プロジェクト特別実習A3として大岩剛一研究員が中心に取り組む「八王寺山の家・自力建設プロジェクト」。
6月24日(日)に、素材づくりワークショップを開催しました。
天候は、台風4号の影響で現場の足場が問題ないか心配ではありましたが、
少し曇り空で涼しい風の吹く、とても気持ちの良いワークショップ日和となりました。
大岩研究員と学生8名が参加し、
今回も八王寺組の皆さんにご指導いただきながら、作業を進めました。
帽子につなぎに長靴姿が勇ましく可愛らしい、女の子ばかりの作業で、はじめは皆少々心配気味。
今回の建築づくりでは、建材をなるべく地元の素材を使用したいと考えていることから、
土も仰木のものを使うことになりました。
今日の作業は土壁の荒土に使う、土の仕込みです。
ワラを短く刻み、土に混ぜます。そしてその土に水を入れて捏ねて、
しばらく寝かすことで腐食土(ふしょくど)をつくります。
まずは、ワラを作業場まで運びます。
ワラを「オシキリ」という道具で約15cmに刻んでいきます。
同時進行で、土を仰木の山からユンボで削り取ります。
作業は、地元の林業家のKさんにご協力いただきました。
削り取った土を小型の運搬機を巧みに運転し、運んでいきます。
土に、刻んだワラをまぜていきます。
また水を流し込み、捏ねていきます。
この土が、粘りがあってとても重く、四苦八苦しました。
順番に交代をしながら、しっかりと捏ねていきます。
スキやスコップの使い方が難しく、泥に足元がとられてしまいます。
途中、山の清水で火照った顔を覚ましに田んぼへ。
休憩タイム。
林業家のKさんが、学生たちの作業を見ながら、「なかなかよくやっている。すごいよ。」と、
言ってくれていたそうです。
みんな、とてもよく頑張りました。
捏ねて、捏ねて、捏ね続け、
約5m3(リュウベー)の土ができました。
本当におつかれさまでした!
これからもがんばっていきましょう。