おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
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淡海の夢2022風景展の会場である【キャンパスが美術館】が、
都合により、12月1日(木)終日臨時休館いたします。
急なお知らせとなり、ご迷惑をおかけしますが、
ご了承くださいますようどうぞよろしくお願いいたします。
2022年10月15日(土)に、第13回近江学フォーラム 現地研修「文化財の宝庫 三井寺を訪ねて」を開催しました。
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、バスでの移動は行わず、
現地集合・現地解散、午前と午後の二部に分けて人数を分散して実施しました。
今回の現地研修には、近江学フォーラム会員のみなさま39名(午前の部22名/午後の部17名)、スタッフ8名が参加。
当日は朝から快晴で日中は少し暑いくらいの良いお天気となりました。
ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいた園城寺(三井寺)のみなさまありがとうございました。
仁王門を出発後、加藤副所長の解説を聴きながら釈迦堂、鐘楼を経て金堂へ向かいます。
金堂内では、秘仏である本尊や数々の仏像、そして金堂の建造物としての特徴などについて加藤副所長がお話ししました。
金堂の次は閼伽井屋を見学。
ここでは石川研究員から本堂と湧き水との関係性などについてお話がありました。
特別拝観の光浄院客殿では、本研究所の参与でもある福家俊彦 長吏に
書院造の特徴などについて詳しくご解説いただいた後、
小嵜所長が襖絵について解説しました。
光浄院客殿を出た後は、加藤副所長の解説を聴きながら
霊鐘堂や一切経蔵、三重塔、唐院などを見学。
文化財収蔵庫へ向かいます。
文化財収蔵庫では、再び福家 長吏にお越しいただき、
現在ユネスコ「世界の記憶」の国際登録に向けて国内候補に選定されている
円珍に関する貴重な文書典籍に関してお話いただきました。
その後、文化誌『近江学』第13号で小嵜所長が執筆された
「園城寺 勧学院客殿障壁画」について小嵜所長の解説を聴いていただき、現地研修は終了。
最後に、お時間のある方を対象にオプションツアーとして
加藤副所長が百体堂、観月舞台、観音堂をご案内しました。
(写真:真下武久研究員)
※光浄院客殿および文化財収蔵庫内の写真は
特別に許可をいただいて記録用に撮影したものです。
「住宅建築から障壁画まで、くわしく説明して頂き、大満足の1日でした。」
「福家様にお話を聞けてありがとうございました。」
「何度も訪れた三井寺でしたが、今日は知らないことばかり、貴重な体験をさせていただきました。」
「小嵜先生の日本画の見方の説明がおもしろかったです。柱の丸、角の違いも勉強になりました。時代によってふすま絵の描き方や好みがある事も興味深かったです。」
「50年振りに三井寺を参拝し、当時を懐かしく思い出すとともに、貴重な場所も拝見でき非常に価値のある研修でした。」
淡海の夢風景展では、琵琶湖の豊かな水系の中で育まれた棚田・里山、そして歴史ある町並みや湖岸の景観を中心とした湖辺の郷が織りなす風景を、さまざまな視点・アプローチで表現した 平面作品(絵画・版画・写真など)を公募します。ふるってご応募ください。
【公募展名】 「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2022風景展」
【会 期】 2022年11月28日(月)~12月10日(土) 11:00~17:00 ※入場無料、日曜休館
【会 場】 成安造形大学 ギャラリーアートサイト (応募多数の場合は、学内の2会場で展示する場合があります)
【企画・監修】 永江弘之(成安造形大学教授・本研究所研究員)
【主 催】 成安造形大学附属近江学研究所
【協 賛】 株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
応募要領 ※詳細は作品募集要項をご確認ください。----------
応募資格 プロ、アマ、幼小中高校生を問わず、どなたでも応募できます。 ※ 応募作品多数の際は、審査を実施いたします。
作品サイズ 幅120㎝以内(50号の長辺幅まで。額・マットは作品サイズに含まず)
