11月27日(月)から開催しておりました「淡海の夢2023風景展」「20回記念作品展」が12月9日(土)をもって会期を終了いたしました。
展覧会には、学生・教職員のほか、ご出品いただいたみなさま・ご友人をはじめ、学外からも多数のご来場があり、540名を超える方々に作品をご覧いただくことができました。

また、12月9日(土)にはアーティスト・トークを開催。
第一部は「淡海の夢風景展」20回目の開催を記念して、風景画家のブライアン・ウィリアムズ氏をお招きし、本展の企画者であるイラストレーション領域の永江弘之教授と風景画の魅力について語り合うトークイベントを開催。
ブライアン・ウィリアムズ氏の制作活動の様子から風景画に関する幅広いお話に、会場内には時に驚きの声があがりつつ、楽しい時間が流れました。

第二部は永江先生が「淡海の夢風景展」の出品作品について1点ずつ講評を行いながら、風景画を描くコツについてお話いただきました。
出品者の方も多数ご参加いただき、ご自身の作品だけでなく、他の作品の講評にも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

アーティスト・トークアンケートより抜粋
・「描く」ということを客観的に語っていただいて、自分が描くことを新たに意識しました。
・ブライアンさんの視点・発想が非常に面白く勉強になりました。
・「見えるものを描く」より「見たかった景色を描く」ということを聞き、非常に勉強になりました。
・ブライアンさんの制作時の心情や時を経て変化していかれたきっかけ等を聞くことができて面白く感じました。伝えようとされることを永江先生が理解・共感されて補足・解説されていて良かったです。

また同時開催の「20回記念作品展」は、これまで「淡海の夢」企画に関わっていただいた作家のみなさまからのご協力を得て開催することができました。作家のみなさまの手によって表現された多様な近江の風景に、ご来場のみなさまから感嘆の声があがるなど、作品を通して近江の魅力、そして風景画の魅力を再発見していただくことができたのではないかと思います。ご協力いただました作家の皆さまに深く感謝申し上げます。