近江学研究所の活動の進捗

近江の催し:2010年10月

8月3日(火)~11月14日(日)
平山郁夫 東アジア 緑の大地
佐川美術館(守山市)

9月04日(土)~2011年03月21日(月)
吉左衞門X LOUBIGNAC の空の下で
樂吉左衞門 フランスでの作陶 — 友人 アンドッシュ・プローデルと共に
佐川美術館(守山市)

9月4日(土)~12月12日(日)
「古陶の譜-中世のやきもの 六古窯とその周辺」
MIHO MUSEUM(甲賀市)

9月14日(火)~11月28日(日)
第86回ミニ企画展「館蔵名品展」
大津市歴史博物館(大津市)

9月11日(土)~10月11日(月・祝)
色と墨のいざない-出光美術館コレクション展-
滋賀県立近代美術館(大津市)

7月17日(土)~11月23日(火/祝)
企画展示 湖底探検 ~びわ湖の底はどんな世界?~
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

9月18日(土)~11月7日(日)  10:00~17:00(火曜定休)
BIWAKOビエンナーレ2010
近江八幡市

10月1日(金)~11月23日(火/祝
信楽まちなか芸術祭
甲賀市

9月10日(金)~11月28日(日)
ボーダレスアートミュージアムNO-MA企画展(ミクロとマクロ)
近江八幡市

10月7日(木)~10月17日(日)
第15回湖国を描く絵画展
県内巡回展示

10月3日(日)
伊吹山奉納太鼓踊り
上野三之宮神社(米原市)

10月3日(日)
小谷城ふるさと祭り
長浜市小谷郡上町地先

10月9日(土)、10日(日)
大津祭
天孫神社(大津市)

10月9日(土)、10日(日)、11日(月/祝)
米原曳山まつり
湯谷神社(米原市)

10月10日(日)
大野木豊年太鼓踊
大野木 八相宮(米原市)

10月17日(日)~11月23日(火/祝)
「御本尊千手観音立像」ご開帳
正明寺(蒲生郡日野町)

2010-09-17T10:02:53+09:002010年9月17日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

近江の催し:2010年9月

8月3日(火)~11月14日(日)
平山郁夫 東アジア 緑の大地
佐川美術館(守山市)

9月04日(土)~2011年03月21日(月)
吉左衞門X LOUBIGNAC の空の下で
樂吉左衞門 フランスでの作陶 — 友人 アンドッシュ・プローデルと共に

佐川美術館(守山市)

9月4日(土)~12月12日(日)
「古陶の譜-中世のやきもの 六古窯とその周辺」
MIHO MUSEUM(甲賀市)

7月21日(水)~9月12日(日)
第85回ミニ企画展「大津・戦争・市民」
大津市歴史博物館(大津市)

9月14日(火)~11月28日(日)
第86回ミニ企画展「館蔵名品展」
大津市歴史博物館(大津市)

9月11日(土)~10月11日(月・祝)
色と墨のいざない-出光美術館コレクション展-
滋賀県立近代美術館(大津市)

7月17日(土)~9月26日(日)
「戦国の琵琶湖-近江の城の物語」
安土城考古博物館(近江八幡市)

4月1日(木)~9月23日(木・祝)
信楽焼産業総合展
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

7月17日(土)~11月23日(火/祝)
企画展示 湖底探検 ~びわ湖の底はどんな世界?~
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

9月18日(土)~11月7日(日)  10:00~17:00(火曜定休)
BIWAKOビエンナーレ2010
近江八幡市

9月1日(水)
八朔大祭
伊豆神社(長浜市)

9月1日(水)
近江中山の芋競べ祭り
熊野神社・野神山(蒲生郡日野町)

9月5(日)、6日(月)
白鬚まつり
白鬚神社(高島市)

9月9日(木)
古例祭
多賀大社(犬上郡多賀町)

9月13日(月)
モロコ祭
乃伎多神社(長浜市高月町)

2010-08-20T11:15:51+09:002010年8月20日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

近江の催し:2010年8月

開催中 8月29日(日)まで
開館3周年記念 吉左衛門ベストセレクション展
佐川美術館(守山市)

