2月2日(火)、近江学研究紀要「Omi 近江学」の表紙や挿入写真を飾っていただいています写真家の寿福滋先生の写真展を見に行ってきました。
場所は京阪浜大津駅から徒歩で京都方面へ5分ほど、商店街の中にある古書店「古今書房」の2階にある「ぎゃらりい古今」です。

寿福滋写真展「近江水風景PartⅡ」は、夕日の竹生島や菅浦の集落、沖の白石など美しい琵琶湖の水辺の風景で埋め尽くされていました。
中でも見物は、「観音正寺 回峰行」と題されたギャラリー中央の展示です。観音正寺を山腹に持つ繖山の山中を闊歩する回峰行者を追った写真群です。古木を利用しながら円形状にうまく展示され、それらを中央から眺めます。山川草木と回峰行者が溶け合った祈りのシーンは見応えがありました。
会期は2月14日まで。すばらしい寿福ワールドを是非ご高覧ください。

「ぎゃらりい古今」大津市中央1−5−5 古今書房2階 TEL077−525−7880

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治