おうみブログ2022-03-29T17:42:04+09:00

おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

「淡海の夢2019風景展」12/14土のアーティストトークは中止します。

「淡海の夢2019風景展」の関連企画として下記の通り予定しておりましたアーティストトークは、
講師の体調不良のため、中止することが決定しました。
楽しみにしていただいていた皆様、申し訳ございません。
展覧会は、12/14(土)17:00まで開催しておりますので、ぜひ足をお運びください。
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【関連企画】
アーティストトーク
12月14日(土)14:00~16:00  
会場 I棟1階プレゼンルーム(アートサイト横教室)
【展覧会概要】
棚田・里山、湖辺の里 淡海の夢2019風景展 (おうみのゆめ)
会期 12月2日(月)~14日(土) 
時間 11:00~17:00
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト
休館日 12月8日(日)
入場無料
企画・監修/永江弘之(ながえひろゆき)(成安造形大学教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
主催/成安造形大学附属近江学研究所
問合せ 成安造形大学附属近江学研究所 077-574-2118

2019年12月12日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント, 公開講座|

近江のかたちを明日につなぐ「近江―受け継ぐかたち―信楽勅旨、茶器をつくる―」報告

連続講座 近江のかたちを明日につなぐ
「近江―受け継ぐかたち―信楽勅旨、茶器をつくる―」
日時:11月30日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:大西 左朗 氏(陶芸家)
対談:石川 亮 (本学准教授・本研究所研究員)

大西左朗氏

大西左朗氏

石川亮研究員

石川亮研究員

古くから焼き物の産地として知られる甲賀市信楽町勅旨の陶芸家大西左朗氏の仕事に迫る講座を開催しました。 戦後まもなく小物づくりの復興を目指し、先人の仕事を学びながら機能性に優れた独自の作風を確立してきた左朗氏の実父である大西忠左氏のものづくりの精神性について、また、大西左朗氏がその伝統を継承しながらも新素材の研究開発に取り組まれ、近年では朝宮の茶農家と連携するなど、煎茶を美味しく飲むための茶器の追求している制作活動について、信楽勅旨の歴史に裏付けられた「陶璃窯」の普遍的なものづくりについて語っていただきました。講座の中では、左朗さん自らが、作陶した2種類の茶器でお茶を煎れていただき、前列の方に飲み比べをしていただきました。

お茶を煎れる大西左朗氏

お茶を煎れる大西左朗氏

また、当日は関連企画として「近江のかたちを明日につなぐ展vol.13 信楽勅旨、茶器をつくる」を開催しました。忠左氏と左朗氏の作品の数々、陶璃窯の名前の由来となった掛け軸、作品のインスピレーションを受ける室町時代の陶器の破片など、作品の世界観が伝わる展示となりました。

「近江のかたちを明日につなぐ展」展示

「近江のかたちを明日につなぐ展」展示

「近江のかたちを明日につなぐ展」

「近江のかたちを明日につなぐ展」

[講師プロフィール]
大西 左朗 氏(陶芸家)
1964年 滋賀県信楽町生まれ。’88年 東洋大学社会学部応用社会学科卒業。 ’93年 京都府立陶工高等技術専門校図案科修了。滋賀県立陶芸の森 創作研修館嘱託を経て、‘96年 自宅工房で独立。‘07年 第17回秀明文化基金賞受
賞。’13年 信楽焼伝統工芸士(総合部門)認定。個展を中心に作品を発表。
対談:石川 亮 (本学准教授・本研究所研究員)

「淡海の夢2019風景展」が開催しました。



今年で17年目を迎える「淡海の夢2019風景展」が開催しました。
公募による一般の方の絵画や写真作品を展示しています。
今年も風景画の魅力がつまった38作品があつまりました。
ぜひ、ご高覧ください。
【展覧会概要】
棚田・里山、湖辺の里 淡海の夢2019風景展 (おうみのゆめ)
会期 12月2日(月)~14日(土) 
時間 11:00~17:00
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト
休館日 12月8日(日)
入場無料
関連企画 アーティストトーク ←追記2019/12/12 アーティストトークは講師が体調不良のため中止します。
12月14日(土)14:00~16:00  
会場 I棟1階プレゼンルーム(アートサイト横教室)
企画・監修/永江弘之(ながえひろゆき)(成安造形大学教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
主催/成安造形大学附属近江学研究所
問合せ 成安造形大学附属近江学研究所 077-574-2118
出品作品
38作品
一般公募作品 29点
学生選抜作品 6点
賛助作品   3点
【受賞作品】
クサカベ賞 5点

