おうみブログ

近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。

公開講座

2019近江学フォーラム会員限定講座第1回「近江と美濃を結ぶ里―奥伊吹・甲津原」報告

「近江と美濃を結ぶ里 ―奥伊吹・甲津原」
日時:6月29日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:髙橋 順之 氏(米原市教育委員会歴史文化財保護課主、伊吹山文化資料館学芸員) 

髙橋順之氏

髙橋順之氏


 米原市で歴史文化・資料館運営を通して広く市民に伊吹山の自然・歴史文化について教育普及に努められている髙橋順之氏をお迎えし、国の重要文化的景観「東草野の山村景観」に登録された奥伊吹・甲津原集落について講演いただきました。
 奥伊吹・甲津原集落は、標高520メートルの高地にあり、西日本屈指の豪雪地として知られており、かつて、3本の峠道で湖北と美濃を結ぶ拠点であったことから、顕教踊りや廻り仏、能面などの古い文化や文化財が入り込み、里人によって伝承されてきました。甲津原や坂下の村々が、山深い集落でありながら閉塞した土地ではなく、峠を介した往来がさかんな地域であったことが具体的な事例をもとに語られました。
[講師プロフィール]
髙橋 順之(たかはし・のりゆき)氏
1962年、滋賀県生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。伊吹町教育委員会を経て、現職。滋賀県立大学非常勤講師。専門は日本考古学。著作に『伊吹山を知るやさしい山とひと学の本』(監修・共著)、『伊吹山物語―神の山と歩む上野人―』(編集・共著)、「近江の上平寺城から小谷城へ」(『中世城館の考古学』高志書院)などがある。

「淡海の夢2019 仰木・棚田里山写生会」報告

「淡海の夢2019 仰木・棚田里山写生会」
日時:6月8日(土)10:50~12:20
場所:大津市仰木周辺
講師:永江 弘之 (本学教授・本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)

大津市仰木地区での写生会風景

大津市仰木地区での写生会風景


 琵琶湖を中心とした棚田・里山、湖国の風景は今、次世代に引き継ぎたい美しく貴重な日本の原風景として広く注目されています。「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し固有の価値を再発見する講座です。本学イラストレーション領域で風景イラストを専門とする永江弘之研究員が、風景写生のコツをレクチャーし、講評会を実施しました。
 今回の開催地は、大津市仰木地区です。仰木は、比叡山から琵琶湖の西岸へと伸びる尾根沿いの農村集落で、1150年の歴史があります。周囲にゆったりと階段状に広がる棚田や雑木林など、人々が守り育んできた日本の原風景ともいえる風景が魅力です。
 風が強く天気が目まぐるしく変わる写生には難しい日和となりましたが、3年ぶりに仰木地区での棚田を描けることを楽しみに来られた受講者が集まりました。当日は、受付場所として仰木活性化委員会に協力いただき「御所の丘公園」を使用し、講評場所には仰木市民センターをお借りして実施しました。
仰木市民センターで開催した講評会の様子

仰木市民センターで開催した講評会の様子


[講師プロフィール]
永江弘之 (本学教授・近江学研究所研究員)
1960年 大阪府生まれ。大阪教育大学教育学部卒業。中学校美術科教諭を経て、2003年成安造形大学講師となり、現在、成安造形大学芸術学部芸術学科イラストレーション領域教授、08年から同大学附属近江学研究所研究員。近江学研究所公開講座「淡海の夢」(写生会・公募展)企画責任者。近江の風景に魅せられ、色彩感あふれる写実風景画や幻視風景画を制作。

本日の淡海の夢2019写生会、開催します。

淡海の夢2019写生会 仰木・里山棚田写生会 お申し込みのみなさま
本日の写生会は、開催いたします。
ただし、お昼頃の小雨の予報があります。
雨が強く降る場合は、途中で中止となる可能性があります。
その点をご了承いただき、ご参加の判断をお願い致します。
お気をつけて、お越しください。
近江学研究所 6月8日(土)7:15

