「淡海の夢2023 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」
日時:10月14日(土)9:30~17:00
場所:近江八幡市八幡堀周辺
講師:永江 弘之(本学イラストレーション領域教授・本研究所研究員)、待井 健一(本学非常勤講師)

10月14日(土)、近江八幡市の八幡堀周辺にて、公開講座「淡海の夢2023 近江八幡・八幡堀と城下町写生会」を開催しました。
「淡海の夢」は、年2回の写生会と公募風景展を通して、近江の素晴らしさを体感し、近江の固有の価値を再発見する講座です。
当日は曇り天気で雨の心配もありましたが、一瞬パラっと降った程度で最後までみなさんに写生を楽しんでいただくことができました。

一般の方29名、学生18名に参加していただいた今回の写生会。開催地の近江八幡市は、瓦屋根の商家・町屋が建ち並び、八幡堀に面した石垣・土蔵群は、時代劇にたびたび登場します。これらの町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
また「近江八幡の水郷」は重要文化的景観にも指定されています(全国で第1号)。ヴォーリズの建築も有名で、写生には絶好のエリアです。

写生会の受付場所として日牟禮八幡宮近くの白雲館(観光案内所)の2階をお借りし、はじめに、講師の永江弘之研究員と待井健一氏から絵を描く際のアドバイスや注意事項の説明を行いました。その後、各自写生ポイントを探しに八幡堀周辺へ。
この日は夕方から「八幡堀まつり」が開催されるとあって、白雲館の敷地内もお堀の周辺もお祭りの準備が進められていました。

 

そんななか、参加者のみなさんは思い思いの場所で、近江八幡の魅力的な風景を描かれていました。講師は八幡堀周辺を巡回しながら、写生中のみなさんに個別にアドバイスを行いました。

 

15:30からは、白雲館2階にみなさんの作品を机に並べ、鑑賞会を開催しました。
一般の方も学生も混ざり合って、お互いの作品の感想を言い合ったり、写生場所や画材について聞き合ったりする様子がみられました。
写生中に巡回アドバイスが受けられなかった数名の方は、鑑賞会で講師からアドバイスを受けてらっしゃいました。

講座終了後、受講者のみなさんからは、
「初めての参加でしたが途中で先生のご指導をいただきとても勉強になりました。」
「時間がたっぷりあったのでリラックスして描くことができました。」
「また近江八幡にスケッチに来てみたいと思いました。」
「初めて参加したが、色々教えていただくことができ嬉しかったです。」
「写生の合間に参加者の方と交流ができて良かったです。」
など、たくさんのご感想をいただきました。