「淡海の夢2021 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」
日時:10月23日(土)9:30~16:00
場所:近江八幡市八幡堀周辺
講師:永江 弘之(本学イラストレーション領域教授・本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)

10月23日(土)、近江八幡市の八幡堀周辺にて、公開講座「淡海の夢2021 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」を開催しました。
「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し、近江の固有の価値を再発見する講座です。当日は、秋晴れとなりましたが、風が冷たく、少し肌寒い中での開催となりました。今回の写生会には19名の方が受講されました。

開催地の近江八幡市は、瓦屋根の商家・町屋が建ち並び、八幡堀に面した石垣・土蔵群は、時代劇にたびたび登場します。これらの町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
また「近江八幡の水郷」は重要文化的景観にも指定されています(全国で第1号)。ヴォーリズの建築も有名で、写生には絶好のエリアです。

写生会の受付場所として日牟禮八幡宮近くの白雲館(観光案内所)の2階をお借りし、はじめに、講師の永江弘之研究員と待井健一氏から絵を描く際のアドバイスや注意事項の説明を行いました。
初めて参加される方も多く、講師の話にみなさん熱心に耳を傾けてらっしゃいました。
その後、それぞれの描きたい風景を探しに観光客であふれる八幡堀周辺へ。

前回の坂本での写生会に引き続き、今回も新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、密集を避けるため、参加者全員が集まっての講評会は行わず、写生中のみなさんを講師が巡回して、個別に風景写生のコツをアドバイスしました。

また、15:30からは、白雲館2階にて作品鑑賞会を開催。

参加者のみなさんが魅力的に感じた近江八幡の風景がずらりと並びました。それぞれの作品を見ていると同じ場所にいても魅力的に感じる風景は一人ひとり違い、表現方法も様々であることがよく分かります。

講師への質問や参加者同士の交流もあり、和やかな雰囲気の鑑賞会となりました。