出品点数 1人1点まで
出品料 無料
応募方法 「作品募集要項」に掲載の出品票を、郵送にて送付ください。
出品申込締切 2022年10月29日(土)〔当日消印有効〕
搬入日 2022年11月14日(月)・15日(火)・16日(水)
搬入方法 送付または、附属近江学研究所 窓口へ持ち込み
>>>淡海の夢2022公募チラシ ダウンロード
>>>淡海の夢2022風景展 作品募集要項
>>>「淡海の夢2018~2021風景展」出品作品を淡海の夢風景展ギャラリーで公開しています。
「淡海の夢2022 仰木・棚田里山写生会」
日時:5月28日(土)9:30~16:00
場所:大津市仰木周辺
講師:永江 弘之(本学イラストレーション領域教授・本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)
5月28日(土)、大津市仰木にて、公開講座「淡海の夢2022 仰木・棚田里山写生会」を開催しました。
「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し、近江の固有の価値を再発見する講座です。前日の夕方には雷が鳴っていて天気が心配でしたが、当日は快晴でとても気持ちの良いお天気となり、一般の方23名、学生25名(永江教授の授業履修者)にご参加いただきました。
今回の写生会では、琵琶湖を中心に広がる自然豊かな滋賀の水系。そこで育まれてきた棚田・里山の風景を描きます。等高線のような畔の曲線。丘陵地にゆったりと広がる階段状の水田と森、広い空。比叡、比良の山並みと琵琶湖を遠望し、 三次元に広がる造形美を見せる仰木の棚田は、農家の方たちの日々たゆまぬ労働により保たれてきた、自然や生き物と人との共存空間です。
はじめに講師から写生中の注意点などの説明を受けていただいた後、参加者のみなさんは、それぞれ思い思いの場所で棚田の風景を描きます。講師は、写生中のみなさんを巡回して個別に風景写生のコツについてアドバイスを行いました。
15:30からは、仰木太鼓会館にて作品鑑賞会を開催。一般の方も学生も入り混じって、お互いの作品を鑑賞しながら、講師も交えて作品について話が盛り上がっていました。
講座終了後、受講者のみなさんからは、
「巡回の先生に水田への写り込みの技法を教えていただき大変参考になりました。」
「初夏のさわやかな風を感じながら、のどかな風景を気持ちよく描かせていただきました。」
「何十年ぶりの写生。とても楽しかったです。」
など、たくさんのご感想をいただきました。
次回の写生会は、10月8日(土)に大津市堅田で開催します。
初心者の方も気軽にご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひ下記よりお申込みください。
ご参加をお待ちしています。
「淡海の夢2022 堅田・湖族の郷写生会」お申込みフォーム
https://www.seian.ac.jp/public/39185
淡海の夢2022 仰木・棚田里山写生会
お申込みの皆さま
本日(5/28)の写生会は、予定通り開催いたします。
新型コロナウィルス感染防止対策に十分ご留意いただき、
ご参加くださいますようお願い申し上げます。
どうぞお気をつけてお越しください。
成安造形大学附属近江学研究所 5月28日(土)7:15
今年で19年目を迎える「淡海の夢2021風景展」
昨年は、新型コロナウイルス感染症への対応により中止となりましたが、
今年は感染症拡大防止対策を講じながら開催いたします。
この展覧会は、滋賀(近江)の魅力あふれる風景を表現した作品を
一般の方から公募し、ご応募いただいたみなさまの絵画や写真作品を展示しています。
今年も風景画の魅力がつまった45作品があつまりました。
ぜひ、ご高覧ください。
【展覧会概要】
棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2021風景展
会期 12月1日(水)~11日(土)
時間 11:00~17:00
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト
休館日 日曜
入場無料
関連企画 アーティストトーク
12月11日(土)14:00~16:00 参加無料・事前申込不要
会場 I棟1階プレゼンルーム(アートサイト横教室)
