おうみブログ2022-03-29T17:42:04+09:00

おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

近江の催し:2012年10月-11月


10月6日~ 11月25日
石山寺縁起絵巻の全貌 ~重要文化財七巻一挙大公開~
滋賀県立近代美術館
*上記以外の期間のうち、
10月16日(火)─10月28日(日)は各巻の前半が重要文化財、後半は江戸時代の模写本、
10月30日(火)─11月11日(日)は各巻の後半が重要文化財、前半は江戸時代の模写本での展示・公開
7月14日(土)~11月25日(日) 
ニゴロ―の大冒険~フナから見た田んぼの生き物のにぎわい~
琵琶湖博物館(草津市)
10月4日(木)~11月4日(日)
樂吉左衞門館開館5周年記念企画
茶室見学 《霧の茶室》
上記期間中の木・金・土・日・祝日 ※2012年10月13日(土)は除く
9月29日(土~4月07日(日)
樂吉左衞門館開館5周年記念 吉左衞門X 暗闇の音 静寂の光
佐川美術館
9月1日(土)~12月9日(日)
秋季特別展 「土偶・コスモス」
MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)
8月24日(金)~11月11日(日)
スーパー・ワールド・オン・ペーパー 古久保憲満と松本寛庸
ボーダレスアートミュージアム NO-MA
10月6日(土)~11月11日(日)
開館20周年記念・平成24年度秋季特別展「信長×信玄 戦国のうねりの中で」
滋賀県立安土城考古博物館(近江八幡市)
9月7日(金)~10月14日(日)
特別展「湖北の観音-信仰文化の底流をさぐる-」
長浜城(長浜城歴史博物館)
9月28日(金)~10月23日(火)
テーマ展「能装束にみる日本の色-井伊家伝来能装束から-」
彦根城博物館
9月8日(土)~10月21日(日) 
第8回企画展「描かれた地獄 -浄光寺の六道絵-」
愛荘町立歴史文化博物館
9月12日(水)~10月21日(日) 
特別展「湖北の観音-観音の里のホトケたち-」
高月観音の里歴史民俗資料
9月15日(土)~11月4日(日)
BIWAKOビエンナーレ2012
近江八幡市旧市街地
近江八幡市・東近江市

2012年10月9日|Categories: お知らせ, 近江イベントカレンダー|

石川亮研究員 展覧会のお知らせ 「よむこと・紙出来」


石川亮研究員が参加する展覧会が京都にてはじまりました。
その他参加作家には、今井祝雄(本学名誉教授)、長尾浩幸(本学准教授)なども出品します。
ぜひ、足をお運びください。
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(ギャラリーWEBサイトより)
 本展は「よむこと・紙出来展覧会実行委員会」の主催によるもので、藤本由紀夫、井田照一(参考出品)、今井祝雄、石川亮、北野裕之、長尾浩幸による「紙」にまつわる新作(一部旧作含む)によって構成されます。  
 私たちの暮らしにあって身近な「紙」。福井の越前和紙・京都の黒谷和紙をはじめ各地の伝統産業・文化として、あるいは自然環境保護の見地からも注目される紙はまた、美術表現、とりわけ現代美術にとっても大きな存在であり続けています。
 絵画や写真などの支持体としてのみならず、光を透過させ、軽く、柔軟でいて変化可能なその特性は、オブジェなどへの展開をはじめ、多様な表現の可能性を拡げる素材であり続けています。
 本展では伝統的な素材でもある紙を使い、様々な方法論と手法による「紙の上の出来事」を作品として展示します。会場に構成された作品により、紙という素材の持つ面白さと、記号としての意味作用とを交錯させて鑑賞者に投げかけるものです。  
現代美術の表現における「紙」の持つ意味を問いかけることは、我々の暮らしや文化について思索する契機となるかもしれません。
 身近な「紙」からはじまる多様・多彩な表現の数々をお楽しみください。
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「よむこと・紙出来」
詳細はこちらから
期間:2012年10月9日(火)~10月21日(日) 
時間:11:00-19:00 最終日18:00まで / 月曜休廊
作家:藤本 由紀夫、井田 照一 、今井 祝雄、石川 亮、北野 裕之、長尾 浩幸
主催:「よむこと・紙出来」展覧会実行委員会
協力:Gallery PARC |グランマーブル ギャラリー・パルク
助成:成安造形大学特別研究助成
会場:Gallery PARC | GRANDMARBLE
〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル
[ル・グランマーブル カフェ クラッセ] 2階  
Tel. 075-231-0706
営業時間. 11:00-19:00  
定休日. 月曜日

