比叡山ライトアップ根本中堂をヨシの灯りで演出!

2010 年 7 月 23 日

7月21日 今年で14回目となる比叡山の夏のライトアップ(8月11日~15日)に本学の学生が参加することになりました。
根本中堂の中庭をヨシの灯りで演出するというものですが、本学のヨシの造形に注目いただいた比叡山のご依頼ですばらしい機会を与えていただきました。
この日はどのような演出になるか学生、教職員が根本中堂の中庭に集合し、比叡山の山本光賢参拝部長様をはじめとする関係者にプレゼンテーションをしました。
「みのりの庭」と名付けられた源氏物語に由来するタイトルのことや、塔の存在をテーマに比叡山の信仰や思想を形として表現したという展示コンセプトをデザイン科磯野英生教授が解説をされました。続いて実際に制作に携わった学生たちがそれぞれのこだわりやテーマを紹介し、このプレゼンテーションを取材に来られた新聞記者の質問に答えていました。
まだまだ、模型の段階ですが、世界遺産を舞台にすばらしい灯りの展示が行なわれる予感を強く感じました。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

木村所長白洲正子を語る!

2010 年 7 月 22 日

7月20日 この秋に滋賀県立近代美術館では『白洲正子展』(10月19日〜11月21日)が開催されます。この展覧会は近江を愛し『近江山河抄』『かくれ里』などの名著を執筆した随筆家白洲正子をテーマに近江の文化財を紹介する企画展です。それに先立ち、滋賀県立近代美術館の友の会のメンバーさん対象に近江学研究所木村至宏所長が『白洲正子の近江山河抄をめぐって』というタイトルで講演されました。
当時高価であった『近江山河抄』の初版本を手にした時の感動を語られながら、その一節を朗読され、白洲正子の魅力を約60枚のスライドを交えて紹介されました。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

近江学研究プロジェクト「里山〜水と暮らし」聞き取り調査を行いました!

2010 年 7 月 12 日

7月10日(土)近江学研究プロジェクト「里山〜水と暮らし」の前期最終授業が行われました。
この日は11:00〜12:30現地(仰木JA多目的会議室)で聞き取り調査を行いました。参加学生14名が4班に分かれ、ご協力いただいた4名の仰木(平尾地区)の方々から棚田のことや昔の生活のことなど聞かせていただきました。
棚田の水争いの話しや屋号のこと、平尾地区に伝わる伝承、仰木祭りのこと、戦後の生活のことなど話しは尽きず、1時間半があっという間に終わりました。
午後は棚田に向かい、前回の続きで大倉川から取水する北山水路の最終地点までをたどりました。この地点の田を耕作する方に案内をいただき、複雑に配置される田に注がれる水の経路を確認し、それぞれ学生たちが地図でチェックして行きました。
学生たちはこの日を含め成果をレポートにまとめ提出することが最終の課題です。我々研究員はその報告を受け、後期の研究プロジェクトに活かして行きたいと考えています。日を重ねるごとに新しい発見があります。仰木地区は研究素材の宝庫です。ますます研究を深め研究成果を発表したいと思います!次のフィールドワークが楽しみです。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

森を守る!仰木森林学スタート!

2010 年 7 月 6 日

7月5日、今年の仰木森林学がスタートしました。これは成安造形大学が位置する仰木地区の山林をその所有者である仰木地域の森林生産組合の方々とともに森を守るという活動です。昨年まではプロジェクト特別実習として参加していましたが、今年度はボランティア活動として教職員にも輪を広げて参加させていただきました。残念ながら初日の本学の参加者は少なくなりましたが、約30名の上仰木・辻ヶ下生産森林組合の役員さん会員さんとともに汗を流しました。
 今回の内容は山の尾根を歩き、山林の境界線を一つ一つ確認し、山林の状況を踏査することでした。梅雨の大雨のさなかで天候を心配しましたが、何とか晴れ間も見え山稜はすがすがしい空気に包まれました。
次回は7月25日です。間伐作業に入ります。参加されたい方は近江学研究所まで!

近江学研究所研究員 加藤賢治

博物館学芸員課程一泊研修が行われました!

2010 年 7 月 5 日

7月3日/4日と本学博物館学芸員課程の一泊研修が行われました。恒例となっていますこの行事は「本物を見る」をテーマに滋賀県内の国宝を中心とした文化財を現地で見学するというものです。学芸員課程が主催し、担当教員が引率しますが、行程の企画と解説等は木村所長を中心に近江学研究所が全面的に協力しています。
 初日は三井寺(園城寺)の国宝「光淨院」「勧学院」「金堂」を見学し、午後は彦根城歴史博物館を訪れました。夕刻長浜のホテルに入り、そこで1時間のレクチャーの後、夕食となりました。2日目は長浜の黒壁美術館と長浜曳山博物館を見学し、午後湖北十一面観音を訪ねました。
 始めは少し緊張気味の学生さんたちでしたが、非公開の国宝の文化財を目の前にしてより緊張感が増し、そこから新たな興味関心が湧いたようでした。平安時代の仏像、中世後期の建築物、近世絵画、近世の武具や工芸品、近世から現代にかけての民俗、現代ガラス工芸など日本文化のあらゆるジャンルを網羅した研修となり、参加した学芸員課程の学生さんたちは疲れを忘れて満足そうでした。

近江学研究所研究員 加藤賢治

近江学フォーラム会員限定講座「近江の東海道と中山道」開講しました

2010 年 7 月 3 日

講座名:近江の東海道と中山道
日 時:平成22年7月3日(土) 10:40~12:00
場 所:成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師:八杉淳(草津市立草津宿街道交流館館長)

東海道と中山道が交わる交通の要衝「近江」。近江はその道を通じて多くの「ひと」や「もの」とともに「文化」や「情報」が行き交い発展しました。この日は草津市立草津宿街道交流館館長の八杉淳先生にご登壇いただき、東海道、中山道を中心とした街道と近世宿場町の機能について詳しく語っていただきました。
 古代から近江は北国と東国、西国を結ぶ三叉路にあたり、東海道・中山道・北国街道・北国脇往還・若狭街道・御代参街道など街道が琵琶湖を囲むように集中していた。現在でもJR琵琶湖線・国道一号線・瀬田唐橋・東海道新幹線・名神高速道路・京滋バイパス・近江大橋が瀬田川に架かっており、まさに交通の要衝であることがわかる。また、宿場町の機能として大名の宿泊施設であった本陣、脇本陣や一般の旅人が利用した旅籠の様子、そして草津宿から石部宿、石部宿から水口宿までの物資運搬の流れなど、当時の人と物の行き来について詳しく紹介していただきました。東海道と中山道が交差する草津宿を中心として、たくさんのスライドを介してわかりやすく講義いただきました。

近江学研究所研究員 加藤賢治