令和4年度 第1回 近江学フォーラム会員限定講座
「祭―よりどころ 場所の中心とゆるい境界」
【講座映像視聴会】
日時:6月10日(金)14:30~16:00
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:※映像出演
金 再奎 氏|滋賀県琵琶湖環境科学研究センター専門研究員
加藤賢治|本学教授・近江学研究所副所長
石川 亮|本学准教授・近江学研究所研究員
令和4(2022)年度第1回目の近江学フォーラム会員限定講座を
オンデマンド配信と講座映像視聴会で開催しました。
オンデマンド配信は5月26日から6月9日まで。
配信終了の翌日に講座映像視聴会を大学内で実施しました。
今年度の近江学フォーラムのテーマは「祭 よりどころ」。
会員限定講座では、文化誌『近江学』第13号のご執筆者数名に順番にご講演いただきます。
初回の講座は、2021年6月に滋賀県立美術館がリニューアルオープンする記念展覧会に関連企画として参画し、「MUSUBU地図|近江(滋賀県)Ver.3.0」を制作した際に見えてきたもの、持続可能な社会のあり方や祭りの意義などについて、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターの金 再奎 氏と、本学の研究員2名がリレー形式で解説した後、三者でディスカッションを行いました。
受講者のみなさんからは、
・「祭り」を多角的に考察され非常に興味深い講義であった。
・地図に様々な要素を取り込んでいくことから見えてくるものに興味が持てた。
・全国的には限界集落化や世代間の断絶で貴重な祭りが継続できない話をよく聞く中、
滋賀県がこれだけ祭りを維持できている一端を、今回の講座では街の姿のお話の中からも感じることができました。
などといったご感想をいただきました。
[講師プロフィール]
金 再奎 氏(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター専門研究員)
1970年、韓国亀尾市生まれ。2003年、京都大学大学院工学研究科環境地球工学専攻修了、工学博士。国立環境研究所ポスドク研究員を経て、2005年より滋賀県琵琶湖環境科学研究センター研究員。現在、同センター総合解析部門専門研究員。専門は環境システム学。主な関心ごとに「地域に根差した持続可能な社会の将来ビジョンの作成とその社会実装手法」「気候変動緩和・適応策」など。