2012年10月9日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|

近江学フォーラム会員限定講座 第3回「琵琶湖の湖底遺跡」を開講しました。

松井 章先生

松井 章先生


9月29日(土)の近江学フォーラム会員限定講座は「琵琶湖の湖底遺跡」と題して、奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長松井章先生に講義いただきました。
 松井先生は動物考古学、環境考古学がご専門で、特に縄文時代の貝塚の研究を続けてこられました。この日は、1990年に粟津湖底遺跡の発掘調査に参加された時の調査報告を中心に、湖底遺跡の魅力について語られました。
 湖底遺跡は国際的にウェットランドと呼ばれ、湿気によって保たれた湿地特有の遺物が発掘されることで注目され、特に琵琶湖の粟津湖底遺跡は9000年前の縄文早期の遺跡として世界的なレベルの研究報告となった。縄文早期のこの遺跡には陸上の遺跡では分解されて残らない植物性の遺物、特にドングリやトチの実、ヒシなどが良質な形で大量に出土し、層を成していた。これは、一家族が年月をかけて出したものではなく、集落総出で木の実を採取して一斉に皮むき等の加工をしたと考えられる。また、縄文中期の地層からはセタシジミの貝殻大量に出土し、その貝殻の断面から晩夏から初秋に採取されていた事もその調査で解明された。この遺跡の遺物には他の貝塚に見られるように、魚骨や獣骨などが極端に少ないことから、ここが単なるゴミ捨て場ではなく、近辺に集住した人々の共同作業場であったと考えられるとまとめられました。
 講演の最後に、国立の機関である奈良文化財研究所埋蔵文化財センターの所長である松井先生は、文化財レスキュー隊の隊長を務められており、東日本大震災で被災し流出した文化財を探索する任務に従事されているお話がありました。大震災の爪痕はこのように文化財保護の分野にも及び、完全な復興にはまだまだ時間がかるという現状を知らされました。

日時:2012年9月29日(土)10:40~12:10
場所:成安造形大学 聚英館3階 聚英ホール
講師:松井 章氏 (奈良文化財研究所 埋蔵文化財センタ―長)

滋賀県「美の滋賀アートマップ作成事業」に大原歩研究員が参加します!

編集会議では毎回活発な意見が交わされています。

編集会議では毎回活発な意見が交わされています。


滋賀県で行なわれている『滋賀のアート発見事業「アートマップ作成事業」』
(主催 滋賀県文化振興事業団・滋賀県文化振興課)の
編集委員として、今年度から研究員になった大原歩研究員が参加することになりました。
この事業は、平成24年2月に出された「「美の滋賀」発信懇話会提言」を踏まえ、
滋賀のアートの魅力を発信するために、県民の方から身の回りのすばらしい「美」の情報を収集し、
滋賀の「美」に関するもの、こと、人、場所等の情報をまとめたアートマップを作成するというものです。
→「美の滋賀」発信懇話会提言 概要はこちら
このアートマップ編集委員会では、
「美の滋賀」とは、
美の滋賀発信懇話会がすすめる「アールブリュット」「近代美術館の資産」「神と仏の美」の三本柱,
それに加え、くらしの中で育まれてきた生活技術(道具も景観もふるまいも含む)もふくんで、
「美」ととらえ、事業を進めています。
このアートマップの作成にあたっては、紙版とWEB版を両軸に進められています。
WEB版については、
さまざまな形で滋賀の「美」を再発見する機会を作りながら、
広く県民の方から情報を自由に発信していくサイト<美の滋賀くらぶ>が立ち上がりました。
→<美の滋賀くらぶ> 詳しくはこちらから
就航式 景色のいい沖島小学校の和室で行われました。

就航式 景色のいい沖島小学校の和室で行われました。


過日 9月2日(日)に、WEB版アートマップ<美の滋賀くらぶ>のスタートを記念して、
沖島にて就航式が開催されました。
就航式では、
「美の滋賀」発信懇話会の座長であった哲学者の鷲田清一先生を囲んで、
編集委員とコアサポーターと呼ばれる滋賀で活躍する美の滋賀の体現者ともいえる方々や事務局の約30名が
<美の滋賀くらぶ>を発足を祝い、それぞれの人の感じ・考える「美」について、
活気ある意見を交わし合いました。
→京都新聞 9月3日付け記事 はこちら
滋賀の様々な場所で活躍するコアサポーターの皆さんと沖島に上陸

滋賀の様々な場所で活躍するコアサポーターの皆さんと沖島に上陸


今後は、紙版のアートマップの制作がはじまります。
また、追ってブログにてご報告します。
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『滋賀のアート発見事業「アートマップ作成事業」』
1)事務局
公益財団法人滋賀県文化振興事業団/滋賀県文化振興課
2)編集委員
・編集委員長  
上田洋平(滋賀県立大学地域づくり教育研究センター研究員)
・編集委員   
石津大輔(針江のんきぃふぁーむ代表)
大原 歩(成安造形大学附属近江学研究所研究員)
北川陽子(ファブリカ村代表)
辻村耕司(辻村写真事務所代表)
藤田知丈(近江八幡市立マルチメディアセンター代表)
・オブザーバー 
井上ひろ美(滋賀県文化財保護協会学芸員)
占部敏子(滋賀県立近代美術館専門学芸員)
西川賢司(滋賀県社会福祉事業団文化芸術推進課長)
笹山衣理(滋賀県総合政策部「美の滋賀」発信推進室 副主幹)
松崎和弘(合資会社ドットラボ代表)

2012年9月28日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|

仰木地域がNHKで放映されます!