企画・監修/永江弘之(ながえひろゆき)(成安造形大学教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
主催/成安造形大学附属近江学研究所
問合せ 成安造形大学附属近江学研究所 077-574-2118
新型コロナウイルス感染対策
ご来場時の事前予約は不要です。
来学時の事前予約は不要です。ただし、今後の感染状況によっては事前予約が必要となる可能性がありますので、Webサイトをご確認の上、お越しください。
ご来場の際には、会場入口での検温、氏名、連絡先の記入をお願いしています。
また、マスク着用、手指消毒、入場制限など感染予防のご協力をお願いします。
出品作品45作品
一般公募作品 42点 (全応募者の作品を展示)
賛助作品 3点
【受賞作品】50音順
クサカベ賞 5点
浦部 信二 「雪の翌朝」
仁志出 孝春「テラス」
黛 福信 「薄雪の里」
森本 雅夫 「大シデの古道(千草越)」
横山 愛海 「明護水車」
ホルベイン賞 5点
岩本 典章 「やわらかな光の夕に」
久保田 耕平「三上山遠望」
土屋 洸太 「八幡堀めぐり」
中村 忠治 「霧明ける」
濱田 美雪 「雑木林に佇む」
附属近江学研究所の副所長、加藤賢治研究員が「世界文化遺産比叡山延暦寺への誘い 三社寺鼎談」のコーディネートを行いました。
この鼎談は、比叡山から生まれた三つの延暦寺、日吉大社、西教寺、三社寺の代表の皆様が、歴史と、その長いかかわりあいを紐解きつつ、今日にも町や人々の間に生きている信仰と文化を紹介する内容となっています。また、コロナ禍中の世界において、信仰や文化ができること、また今後取り組んでいきたいと感じていることなどを率直に語られています。
今回の鼎談は映像が配信され、下記のリンクからどなたでもご視聴できます。ぜひご覧ください。
第1部 世界遺産比叡山延暦寺と麓の歴史文化
第2部 今に伝えられる神と仏のまち坂本
第3部 比叡山と麓のこれからコロナ後の社会へ向けて
出演:
天台宗総本山 比叡山延暦寺 代表責任役員 水尾 寂芳 執行
山王総本宮 日吉大社 馬渕 直樹 宮司
天台真盛宗総本山 西教寺 前阪 良憲 宗務総長
比叡山坂本活性化事業 実行委員会 谷 正男 会長
コーディネーター:
成安造形大学 准教授 宗教民俗学者 加藤賢治
主催:
比叡山坂本活性化事業実行委員会(事務局:坂本観光協会)
滋賀県大津市坂本6-1-13
本研究所が毎年発刊する文化誌「近江学」の表紙などで多くのお力をいただいてきた、写真家の寿福滋さんが、2019年2月に亡くなられました。
この度、1周忌を機に、高校時代の同窓生やご遺族の方々が追悼展を滋賀県犬上郡多賀町にある「あけぼのパーク多賀」にて開催されております。
寿福さんの素晴らしい近江の風景、文化財、人々の営みをとらえた写真の数々が展示されています。
ぜひ、お足をお運びください。
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「歴史に魅せられた文化財カメラマン 寿福滋」
・令和2年2月1日(土)~2月15日(土)
(休館日2月3日、10日、11日 開館時間平日10-18時 土日10-17時)
・あけぼのパーク多賀
「寿福滋を偲ぶ会」追悼講演と交流会
講師:中島志郎氏(「寿福滋君をおもう会」・花園大学教授)
日時:令和2年2月9日(日)14時~
会場:あけぼのパーク多賀 大会議室 申込不要
主催:「寿福滋君をおもう会」・多賀町立文化財センター
協力:滋賀県琵琶湖文化館・文化遺産プランニング・サンライズ出版
問合せ:多賀町立文化財センター 0749-48-0348
多賀町あけぼのパーク >>>WEBサイトはこちら
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近江学研究所では、多賀町立文化財センターにお声をかけていただき、
本展に寿福さんがご尽力いただき共に作ってきた文化誌「近江学」と、
メッセージなどのパネル展示させていただきました。
ここに、メッセージを掲載いたします。
===
寿福滋さんを偲んで
写真家・寿福滋先生には、当時成安造形大学学長で近江学研究所初代所長、現在
顧問である木村至宏氏の推薦があり、近江学研究所が成安造形大学の附属研究機関
として設置された平成20 年(2008)4 月から様々なかたちで研究所に関わっていた
だきました。
寿福先生の近江に対する深い洞察、風景だけでなくその背後にある神仏の姿や人々