公開講座「近江〜食のかたちー料理が伝える文化とは!?」報告

連続講座 近江のかたちを明日につなぐ「近江〜食のかたちー料理が伝える文化とは!?」
日時:5月18日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:川西 豪志 氏(株式会社木馬代表取締役、ひさご寿し料理長) 
対談:石川 亮 (本学准教授・本研究所研究員)

川西豪志氏

川西豪志氏


 水郷と商家の街、近江八幡市で地元の食材をふんだんに使う料理人、寿し割烹と日本料理を楽しませる「ひさご寿し」2代目川西豪志氏をお迎えしました。本研究所の石川亮研究員かナビゲートする対談形式での講演を行いました。
 講演では、世界的に和食の注目度は高く、その理由として無形文化遺産に「和食;日本人の伝統的な食文化」が登録されたことは大きいことが話されました。川西氏は、登録された当時、フランスの宮殿で外務省の方々に懐石料理を振る舞うメンバーとして参加され、またその2年後に開催されたミラノ万博でも、日本食チームの一人として日本食を世界に広めるために参加されました。それをきっかけに、なぜ日本料理をつくるのか、自分が暮らす土地の食や文化を誇りに思えているか、日本食文化の中で近江料理とは何かを考え、近江八幡の自然環境、生産者や漁師などいろいろな人に地域の食を教わることを始めたというエピソードが語られました。
 講座の中では、川西氏がこれぞ近江の郷土食と考える「丁子麩の酢味噌和え」が振舞われ、味覚を通じた食文化の深さを味わう講座となりました。
石川亮研究員と対談

石川亮研究員と対談


[講座内容]
 水郷と商家の街、近江八幡市で地元の食材をふんだんに使う料理人、寿し割烹と日本料理を楽しませる「ひさご寿し」2代目川西豪志氏に迫ります。世界的に和食の注目度は高く、その理由に無形文化遺産に「和食;日本人の伝統的な食文化」が登録されたことは大きい。日本食文化の中で近江料理とは何か、その周辺と環境、様々な過程から育まれた料理に注目し食が伝える近江、日本の文化について、また多分野との交流から広がる食の可能性にも迫ります。
[講師プロフィール]
川西 豪志  氏 (株式会社木馬代表取締役・ひさご寿し料理長)
1976年 滋賀県近江八幡市生まれ。’95年 県立八日市高等学校卒業後、株式会社木馬 ひさご寿しに入社。有馬での修行後’03年帰郷、ひさご寿し料理長に。第一回日本料理コンペティション全国決勝敢闘賞、国家資格日本料理専門調理師、滋賀県日本調理技能士会理事、滋賀フードツーリズム推進協議会副会長、日本料理アカデミー正会員、龍谷大学非常勤講師。

特別公開講座「日本の食とお茶-近江の食文化にからめて-」報告

熊倉功夫氏

熊倉功夫氏

特別公開講座「日本の食とお茶 -近江の食文化にからめて-」
日時:2019年4月27日(土)14:00〜15:30
場所:コラボしが21 大会議室
講師:熊倉 功夫 氏 (MIHO MUSEUM館長、国立民族学博物館 名誉教授)
2019年度特別公開講座として、2013年「和食;日本人の伝統的な食文化」 としてユネスコの無形文化遺産に登録にご尽力された熊倉功夫氏をお迎えし開催しました。
講演では、私たちにとって「和食」とはなにかをお話しいただきました。古来から自然の中に存在する霊的なものと人との交信のかたちとして、「行事食」があることを「花見」から読み解かれ、そこには日本人のもつ移ろいゆく自然を尊重する姿、恵みに対する感謝の気持ちが表れている。また、鎌倉初期から始まった茶の湯文化生み出した「会席」にもある一汁三菜が、今の家庭料理につながっている。「家庭料理」は、旬のものを食べ、つくる人が 食べる人の顔を思い浮かべてつくられる。それが「食文化の原点」として、一番大切な姿であることが話されました。
講座の後半では、本研究所加藤副所長より、熊倉氏とともに4月頭に大津市仰木地区へ訪れ、仰木のハレの食事をとっていただいた様子をスライドで報告しました。
熊倉氏からは、納豆餅という滋賀県内の他の地域に見られない独特の食文化に驚いたというエピソードが紹介され、近江には各地に家庭の中に生きている郷土料理・和食の文化がある。それは、とても価値があることで、ぜひ後世に引き継いでほしいと語られました。
ほぼ満席の約150名の受講者から、大変満足度の高い感想をいただきました。

