近江の催し:2011年2月

2010年11月16日(火)~2011年3月21日(月)
平山郁夫 文化遺産を描く
佐川美術館(守山市)

2010年9月4日(土)~2011年3月21日(月)
吉左衞門X LOUBIGNAC の空の下で
樂吉左衞門 フランスでの作陶 ? 友人 アンドッシュ・プローデルと共に

佐川美術館(守山市)

1月18日(火)~3月6日(日)
第88回ミニ企画展 大津の遺跡シリーズ9 近江国庁と周辺遺跡
大津市歴史博物館(大津市)

1月23日(日)~2月16日(水)
ギャラリー展示 温故知新・近江の糸と織り
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

2010年11月23日(火)~2011年3月13日(日)
トピック展示 堅田の郷士 居初家の歴史
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)

2月4日(金)~3月8日(火)
雛と雛道具
彦根城博物館(彦根市)

2010年12月11日(土)~2011年3月31日(木)
信楽焼産業総合展
滋賀県立陶芸の森(甲賀市)

1月20日(木)~3月10日(木)
長浜盆梅展
慶雲館(長浜市)

2月17日(木)~19日(土)
田村神社厄除祭
田村神社(甲賀市)

2月25日(金)
火渡り神事
菅原神社(野洲市)

2011-01-20T10:10:44+09:002011年1月20日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

『近江の祈りと美』出版記念講演会に参加しました!

1月15日(土)午後2時からピアザ淡海(大津市におの浜1丁目)で『近江の祈りと美』出版記念講演会があり、参加してきました。昨年末に出版されましたこの著作は近江学研究所学外研究員の一人である滋賀県立近代美術館学芸課長の高梨純次先生と近江学研究紀要の挿入写真でお世話になっています写真家寿福滋先生のお二人によるもので、寿福先生の近江の仏像の写真を中心として、高梨先生がその仏像の解説とともに近江の仏教文化の特色を語られています。
講演で高梨先生は「近江は数量の面からも仏像の宝庫であり、また古代中世の銘文が入っている秀作も多く、質が高いと評価されている。そして、それらの仏像は霊峰比叡山など宗教施設に集中するのではなく、湖南や湖北に分散されており、近江の宗教史をひも解くカギにもなる」と近江の仏像の特色を語られました。
寿福先生は「光と影」と題して講演され、仏像に限らず写真を撮るに際しては光のあたり方が重要で、有名な湖南の「狛坂磨崖仏」の写真を例に挙げられ、光のあたり方が上からと下からではまったく違った表情になると解説されました。また、「祈りという視点でいえば暗いお堂の中でろうそくの明かりに照らされる仏像は常に下からの明かりに照らされ、「祈り」という信仰のシンボルとして仏像を被写体とする時は、下からの光を意識します」と述べられました。
その後、お二人を囲む会が開催され多くの関係者が祝福の辞を語られました。
近江学の研究には欠かせないお二人のますますのご活躍を祈念申しあげます。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

2011-01-18T14:53:22+09:002011年1月18日|おうみブログ, イベント|
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