近江学研究所では、年2回、
客員研究員のみなさまをお招きして研究会を開催しています。
先日、今年度第2回目の近江学研究会を開催しました。

今回の研究会では、はじめに2023年度に客員研究員へご就任いただいた大津市歴史博物館副館長の木津勝氏に「大津市歴史博物館写真資料の整理と活用」と題して、ご自身の研究活動や今後の課題についてお話いただきました。

また、研究会後半では、2024年度の研究テーマ「座」、近江における生業(なりわい)のコミュニティについて意見交換を行いました。近江にどのような「座」のかたちがあるのか、髙梨客員研究員からは近江猿楽など芸能のコミュニティ、山本晃子客員研究員からは湖西北部にある酒造業や森林業、農業などのコミュニティ、對馬佳菜子客員研究員からは長浜の伝統工芸である楽器糸製造業のコミュニティが「座」の対象となるのではないかとのご提案がありました。

客員研究員のみなさまからの様々なご意見を受けて、次年度の研究テーマ「座」の研究対象について今後も議論を深めていきたいと思います。

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第28回近江学研究会

日時:令和5年12月18日(月) 9:30-11:00

出席者(50音順):
[客員研究員] 大原歩氏、木津勝氏、髙梨純次氏、對馬佳菜子氏、山本晃子氏
[所 長] 小嵜善通
[副所長] 加藤賢治
[研究員] 石川亮、永江弘之、真下武久
[オブザーバー] 田口真太郎

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