令和4年7月5日(火)10時から第18回附属近江学研究所参与会議を開催しました。
参与会議は、県内の経済、文化、宗教、芸術など第一線でご活躍される参与の方々と、
成安造形大学の理事長、学長をはじめとする関係者にご出席いただき、
近江学研究所の活動に対してのご意見をいただくという重要な会議です。

新型コロナウイルス感染症への対応により、対面での会議は3年ぶりの開催となりました。
会議では、研究所の昨年度後期から今年度前期の事業報告と研究活動についてスライドで紹介し、参与の方々並びに学内関係者からご意見をいただきました。

参与の皆様から、コロナ禍の中、オンデマンド講座や近江学フォーラム現地研修など、感染症拡大防止対策を講じながら実施している取り組みについて評価をいただきました。

また、次年度からの研究テーマ「結・コミュニティ」の研究報告については、
参与の皆様から、「自治会への加入率の低下」「新住民のコミュニティのあり方」や「コロナ禍でのコミュニティの変容」などについて、様々な事例をご紹介いただき、「地域・人々のつながりや地域のアイデンティティがコロナ禍によりさらに希薄になってきている中、新しいコミュニティの形を示していってほしい」など貴重なご意見をいただきました。
「結・コミュニティ」という言葉は、時代、地域などで様々な捉え方があり、大変難しいテーマであるとのご意見もいただき、近江学研究所では次年度からの研究スタートに向けてさらに議論を進めていきたいと思います。