7月10日(土)近江学研究プロジェクト「里山〜水と暮らし」の前期最終授業が行われました。
この日は11:00〜12:30現地(仰木JA多目的会議室)で聞き取り調査を行いました。参加学生14名が4班に分かれ、ご協力いただいた4名の仰木(平尾地区)の方々から棚田のことや昔の生活のことなど聞かせていただきました。
棚田の水争いの話しや屋号のこと、平尾地区に伝わる伝承、仰木祭りのこと、戦後の生活のことなど話しは尽きず、1時間半があっという間に終わりました。
午後は棚田に向かい、前回の続きで大倉川から取水する北山水路の最終地点までをたどりました。この地点の田を耕作する方に案内をいただき、複雑に配置される田に注がれる水の経路を確認し、それぞれ学生たちが地図でチェックして行きました。
学生たちはこの日を含め成果をレポートにまとめ提出することが最終の課題です。我々研究員はその報告を受け、後期の研究プロジェクトに活かして行きたいと考えています。日を重ねるごとに新しい発見があります。仰木地区は研究素材の宝庫です。ますます研究を深め研究成果を発表したいと思います!次のフィールドワークが楽しみです。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治