石田 飛雄馬 「小屋裏の重なり合う水の音」
浦部 秀子  「春の山」
黒明 節夫  「残雪のメタセコイア並木」
古本 穂乃佳 「水面」
LIN RUOLEI 「夏」
ホルベイン賞 5点
佐伯 俊次 「湖(うみ)と活きる」
杉本 幸男 「二階廊下」
橋本 宗次 「眺望(ちょうぼう)」
正木 俊行 「聖夜を待つ駅」
森本 雅夫 「田植えの頃」

2019年12月2日|Categories: おうみブログ, お知らせ, イベント|

近江学フォーラム会員限定講座第4回「風景から識る近江―文学作品を通して―」報告

近江学フォーラム会員限定講座
「風景から識(し)る近江 ―文学作品を通して―」
日時:11月23日(土・祝)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:西本 梛枝 氏(文筆業(日本ペンクラブ・日本詩人クラブ・観光ジャーナリスト会議等々  会員)旅や観光に関した記事、随筆を主に執筆。)

西本梛枝氏

西本梛枝氏


 多くの文学作品中で描かれた「文学風景」を、作家のまなざしを想像しながら、その土地をたどっていく醍醐味を西本氏に講演いただきました。本講座では、井上靖『星と祭』、勝海舟『氷川清話』を題材に、文学作品を読み解かれました。
 「日常の中で〝見なれた風景〟になったその土地が、新鮮なものにしてくれることがわかってくる。」「文学作品たちからもらう〝ちょっとしたきっかけ〟は人の人生を豊かにする」。西本氏の感性豊かな語りから、作家たちが近江の風景からすくい取った近江の豊かさに触れることができる講座となりました。
[講師プロフィール]
西本 梛枝 氏(文筆業(日本ペンクラブ・日本詩人クラブ・観光ジャーナリスト会議等々  会員)旅や観光に関した記事、随筆を主に執筆。)
1945年、島根県生まれ。文筆家。神戸大学教育学部卒業。日本ペンクラブ、日本詩人クラブ、日本現代詩人会、観光ジャーナリスト会議会員。
3年間小学校教師を勤めた後、民放テレビで「東海自然歩道」の紹介番組を担当したのを切っ掛けに旅行ガイドブックや紀行書の執筆。一方で、テレビ、ラジオで旅を書いたり語ったり。著書は『鳰の浮巣』、『湖の風回廊』などがある。

「近江―挑戦のかたち―完全農薬不使用栽培を通してみる、朝宮茶のちから―」報告

連続講座 近江のかたちを明日につなぐ
「近江―挑戦のかたち―完全農薬不使用栽培を通してみる、朝宮茶のちから―」
日時:11月9日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:片木 明 氏(茶農家)
対談:真下 武久 (本学准教授・本研究所研究員)

片木明氏と真下武久研究員

片木明氏と真下武久研究員


 信楽の西、国道422号線沿いに店を構える「かたぎ古香園」。6代目当主片木明氏は、昭和50年から朝宮で、お茶の完全農薬不使用栽培を開始し、現在はそのパイオニアとして広く知られています。
 今回の講座では、片木明氏をお迎えし、「かたぎ古香園」が目指す安全と安心の徹底した追求の経緯、また、従来から高級茶として知られている朝宮茶の魅力について語っていただきました。
 今回は片木氏の意向で、階段式の座席ではなく、講師を取り囲むような車座をつくり、前列はゴザに座布団をしいて、後列は椅子席を用意して、アットホームな環境つくりを試みました。片木さんのお人柄を身近に感じる雰囲気は受講者のみなさんに好評を得ました。
 
 完全農薬不使用栽培というとてつもない挑戦から見えてくる、朝宮の土地や自然、お茶が持つ「ちから」を片木さんのお話や、茶葉の試食体験や、全員にふるまわれたお茶を味わうことで、体験を通して感じることのできる講座となりました。
会場風景

会場風景


会場風景

会場風景


ふるまわれた朝宮茶

ふるまわれた朝宮茶

「淡海の夢2019 堅田・湖族の郷写生会」報告

「淡海の夢2019 堅田・湖族の郷写生会」
日時:10月26日(土)10:50~12:20
場所:大津市堅田 本福寺周辺
講師:永江 弘之 (本学教授・本研究所研究員)、上原 結子(本学准教授)

大津市堅田地区での写生会風景

大津市堅田地区での写生会風景


 今回の開催地は大津市堅田地区です。堅田は、琵琶湖の水運・漁業など、湖上の特権を持つ堅田衆(湖族)が栄えた歴史ある町。その町並みをはじめ、一休和尚、松尾芭蕉ゆかりの寺院、浮御堂、堅田漁港など、趣深い湖辺の風景が魅力です。今回は、蓮如が真宗の布教拠点として滞在した寺院「本福寺」にご協力を得て、本堂にて受付・講評をさせていただきました。
本福寺本堂で開催した講評会の様子

本福寺本堂で開催した講評会の様子

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