2019年度特別公開講座チラシ(デザイン:塩谷啓悟)

2019年度特別公開講座チラシ(デザイン:塩谷啓悟)

講演風景(コラボしが21 大会議室)

講演風景(コラボしが21 大会議室)

[当日プログラム]
13:30開場・受付/14:00講演開始/15:30講演終了
[会場]
コラボしが21 大会議室
〒520-0806 滋賀県大津市打出浜2番1号
[講座内容]
ご存知の通り日本の食文化は、2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」 としてユネスコの無形文化遺産に登録され、ますます世界各国からその文化 の魅力が注目されています。今回の特別公開講座では、この無形文化遺産の登録に尽力された熊倉功夫先生にご登壇いただきます。日本の食文化の歴史に始まり、無形文化遺産登録の意義、日本食に欠くことができないお茶、そして近江の食文化についても触れていただきます。
[講師プロフィール]
熊倉功夫 氏(MIHO MUSEUM 館長・国立民族学博物館 名誉教授)
1943年 東京生まれ。東京教育大学卒業。文学博士。筑波大学教授、国立民族学博物館教授、林原美術館館長、静岡文化芸術大学学長などを歴任。2013年中日文化賞受賞。著書に『日本料理の歴史』、『茶の湯といけばなの歴史 日本の生活文化』、『後水尾天皇』、『文化としてのマナー』、『現代語訳南方録』、『茶の湯日和 うんちくに遊ぶ』、『日本人のこころの言葉 千利休』、『熊倉功夫著作集』全7巻、等。専門分野:日本文化史、茶道史。平成30年度第4回「和食文化京都大賞」受賞。

2019年度近江学フォーラム会員募集開始いたしました!


滋賀県(近江)の持つ豊かな自然と歴史、文化に対し、興味・関心のある方、ご自身の持っている知識や見聞を深めたい、広げたいとお考えの方は、是非会員にお申込ください。
近江学フォーラムは、1年を通して1つのテーマを多角的に学びます。
2019年度の特集テーマは《里のいとなみ》です。
みなさまの近江学フォーラムへのご参加をお待ちしております。
2019年度近江学フォーラムの期間は、2019年4月1日~2020年3月31日です。
会員は随時募集しております。※途中入会でも年会費は同額です。
>> 詳しくはこちらをご覧ください

2019年度公開講座申込み受付中!

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近江学パンフレット表紙 デザイン:塩谷啓悟

近江学パンフレット表紙
デザイン:塩谷啓悟


成安造形大学附属近江学研究所の2019年度公開講座の応募申込を開始しました。
2019年度は、近江学研究所では、”滋味深い近江の食文化”をテーマに、特別講師を招聘しての特別公開講座や、連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」、そして大津市仰木・堅田を舞台とした写生会など多彩なラインナップとなっております。
これらの公開講座を通じて、近江が持つ特性を再発見し、見らへ向け新たな価値観の想像につながればと長っております。
お申込・詳細はこちらから
みなさまのお申込を心からお待ちしております。
特別公開講座
受講料:500円
『日本の食とお茶―近江の食文化にからめて―』
4月27日[土]14:00~15:30(13:30受付開始)
申込締切日:4月12日[金]必着
講師:熊倉功夫 氏|MIHO MUSEUM 館長・国立民族学博物館 名誉教授
連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」
受講料:1講座につき500円
5月18日[土]10:50~12:20(10:20受付開始)
『近江~食のかたち―料理が伝える文化とは!?』
申込締切日:5月7日[火]必着
講師:川西豪志 氏(株式会社木馬代表取締役・ひさご寿し料理長)
対談:石川亮(本学准教授・近江学研究所研究員)
11月9日[土]10:50~12:20(10:20受付開始)
『近江~挑戦のかたち―完全農薬不使用栽培を通してみる、朝宮茶のちから―』
申込締切日:10月25日[金]必着
講師:片木明 氏(茶農家)
対談:真下武久(本学准教授・近江学研究所研究員)
11月30日[土]10:50~12:20(10:20受付開始)
『近江―受け継ぐかたち ―信楽勅旨、茶器をつくる―』
申込締切日:11月15日[金]必着
講師:大西左朗 氏(陶芸家)
対談:石川亮(本学准教授・近江学研究所研究員)
定員:180名
連続講座「淡海の夢2019写生会」
受講料:1講座につき500円
6月8日[土]9:30~17:30
『仰木・棚田里山写生会』
会場:滋賀県大津市仰木周辺
申込締切日:5月24日[金]必着
10月26日[土]9:30~17:30
『堅田・湖族の郷写生会』
会場:滋賀県大津市堅田周辺
申込締切日:10月11日[金]必着

