講師:堀越昌子 (滋賀大学教授)
日時:2007年12月1日(土) 13:40~15:00
場所:成安造形大学 本部棟三階ホール

第11回 滋賀大学教授 堀越昌子「近江の食文化」12月1日 本部棟3階ホール

第11回 滋賀大学教授 堀越昌子「近江の食文化」12月1日 本部棟3階ホール


「地域の伝統食はやはりその地域の風土と結びついている。特に気候との関係が深く、日本ではアジアモンスーンの影響を受けていると考えられ、モンスーンは夏の高温多湿が特色で、豊かな発酵食品を作り出した。ここ近江は、豊富な水と米とを利用した発酵食品「フナ寿司」が有名である。」このように、本講義で堀越昌子先生は近江の食文化の特色を的確に語られました。また、本学が位置する仰木に伝わる「スノウ講」という伝統行事に欠かせない納豆もちの話も聞かせていただきました。伝統食は飽きることがない。飽きないから伝統食となる。飽きない食べ物はその人の体に良い食べ物であるといえると、堀越先生の栄養学が語られました。

報告者:近江学研究所研究員 加藤賢治