森を守る!仰木森林学スタート!

2011 年 7 月 11 日

7月10日、今年の仰木森林保全活動がスタートしました。これは成安造形大学が位置する仰木地区の山林をその所有者である仰木地域の上仰木・辻ヶ下生産森林組合の方々とともに森を守るという活動です。初回の今回は本学から学生さんと教職員合わせて8名が参加させていただき、森林組合が所有する森林の境界線を確認するという踏査活動に同行させていただきました。
最近できた林道をから森林に入っていきましたが、所々道なき道のようなところや獣道を歩くなど、普通の登山では味わえない経験もさせていただきました。
天候は晴れで見晴らしも良く、森林の頂上付近(京都大原と仰木の境界)の尾根道では涼しい山風が迎えてくれ、森林浴を満喫しました。
地元仰木の組合員の方達から森林保全の苦労や大切さなども休憩時間に聞くことができ、大阪から通学しているという学生さんは、「大変貴重な経験をさせていただき今後の作品制作にも影響が出てきそう」と最後のミーティングで感想を語ってくれました。
2回目は9月25日(日)に枝打ちや間伐などの森林保全活動をします。興味のある方はrenkei@seian.ac.jpまでご連絡ください。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

連続公開講座「近江~風景のかたちー心象絵図ー」開講しました

2011 年 7 月 9 日

講座名 『近江~風景のかたち―心象絵図―』
日 時 平成23年7月9日(土) 10:40~12:00
場 所 成安造形大学 聚英ホール
講 師 上田洋平氏(滋賀県立大学地域づくり調査研究センター研究員)
対 談 永江弘之

好評をいただいております今年度の連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」シリーズ4回目となりました今回(7月9日)は滋賀県立大学地域づくり教育研究センター研究員の上田洋平先生をお招きして、心象絵図についてお話しいただきました。
基調講演は2008年に上田先生と本学の学生さんが共に取り組みをさせていただきました「南比良ふるさと絵屏風」について絵解きをしていただくかたちで始まりました。
この絵屏風は地域のお年寄りを中心に聞き取りをして、特に印象に残った大切なものを丁寧に描き込んでいくというもので、50年〜60年、70年くらいの少し昔の懐かしい人々の暮らしがとけ込んでいます。
講座の中で上田先生は、この取り組みは単に懐かしいものを描くだけのものではなく、聞き取りをすることや、完成した絵屏風をみんなで見ながら会話をするなど、お年寄り同士やお年寄りと次世代を担う人々とのコミュニケーションの機会となる大変重要なプロジェクトであるとその意義を強調されました。
後半は近江学研究所研究員の永江弘之先生が聞き手となり、記録と記憶の違いや体験したものを思い出しそれを表現するというこの絵屏風の魅力について問いかけられました。上田先生はかつて体験した自分にとって忘れることのできない大切な物事、すなわち過去の記憶を引き出し、お年寄りがそのことを共有して交流するということは本人たちにとっても地域にとっても有意義なことであり、未来の社会のあり方を考えるヒントにもなると語られました。
人間は入ってきた情報のほとんどをどんどん忘れていきます。逆に今記憶に残っているということは大変大切なことであるということが言えます。その大切が詰まった絵屏風。やさしい語り口調で解説いただき、150名を越えるたくさんの参加者の皆さんは上田先生から大切なものをいただかれたのでは・・・。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

建築学生ワークショップ滋賀2011に参加しました!

2011 年 7 月 5 日

全国の環境デザインや建築家を志す学生たちが琵琶湖竹生島に集結するという「建築学生ワークショップ2011」の現地見学会が7月2日竹生島で行われ、参加してきました。
この企画は地域滞在型(合宿)で行われるワークショップで、現地に数日滞在して、斬新でありながらその空間にとけ込んだ建築デザインによる構造物を制作するというものです。9月6日(火)から12日(月)の6泊7日、竹生島を舞台に制作される予定になっています。
7月2日はその現地見学会が行われ、本学の空間デザイン領域の学生さん2人を含む約40名が参加されました。
主催者であるAAF(建築学生ワークショップ実行委員会)から近江学研究所に依頼があり、琵琶湖汽船のエコクルーズ船megumiの船上にて竹生島の弁才天信仰と琵琶湖の呼称の由来に付いて解説してきました。
参加した学生さんたちのほとんどが琵琶湖のクルージングははじめて。
全国から集まった学生さんたちが竹生島を舞台に大学の垣根を越えて取り組むこの企画は、滋賀県にとっても、学生さんたちにとっても、主催者や協力者の地元の方々にとっても非常に意義のあるものと感じました。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

学芸員課程一泊現地研修が行われました!

2011 年 7 月 4 日

7月2日(土)、3日(日)美術館・博物館の学芸員を目指す学芸員課程3年生約30名対象の一泊研修が行われました。恒例となったこの研修はこれで8年目となります。県内に散らばる幅広い時代の文化財を「本物を見る」というコンセプトで見学するという非常に有意義な研修です。
三井寺の非公開の建築物や襖絵、彦根城博物館の近世日本美術、長浜のガラス工芸、長浜曳山博物館の曳山展示、国宝の湖北十一面観音など琵琶湖を一周するかたちで巡りました。
引率には学芸員課程担当の辻喜代治先生、小嵜善通先生(ともに近江学研究所研究員)と担当職員があたり、近江学研究所の木村至宏所長と同研究員の私がゲスト解説者としてお手伝いしました。
天候にも恵まれ、2日間ハードなスケジュールでしたが、文化財資料集を片手に各年代の様々な形態の文化財をじっくり観察し、熱心にメモを撮る学生さんの姿が印象的でした。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治