7月6日(火)~ 8月29日(日)
市川里美とバーナデット・ワッツ ヨーロッパ珠玉の絵本原画展
佐川美術館(守山市)

7月6日(火)~ 8月29日(日)
さがわきっずみゅーじあむ2010
佐川美術館(守山市)

7月10日(土)~8月15日(日)
「アジアのかざり Dynamic Decoration in Asia」
MIHO MUSEUM(甲賀市)

7月21日(水)~9月12日(日)
第85回ミニ企画展「大津・戦争・市民」
大津市歴史博物館(大津市)

7月3日(土) ~ 8月29日(日)
ロトチェンコ + ステパーノワ展 ─ ロシア構成主義のまなざし
滋賀県立近代美術館(大津市)

7月17日(土)~9月26日(日)
「戦国の琵琶湖-近江の城の物語」
安土城考古博物館(近江八幡市)

4月1日(木)~9月23日(木・祝)
信楽焼産業総合展
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

7月17日(土)~11月23日(火/祝)
企画展示 湖底探検 ~びわ湖の底はどんな世界?~
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

8月1日(日)
伊崎の竿飛び
伊崎寺(近江八幡市)

8月3日(火)、4日(水)、5日(木)
万灯祭
多賀大社(犬上郡多賀町)

8月11日(水)~15日(日)
比叡山ライトアップ根本中堂「法灯花」
延暦寺(大津市)

2010-07-21T14:23:09+09:002010年7月21日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

近江学フォーラム会員限定講座「近江の東海道と中山道」開講しました

講座名:近江の東海道と中山道
日 時:平成22年7月3日(土) 10:40~12:00
場 所:成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師:八杉淳(草津市立草津宿街道交流館館長)

東海道と中山道が交わる交通の要衝「近江」。近江はその道を通じて多くの「ひと」や「もの」とともに「文化」や「情報」が行き交い発展しました。この日は草津市立草津宿街道交流館館長の八杉淳先生にご登壇いただき、東海道、中山道を中心とした街道と近世宿場町の機能について詳しく語っていただきました。
 古代から近江は北国と東国、西国を結ぶ三叉路にあたり、東海道・中山道・北国街道・北国脇往還・若狭街道・御代参街道など街道が琵琶湖を囲むように集中していた。現在でもJR琵琶湖線・国道一号線・瀬田唐橋・東海道新幹線・名神高速道路・京滋バイパス・近江大橋が瀬田川に架かっており、まさに交通の要衝であることがわかる。また、宿場町の機能として大名の宿泊施設であった本陣、脇本陣や一般の旅人が利用した旅籠の様子、そして草津宿から石部宿、石部宿から水口宿までの物資運搬の流れなど、当時の人と物の行き来について詳しく紹介していただきました。東海道と中山道が交差する草津宿を中心として、たくさんのスライドを介してわかりやすく講義いただきました。

近江学研究所研究員 加藤賢治

近江の催し:2010年7月

開催中 8月1日(日)まで
追悼展 平山郁夫-平和の祈り-
佐川美術館(守山市)

開催中 7月11日(日)まで
佐藤忠良 となりびと
佐川美術館(守山市)

開催中 8月29日(日)まで
開館3周年記念 吉左衛門ベストセレクション展
佐川美術館(守山市)

7月10日(土)~8月15日(日)
「アジアのかざり Dynamic Decoration in Asia」
MIHO MUSEUM(甲賀市)

7月21日(水)~9月12日(日)
第85回ミニ企画展「大津・戦争・市民」
大津市歴史博物館(大津市)

7月3日(土) ~ 8月29日(日)
ロトチェンコ + ステパーノワ展 ─ ロシア構成主義のまなざし
滋賀県立近代美術館(大津市)

7月17日(土)~9月26日(日)
「戦国の琵琶湖-近江の城の物語」(仮)
安土城考古博物館(近江八幡市)

6月18日(金)~7月27日(火)
テーマ展 シリーズ 戦国  巻の1「激動の佐和山城-群雄割拠の時代-」
彦根城博物館(彦根市)

4月1日(木)~9月23日(木・祝)
信楽焼産業総合展
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

7月17日(土)~11月23日(火/祝)
企画展示 湖底探検 ~びわ湖の底はどんな世界?~
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

