コモンの再生―日本型コミューン主義のために
【特別公開講座】
日時:7月4日(土)14:00~15:30
場所:東本願寺視聴覚ホール
講師:内田 樹 氏 (凱風館 館長・学校法人神戸女学院 理事長・神戸女学院大学 名誉教授)

今回の会場は、近江学の講座として初めて滋賀を飛び出し、京都の東本願寺視聴覚ホールでの開催となりました。
当日はあいにくの雨模様となりましたが、会場には200名を超える多くの方々にお越しいただきました。足元の悪いなかご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
講師には、内田樹先生をお迎えしました。内田先生には、2024年度の「近江学研究所設立15周年記念特別公開講座」でも「コモンの再生」をテーマにご登壇いただき、大きな反響を呼びました。
今回はそのテーマをさらに深め、「コモンの再生―日本型コミューン主義のために」と題してご講演いただきました。
現代社会における個人の孤立や貧困といった課題に対し、ご自身が主宰する「凱風館」での実践を交えながら、「日本型コモンズ」のあり方や「弱い家父長制」という考え方、地方移住支援を通じた今後の展望などについてお話しいただきました。
近江学として初めて京都で開催した今回の講座も、多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。

受講者の皆さまからは、
・個人が「痩せ我慢」しつつも楽しめるコミュニティを作り、支える存在がいれば、強制せずとも自然と人は集まってくるのかなと今回の講義で感じた。自分も何かチャレンジしたい時、悩む時には人に頼って、いっしょに乗り越える力をつけたいと思った。
・コモン、コミューン、コミュニティなどについて具体的なお話を伺い、今後の時代に大変重要なテーマだと思います。自分自身もさらに深く理解し、今後生きていく上での糧にしていきたいと思います。
・大変勉強になる講演でした。特に「コモン(共有財)の再生」という考え方は、今後の地域づくりに重要な視点だと感じました。
・凱風館の話は具体的で分かりやすく参考になりました。
など、たくさんのご感想をいただきました。
なお、本講座のダイジェスト版をYouTubeで公開しています。有料講座として開催した90分間の講演から約20分を抜粋・編集し、講演のエッセンスをご覧いただける内容となっています。ぜひご覧ください。
▼YouTubeダイジェスト版はこちら
【講師プロフィール】
東京大学文学部仏文科卒、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
東京都立大学人文学部助手、神戸女学院大学文学部助教授を経て同教授。
2011年退職後、神戸に武道と哲学研究のための学塾「凱風館」を設立。専門はフランス文学・哲学、武道論、教育論。合気道七段。近著に『知性について』『日本型コミューン主義の擁護と顕彰 権藤成卿の人と思想』『反知性主義者の肖像』などがある。