秋晴れの11月21日(日)、成安造形大学教育後援会のOBG会である「楽波会(さざなみかい)」の日帰り研修旅行が行われました。この会の研修旅行は毎年この時期に行われており、昨年、一昨年、に続いて今回と私加藤が案内役を務めさせていただきました。

 参加者は会員さん18名と事務局畠山主管、高野主査、蓑輪さん総勢22名で、この日は、会員様からのリクエストで福井県福井市の越前朝倉氏一乗谷遺跡を訪ねてきました。

 朝9時にJR大津駅前に集合し、一路越前へ。バス車内では「近江は湖の国・山の国・道の国そして城の国であり、戦国の舞台となって信長、秀吉、家康など戦国の群雄が割拠した・・・」と近江の文化と地形的、歴史的な特色を紹介しました。また、越前朝倉氏が初期の戦国大名の代表であり、城下集住や分国法の制定など朝倉孝景にはじまる朝倉氏の偉業について解説しました。

 途中、作家水上勉の小説の舞台となった「越前竹人形の里」で昼食をとり、午後1時に現地に到着しました。現地では有名な戦国時代の城下町を復元した町並みを見学し、その後、朝倉氏の邸宅後といわれる遺跡を見学しました。現地ではボランティアガイドさんの詳しい解説も聞き、大変勉強になりました。

参加者の皆さんは秋の一日戦国時代にタイムスリップし、好天にも恵まれ紅葉も美しく大変満足そうでした。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治