講師：加藤賢治 （近江学研究所研究員）
日時：2008年10月4日(土)
場所：坂本生源寺、坂本地区
第8回 近江学研究所研究員 加藤賢治「門前町坂本を歩く」10月4日 坂本生源寺、坂本地区
フィールドワーク／散策風景
近江学講座としては初めて大学の教室から出て、近江の歴史文化を体感するフィールドワークを実施しました。今回は霊峰比叡山の麓坂本地区を訪ねました。伝教大師最澄生誕の地と言われる坂本生源寺のお堂をお借りして約１時間のレクチャーをし、その後、坂本地区を散策しました。レクチャーと案内は近江学研究所事務局と研究員の加藤が担当させていただきました。レクチャーは先ず多くの宗派の祖師を生んだ比叡山の歴史と思想の概略からはじめ、千日回峰行を中心とした厳しい修行の内容、その比叡山を守護した日吉大社、坂本の町を支えた穴太積みの石積み、僧天海と慈眼堂、東照宮などそれぞれスライドを交えて解説しました。その後、スライドで紹介したところを実際に見るということで、約１時間散策しました。大学を出て本物を見るということで、学生たちはかなりの刺激になったようです。是非とも比叡山にも登ってみたいという声も聞こえてきました。
報告者：近江学研究所研究員 加藤賢治