7月10日(土)
千日会(唐喜山赤後寺)
唐喜山赤後寺(長浜市)

7月17日(土)、18日(日)
曳山まつり(祇園祭り)
近江八幡市浅小井町周辺

7月18日(日)
太鼓廻し
葛川息障明王院(大津市)

7月18日(日)
麦酒祭
甲賀市水口町牛飼

7月23日(金)、24日(土)
大原祇園祭
大鳥神社(甲賀市)

7月28日(水)、29日(木)
川裾まつり
唐崎神社(高島市マキノ町)

7月28日(水)、29日(木)
みたらし祭
唐崎神社(大津市)

2010-06-21T13:45:08+09:002010年6月21日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

近江学フォーラム会員限定講座「湖北の仏像」開講しました

講座名:湖北の仏像-平安時代から鎌倉時代にかけて-
日 時:平成22年6月5日(土) 10:40~12:00
場 所:成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師:高梨純次(滋賀県立近代美術館 学芸課長)

6月5日(土)近江学フォーラム会員限定講座「湖北の仏像-平安時代から鎌倉時代にかけて-」を開講しました。講師は近江学研究所の学外研究員で滋賀県立近代美術館学芸課長の高梨純次先生です。京都のご出身ですが、大学卒業後、滋賀県立琵琶湖文化館の学芸員として滋賀県に来られ、滋賀県立近代美術館では設立準備から現在までご活躍されてきました。ご専門は日本美術史。中でも仏像彫刻史を中心として研究され、滋賀県の仏像研究の第一人者です。
この講座では湖北の仏像彫刻を中心に語っていただきました。「湖北には有名な十一面観音を中心に非常に優れた彫刻が多く残されているが、その優れた完成度をみると小さな工房で仏師がコツコツ制作していたとは考えにくい。おそらく奈良時代、湖北地域に国家的な規模の巨大な官営工房があったと考えられる。そして、平安、鎌倉時代にもそれを受け継ぎ、秀作を量産していた。」と多くの文化財のスライドを紹介しながらわかりやすく紹介いただきました。
また、時代や宗派などによる仏像の形式の違いなども解説いただき、新たな仏像鑑賞の方法を教えていただきました。
最近は歴史文化にスポットがあてられ古寺仏像鑑賞も若者の間で密かなブームとなっています。会員限定講座ということで内容的には難しいところもありましたが、参加者は十分に興味を持って聴講されていました。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

公開講座「戦国時代の華 浅井三姉妹」開講しました。

講座名:戦国時代の華 浅井三姉妹-数奇な生涯と歴史上果たした役割―
日 時:平成22年5月22日(土) 10:40~12:00
場 所:成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師:畑裕子氏(作家・日本ペンクラブ会員)

来年のNHK大河ドラマで浅井三姉妹の江姫が主人公となることが決まっており、滋賀県ではすでに浅井三姉妹のブームが沸き起こっています。そのような中、近江学研究所でも公開講座に話題の講師を招聘しました。5月22日(土)の公開講座に昨年6月に『花々の系譜 浅井三姉妹物語』をサンライズ出版から出版されました滋賀県在住の作家畑裕子先生をお迎えしました。
 講座は畑先生が自ら歩かれて取材された写真をもとに、浅井長政、織田信長、お市、豊臣秀吉など戦国の歴史を紹介されながら、その世に翻弄された三姉妹の人生を語りかけるようにゆっくりと感情豊かに語っていただきました。
 講座の最後に先生は、「戦国の姫たちは、政略に飲み込まれ一般的に悲劇のヒロインと理解されているが、浅井三姉妹は母であるお市の教育を受け、それぞれがたくましく前向きに生きた。お江は徳川2代将軍秀忠の正室となり、3代将軍家光を生み、五女の和子は後水尾天皇の皇后となって明正天皇を出産した。」「お市の意を受け継ぎ、戦乱の中で浅井の血を徳川家や皇族にも残したという執念とも言うべき女性の強さを三姉妹から感じ取れる」とまとめられました。

近江学研究所研究員 加藤賢治

近江の催し:2010年6月

開催中 8月1日(日)まで
追悼展 平山郁夫-平和の祈り-
佐川美術館(守山市)