至る9月23日授業の際に、延命地蔵堂の撮影にも遭遇しました。

至る9月23日授業の際に、延命地蔵堂の撮影にも遭遇しました。


研究活動や、フィールドワーク授業などで訪れる大津市仰木の集落を歩くと、
お地蔵様が道の辻々、田んぼの畦や、各家の敷地の中にもおられ、
仰木の暮らしを見守るように点在しています。
そのお地蔵さまと仰木のくらしを、NHKが取材され、
「お地蔵さまと暮らす里~大津市仰木」というタイトルで放送されます。
1、9月27日(木) 18:10~ 
  NHK「おうみ発610」 番組内で 長いバージョンの放送
   ホームページはこちらから
2、9月29日(土) 7:30~  
  NHK「ウィークエンド関西」 番組内の「西日本の旅」コーナー(8分間)の放送
   ホームページはこちらから
ぜひ、ご覧ください!
仰木の野仏さま 撮影:大森貴生

仰木の野仏さま 撮影:大森貴生

2012年9月27日|Categories: お知らせ|

今森光彦の里山みらいじゅく2012のお知らせ


今森光彦客員教授の企画する「今森光彦の里山みらいじゅく」が、
今年も大津市仰木地区で開催されます。
本学では、「近江・里山フィールドワーク」の授業として学生が参加します。
写真家でもあり、「自然環境をみつめる眼を育てる」企画やアイデアを数多く行う活動家でもある
今森先生の姿から学ぶことはとても大きいと思います。
以下、WEBサイトより
WEBサイト 「今森光彦の世界」はこちらから
里山みらいじゅく 詳しくは、こちらから
「今森光彦の里山みらいじゅく2012」
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里山みらいじゅくは、美しい里山自然を後世に伝えたい。
そんな想いから立ち上がりました。
滋賀県湖西地方にひろがる田園は、今森光彦の里山物語の舞台になったところ。
琵琶湖をのぞむ豊かな谷あいから輝くメッセージを放ちます。
大人も子どもものどかな風景にいだかれて、心ゆくまで秋の日を満喫しましょう。
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■プログラム■
【先着150名様】
◆午前/今森光彦さんと棚田を歩こう
◆午後/講演会と対談
8:45~ JR湖西線「おごと温泉」駅からマイクロバスにて受付までご案内
9:30~ 開会式
9:45~ 散策
12:00~ お昼ご飯 地元仰木の皆さんの物産と手作りお弁当販売
13:00~13:30 演奏 仰木太鼓 仰木小唄
13:30~14:30 はたこうしろうさん講演会
14:30~15:00 はたこうしろうと今森光彦 対談
15:15~15:40 地元の皆さんから皆さまへのメッセージ 閉会式
15:40~16:00 サイン会
マイクロバスにてJR湖西線「おごと温泉」駅へ
■申し込み方法■
【お申し込みについて】
10月1日(月)(限定期日)午前10時から、以下の内容を記入し、メールにてお申し込みください。
・お名前(ふりがな)
・ご住所
・年代(小学生・10代・20代のようにご記入ください)
・電話番号
・お弁当(有料・ご希望の方)
※複数でご参加の場合は参加者全員のお名前・年齢をお知らせください。
※駐車場希望の方(先着50台まで)
※電車の方はJR湖西線「おごと温泉」駅までお越しください。
マイクロバスにて送迎いたします。
お申し込みは10月1日(月)の限定期日とさせていただきます。
先着150名様になり次第、締切です。(10月1日(月)午前10時から)
雨天決行です。雨具をご用意ください。
持ち物:水筒 シート (お弁当(別売り)ご希望の方はお箸・お椀・お皿)
【参加費】
1,500円(小学生以下は無料)
当日受付にてお支払いください。
【別途】太鼓会館にて地元のお母さんの手作りの“新米おにぎり”など。
600円にて販売。是非ご利用ください。
【お申し込み】
メール:ogawa.l@chive.ocn.ne.jp
お問い合わせ:090-6554-9034
(お電話でのお申し込みは受け付けておりません)
【主 催】(有)おうれりあん
【協 賛】(株)メイスイ
【協 力】平尾.里山.棚田守り人の会 仰木太鼓保存会 仰木小唄伝承会
【企画進行】里山みらいじゅく実行委員会

2012年9月24日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|
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