連続講座「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る」講座報告

日時:2018年11月10日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:杉山 知子 氏 (神保真珠商店店長)
対談:石川 亮 (本学准教授、近江学研究所研究員)
タイトル:2018年度 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第3回「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る-」
講座内容
大津市東海道沿いにお店を構える神保真珠商店は長年びわ湖で淡水真珠を養殖される方々との信頼関係を保ち良質な淡水真珠を発信、提供されてきました。淡水真珠を養殖し、宝飾品としてかたちになるには様々な条件が整い、多くの人の手に渡ってようやくその輝きを放ちます。それは時代の波に左右されない思い、自然と向き合う姿勢と丁寧なものづくりを持続する努力に他ありません。真珠を作り出すイケチョウガイの貝殻の美しさを生かした新たな展開にも迫ります。
講師プロフィール
杉山 知子 氏 (神保真珠商店店長)
1974年 滋賀県大津市生れ。’95年 平安女学院短期大学卒業。’96年日本アートスクール卒業。’96年 GEAプロセスエンジニアリング株式会社 でCAD設計として勤務を経て、’14年 家業の神保真珠店に入社。県庁前に実店舗をオープン。’17年 店舗を拡張し、煎茶サロンを併設。神保真珠店は、1954年親戚が有限会社神保真珠を創業、養殖を開始。’62年竹治の長男・神保恵一が神戸に神保真珠貿易を設立(伊吹末次郎が関わる)。’66年 祖父・伊吹末次郎が神保真珠商店を開業。
石川 亮 (本学准教授、近江学研究所研究員)
1971年、大阪府生まれ。1995年京都精華大学美術学部造形学科卒業。現在成安造形大学准教授。美術家。交通インフラやのそのシステムの興味から作品制作を始める。近年は国内の神仏にゆかりのある地に出向き、その場所の持つ性質やルーツを探ることが作品制作の糸口になっている。近作に地域伝承や地名をもとに名付けられた湧水を収集した作品「全体‐水」は個々の水が混ざりあい一つになるプロセスを作品にしている。宗教観と自然観を生活の中に取り込み、自然と対峙しながらも共存してきた日本人の感覚に注目している。

講師 杉山知子さん

講師 杉山知子さん


石川亮研究員との対談をしながら、お話しをお聞きしました

石川亮研究員との対談をしながら、お話しをお聞きしました



関連企画 
近江のかたちを明日につなぐ展vol.11「近江~受け継ぐかたち-びわ湖真珠のもつ潜在能力に迫る-」

会期 11月1日(木)~11月10日(土)
場所 聚英館1階 情報発信ギャラリー
本講座に合わせた関連企画「近江のかたちを明日につなぐ 展 vol.11」として、びわ湖真珠やそれを産み出す池蝶貝を利活用した様々なクラフトの展示を行いました。
展示において2015年本学地域連携推進センターが滋賀県水産課のプロポーザル「ビワパールまるごとブランディング事業」の採択を受け、滋賀県内の様々な技術者や発信者と手を組んで取り組んだ成果の一部を紹介します。
主催|成安造形大学附属近江学研究所
協力|神保真珠商店、中川木工芸比良工房、COMMUNE、NOTA &Design 、成安造形大学 キャンパスが美術館 他


