「近江学は未来学である」という研究所の考えをお伝えしました。中江藤樹が学び、広めた陽明学には「知行合一」という考え方があります。これは、知識を得るだけでなく、それを実践に移すことを重視する教えです。

人工知能(生成AI)や情報通信技術(ICT)の発展が進む現代において、この考え方はますます重要になっているのではないでしょうか。パソコンやスマートフォンの画面上で多くのことが完結する時代だからこそ、本物を見て、触れて、考えたことを実際に行動へ移していくことの大切さを、改めて藤樹の教えから学ぶことができたように感じます。

皆さまもぜひ、「中江藤樹・たかしまミュージアム」に足を運んでみてください。

 

 

受講者のみなさんからは

・今日の講義を胸に秘め、たかしまミュージアムへ伺います。ありがとうございました。

・藤樹先生の名前くらいしか知らず今回の講座に参加しましたが、現在の教えにも通じているのかと、あらためて勉強が必要だと思いました。

・何度か訪れたことがあり理解しているつもりでいたのですが、講義により藤樹の偉大さが前にも増して知れることとなりました。

・近江聖人40才没、私は70才ですが……考えさせられました!明日から生き方を再考させ歩みたいと思いました!

などといった感想をいただきました。

 

[講師プロフィール]

山本 晃子氏(高島市教育委員会文化財課課長 兼 中江藤樹・たかしまミュージアム館長)

佛教大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は日本仏教史。
今津町教育委員会町史編さん係を経て現在、高島市教育委員会文化財課課長兼中江藤樹・たかしまミュージアム館長。

2026年7月8日|Categories: 公開講座|

「淡海の夢2026 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」を開催しました!

「淡海の夢2026 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」

日時:5月23日(土)9:30~16:30
場所:近江八幡市八幡堀周辺
講師:永江 弘之(本研究所客員研究員・本学非常勤講師)、待井 健一(本学イラストレーション領域准教授)

5月23日(土)、近江八幡市八幡堀周辺にて、公開講座「淡海の夢2026 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」を開催しました。
「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し、近江の固有の価値を再発見する講座です。
少し雨天が心配されましたが、何とか降られることもなく、無事に開催いたしました。
当日は一般の方18名、学生15名にご参加いただきました。

 

今回の写生会では、豊臣秀次が築いた八幡山城下町から発展した近江商人と水郷の町。
八幡堀周辺や豪商たちの白壁の土蔵や旧家が建ち並ぶ旧市街地など、歴史情緒を感じる風景を描きます。

当日は加藤賢治所長からご挨拶と講師から写生中の注意点などの説明を受けていただいた後、
参加者のみなさんには、それぞれ思い思いの場所で風景を描いていただきます。
講師は、写生中のみなさんを巡回して個別に風景写生のコツについてアドバイスを行いました。

 

 

15:30からは、白雲館の2階にて作品鑑賞会を開催。みなさんの作品がずらりと並びました。
一般の方も学生たちもお互いの作品を鑑賞しながら、講師に質問を投げかけたり、
どんな画材を使っているかや描いた場所などの情報交換に花が咲いていました。

 

受講者のみなさんからは、
「自分が見つけた魅力を表現することができてとても良かったと思います。楽しかったです。」
「写真を見て描くのとは全く違ってすごく楽しかったです。また次回も参加したいです。」
「同じ景色でも人それぞれ違う描き方で面白かったです。先生方の的確な意見をいただけてありがたかった。」
「和やかな気持ちで描くことができました。構図などを教えていただき参考になりました。」
など、たくさんのご感想をいただきました。

次回の写生会は、10月3日(土)に大津市坂本で開催します。
初心者の方も気軽にご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひ下記よりお申込みください。
ご参加をお待ちしています。

「淡海の夢2026 坂本・石垣と里坊の町写生会」お申込みフォーム
お申込みはこちら

2026年5月26日|Categories: おうみブログ, 公開講座|

【公開講座】『汽車土瓶製作にみるコミュニティ 信楽学園製の汽車土瓶から』報告

汽車土瓶製作にみるコミュニティ
信楽学園製の汽車土瓶から

【公開講座】
日時:12月6日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:畑中英二 氏 |京都市立芸術大学教授

 

受講者のみなさんからは

・汽車土瓶を視点に地元の文化を解説していただき楽しい講演で良かった。いつか残っている土瓶展示があれば是非見てみたいと思った。

・汽車土瓶の歴史や滋賀県下での変遷、信楽学園との関係性、畑中先生の研究活動について、短い時間の中で充実した内容でした。 そして汽車土瓶をめぐる様々なコミュニティについて伺うことができ、嬉しく思いました。

・私自身も利用した昔懐かしい汽車土瓶を作っていた信楽学園等の歴史を詳細に学ぶことができた。また、特に井筒屋の弁当は私が当時年に2~3回伊吹山に登っていたその帰りに米原駅で買った弁当とお茶(土瓶)には懐かしく思い出されました。 汽車土瓶をめぐるコミュニティは深いですね。

・汽車土瓶をめぐる楽しいお話をありがとうございました。夢が広がり、コニュニティが広がる興味深いお話でした。

 

などといった感想をいただきました。

 

[講師プロフィール]

畑中 英二 氏(京都市立芸術大学教授)

1967年、京都府生まれ。龍谷大学文学部卒業。滋賀県立大学大学院人間文化学にて論文により博士の学位を取得。京都市立芸術大学美術学部教授。専攻は考古学、工芸史、城郭史。考古学と社会やアートとのより良い関係を模索している。著書に『続信楽焼の考古学的研究』『ここまでわかった甲賀忍者』『岡本太郎 信楽へ』『魯山人前夜』(いずれもサンライズ出版)、『なんで信長はお城を建てたの?』(新泉社)、共著に『戦国大名の権力と城郭 織田信長の城郭』(戎光祥出版)、『中近世陶磁器の考古学』第11巻(雄山閣出版)などがある。

2025年12月12日|Categories: 公開講座|

【中止のお知らせ】淡海の夢2025 坂本・石垣と里坊の町写生会

本日10月4日(土)に開催を予定しておりました
「淡海の夢2025 坂本・石垣と里坊の町写生会」は、雨天のため中止いたします。
参加を予定していただいた方が数多くいらっしゃるなか、今年の写生会が2回とも中止となり誠に残念です。
来年こそは晴れることを願って、次回のご参加お待ちしております。

成安造形大学附属近江学研究所

2025年10月4日|Categories: お知らせ, 公開講座|
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