の暮らし、歴史、文化、自然すべてを網羅した鋭い眼差しで見つめてこられた先に
生み出された作品の数々は、歳を重ねるごとに近江学研究所にとってなくてはなら
ない存在として支えていただきました。心から深く感謝いたします。
振り返りますと、文化誌「近江学」の表紙写真、成安造形大学内での写真展覧会、
そして公開講座、いずれの仕事も緻密であり、とことん突き詰める寿福先生の真摯
な姿勢を、傍で拝見しておりました。
仕事のためというよりは近江のためなら時間を惜しまず、どこへでもすぐに行動
に移され、対応してくださる寿福先生ご自身は、琵琶湖とその周りを囲む山々、川、
そしてそこに生きる生命、神仏、すなわち近江の風土すべてに溶け込んでおられた
のではないかと思っています。
今、近江のどこを訪ねても、寿福先生の写真作品のいずれかを思い出すことがで
きます。その度に、寿福先生の存在を感じます。寿福先生は近江の風土の一部とし
て私たちの記憶の中に生き続けておられるのです。安らかに近江の地でお眠りくだ
さい。成安造形大学附属近江学研究所一同、心からご冥福をお祈り申しあげます。
成安造形大学附属近江学研究所副所長 加藤賢治
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パネル これまで寿福滋さんに多くの力をいただき成安造形大学附属近江学研究所で実施してきた刊行物・講演会・展覧会についてご紹介します。
「比叡の光」 放送予定
●KBS京都テレビ
2/23(日)・3/1(日)8:45-9:00
その他、以下でも放映します。
KBS京都 日曜日 8:45~9:00
びわ湖放送 日曜日 7:45~8:00
TOKYO MX 土曜日 8:45~9:00
スカイ・A (CS放送) 火曜日 8:45~9:00
新潟放送 日曜日 5:30~5:45
ハワイ(KIKU) 日曜日 12:30~12:45
また、WEBサイトでは、KBS京都でオンエアした翌週火曜日 午前10:00からインターネットで番組を配信します。
(配信期限は公開から一ヵ月間となります)
比叡の光 ウェブサイト>>>こちらから
このたび、近江学研究所では、初年度から発刊して参りました文化誌『近江学』の第12号(特集 川をはぐくむ)を出版いたしました。
前号からデザインを成安造形大学卒業生のグラフィックデザイナーの塩谷啓悟さん、編集をアートディレクターで活躍している玉置慎輔さんを迎えて、デザインリニューアルをし、
また、今号からは表紙をデザインで表現しました。
文化誌「近江学」第12号
<概要>
今号の特集は「川とはぐくむ」。
瀬田川、安曇川、草津川、天野川など、琵琶湖を取り囲む河川に秘められた歴史を探る。
<目次>
川とはぐくむ 琵琶湖 −源流・支流・本流−
木村至宏、石川亮、金再奎、内藤正明、加藤賢治
川の流れは、生命の流れ
今森光彦
歴史に見る瀬田川
松浦俊和、木村至宏
安曇川 −息づく暮らしと信仰−
清水安治、山本晃子
川と街道 −渡しと橋−
水本邦彦
草津川 −浮世絵にも描かれた天井川−
八杉淳
川で生まれ世代をつなぐビワマス
藤岡康弘
川と観音さま −民衆とともにある観音−
佐々木悦也
天野川 −流域は史跡・伝承地に富む−
江竜喜之
歌枕 野路の玉川
小嵜善通
近江の風景を描く −渓谷美
西久松吉雄
近江の郷土食 −納豆餅とフナ寿し
大原歩
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発行 成安造形大学附属近江学研究所 〒520-0248滋賀県大津市仰木の里東4丁目3-1
発行人 西久松 吉雄
編集長 小嵜 善通
デザイン 塩谷 啓悟 http://shiotanikeigo.com/
編集 玉置 慎輔
校正 岸田 幸治(サンライズ出版株式会社)
印刷 宮川印刷株式会社
発売元 サンライズ出版株式会社 〒522-0004滋賀県彦根市鳥居本町655-1 TEL 0749-22-0627
発効部数 1,200部
定価 1,800円+税
ISBN 978-4-88325-670-9
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購入について
□ WEBから サンライズ出版WEBサイトより 〉〉〉こちらから
□ WEBから amazonより〉〉〉 こちらから
□ 大学内 附属近江学研究所にて 成安造形大学 本館棟1階事務所内