開催中 7月11日(日)まで
佐藤忠良 となりびと
佐川美術館(守山市)

開催中 8月29日(日)まで
開館3周年記念 吉左衛門ベストセレクション展
佐川美術館(守山市)

開催中 6月13日(日)まで
竹久夢二展 ―憧れの欧米への旅―
佐川美術館(守山市)

開催中 6月6日(日)まで
創立者生誕百年記念特別展 「ミホ グランダーマ アルテ・デラ・ルーチェ」
MIHO MUSEUM(甲賀市)

開催中 6月6日(日)まで
ミニ企画展 平成21年度新収蔵品展
大津市立歴史博物館(大津市)

開催中 6月17日(木)まで
ハンス・コパー展―20世紀陶芸の革新
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

開催中 6月27日(日)まで
ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチィスラヴァの作家たち展
滋賀県立近代美術館(大津市)

5月21日(金)~6月15日(火)
テーマ展「鬼神と霊―能にみる異界―」
彦根城博物館(彦根市)

6月6日(日)
御田植祭
多賀大社(多賀町)

6月10日(木)
漏刻祭
近江神宮(大津市)

2010-05-17T13:14:14+09:002010年5月17日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

公開講座「古代近江の魅力」開講しました。

講座名 古代近江の魅力
日 時 平成22年5月15日(土) 14:00~15:20
場 所 成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師 上田正昭(京都大学名誉教授・歴史学者)

5月15日(土)、京都大学名誉教授上田正昭先生にご登場いただき、表題の通り近江の魅力をたっぷりと語っていただきました。日本歴史学の第一人者である上田先生のご講演とあって公開講座の申し込みは400名を越え、会場を2つに分けて開催しました。
「古代の近江国は大国に分類され、天智天皇はこの地に都を置いた。現在は京都にかくれてあまりイメージがしにくいが、古代近江は東西の要として交通の要衝であり高句麗を中心に朝鮮半島とのつながりが深く国際的であり、水に恵まれ非常に豊かな国であった。」平安京、平城京よりも古くに都が設置された理由はそこにあると強調されました。
また、この時代には万葉集や勅撰漢詩集が編まれ日本文学の礎がここに築かれたことも特筆されると述べられました。最後には江戸時代に朝鮮通信使の外交官として活躍した雨森芳州を紹介され、このように優れた人物を多く排出した近江を誇りに思ってくださいと会場内の参加者に熱いメッセージを投げかけられました。
ゆっくりとわかりやすく丁寧で、ときにユーモアを交えながらのご講演は時間のたつのをしばし忘れさせてくれました。

近江学研究所研究員 加藤賢治

近江学フォーラム会員限定講座「まつりから見た近江の民俗史」開講しました。

講座名 まつりから見た近江の民俗史
日 時 平成22年4月24日(土) 10:40~12:00
場 所 成安造形大学 聚英館三階 聚英ホール
講 師 米田実(日本民俗学会 会員)

4月24日(土)、近江学フォーラム会員限定講座の1回目の講座が「祭りから見た近江の民俗史」というタイトルで開講されました。
講師は日本民俗学会会員の米田実先生です。講義はまず、歴史学や考古学では語りきれない民俗伝承とは何かという話から始まり、近江の祭り、祭礼の特徴が多くの事例を通して解説されました。「祭礼には風流(ふりゅう)というものがあり、京都においては常に新しい趣向を凝らした奇抜な見世物が行なわれた。近江はその京都での風流をすぐに取り入れるが、そこからは変わらずその伝統を継承していくという特徴がある。したがって近江各地の祭礼を見ると、曳山や太鼓踊り、大松明など京都でそれぞれの時代に流行した祭礼の断片を知ることができる。」など、事例の一つが紹介されました。
また、講義の最後には、「近江は祭りや宮座の宝庫であるとしながら、速い速度でそれらが消えかかっている。今の時代に合わない祭礼を継承することの難しさは、これらを調査する中で常に感じ、問題意識を持っている。」と民俗伝承の保存という難題を訴えられました。
今に残されたものを検証し、新たな未来の価値観を生み出そうとしている近江学研究所にとって、今回の講義は大きな課題提起とそれを乗越えるたくさんのヒントを与えていただいたように思いました。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

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