令和4年度 第5回 近江学フォーラム会員限定講座
「現代と祭り 過去と未来をつなぐ玉手箱」
【講座映像視聴会】
日時:1月20日(金)14:30~16:00
場所:成安造形大学 聚英ホール
講師:※映像出演
矢田直樹 氏|滋賀県文化スポーツ部文化財保護課主査
令和4(2022)年度最後となる第5回目の近江学フォーラム会員限定講座を
オンデマンド配信と講座映像視聴会で開催しました。
オンデマンド配信は1月5日から1月19日まで。
配信終了の翌日に講座映像視聴会を大学内で実施しました。
第5回目の講座は、滋賀県文化スポーツ部文化財保護課主査の矢田直樹 氏をお招きし、
文化誌『近江学』第13号にご執筆いただいた
現代の祭り継承に関する様々な事例についてご講演いただきました。
受講者のみなさんからは、
・近年の社会の変革により「人的」「経済的」「熱意」の面で祭りの将来が危惧されることを講義で一層痛感させられました。
・祭事に参加できる年齢の定年を延長するという解決策がおもしろく感じた。
・地域以外の町のアーティストが手をあげて下さり担い手になって祭りの継承がなされていくことに少なからず感動を覚えた。
などといったご感想をいただきました。
[講師プロフィール]
矢田直樹 氏(滋賀県文化スポーツ部文化財保護課主査)
1975年、大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期課程修了。専門は日本民俗学。生駒市教育委員会事務局生涯学習部生涯学習振興課を経て、2010年から滋賀県教育委員会事務局文化財保護課に勤務。民俗文化財を中心に、無形文化財、選定保存技術の保護なども担当。著作に「盆行事における精霊祭祀の変遷―塚状祭場を中心に―」『民俗文化の伝播と変容』(岩田書院)などがある。