連続講座「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」講座報告

日時:2018年10月27日(土)10:50~12:20
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:澤村 芳幸 氏 (漁師)、松井 芳之 氏 (小松水産株式会社代表取締役社長)
対談:加藤 賢治(本学准教授、近江学研究所研究員)
タイトル:2018年度 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」第2回「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」
講座内容
「待ちの漁法」といわれる琵琶湖独特の「エリ漁」。魚の習性を利用して、「つぼ」と呼ばれる数か所ある仕掛けに誘導し、集まってきた魚をすくい捕る漁法である。コアユ、ワカサギ、モロコ、コイ、フナ、エビなど「つぼ」入る獲物は季節によって異なる。天候にも左右されながら、自然とともに暮らすエリ漁師の1日に密着し、その暮らしを紹介する。また、オイサデ漁や地引網など、かつては盛んに行われていた漁法や、現在行われている漁など豊かな琵琶湖の水産業を現況を解説。湖と生きる人の生業の昔と今を追い、暮らしの幸福度についても考えます。
講師プロフィール
澤村 芳幸 氏 (漁師)
志賀町漁業共同組合(滋賀県大津市)の漁師。
松井 芳之 氏 (小松水産株式会社代表取締役社長)
滋賀県大津市北小松で小松水産業を営む。
加藤 賢治(本学准教授、近江学研究所研究員)
1967年、京都市生れ。立命館大学産業社会学部卒業、高等学校地歴科・中学校社会科 非常勤講師を経て、1997年成安造形大学事務局勤務。現在、同大学准教授・附属近江学研究所副所長・研究員として滋賀県をフィールドに宗教民俗の研究を続けている。

講演にお招きした(左)漁師の澤村芳幸さん、(右)水産業を営む松井芳之さん。

講演にお招きした(左)漁師の澤村芳幸さん、(右)水産業を営む松井芳之さん。


加藤賢治研究員との対談でした

加藤賢治研究員との対談でした







関連企画 
近江のかたちを明日につなぐ展vol.10「近江~暮らしのかたち-琵琶湖の生業」

会期 10月24日(水)~10月27日(土)
場所 聚英館1階 情報発信ギャラリー
本講座に合わせた関連企画「近江のかたちを明日につなぐ 展 vol.10」として、加藤研究員が北小松のエリ漁を取材した際の写真スライドショーを展示しました。

連続講座(写生会)「淡海の夢2018 」近江八幡・八幡堀と城下町写生会 報告

日時:2018年9月22日(土)9:30~17:30
場所:近江八幡市 八幡掘周辺
講師:永江 弘之 (本学教授 本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)
タイトル:2018年度 連続講座(写生会)「淡海の夢2018 」近江八幡・八幡堀と城下町写生会
講座内容
琵琶湖を中心とした棚田・里山、湖国の風景は今、次世代に引き継ぎたい美しく貴重な日本の原風景として広く注目されています。「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し固有の価値を再発見する講座です。成安造形大学の教員が、風景写生のコツをレクチャーし、講評会を実施します。「プロのアドバイスを受けられるチャンス」とご好評いただいております。ぜひお申込みください。
【写生会場について】
近江八幡は、豊臣秀次が築いた八幡山城下町から発展した近江商人と水郷の町。八幡堀周辺や豪商たちの白壁の土蔵や旧家が建ち並ぶ旧市街地は、国の重要文化的景観の第1号と重要伝統的建造物群保存地区に選定され、歴史情緒を感じる風景が魅力です。
永江 弘之 (本学教授 本研究所研究員)
1960年大阪府生まれ。大阪教育大学教育学部卒業。中学校美術科教諭を経て、2003年成安造形大学講師となり、現在、成安造形大学芸術学部芸術学科イラストレーション領域教授、08年から同大学附属近江学研究所研究員。近江学研究所公開講座「淡海の夢」(写生会・公募展)企画責任者。近江の風景に魅せられ、色彩感あふれる写実風景画や幻視風景画を制作。

朝のレクチャーの様子

朝のレクチャーの様子




講師の永江研究員によるアドバイスを受ける受講者さん

講師の永江研究員によるアドバイスを受ける受講者さん


永江研究員の写生の様子

永江研究員の写生の様子


講師の待井先生

講師の待井先生


講評の様子

講評の様子

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