近江学研究所第4回参与会議が行なわれました!

2月22日(月)1時半から近江学研究所参与会議が行なわれました。参与会議は県内の経済、文化、宗教、芸術など一線でご活躍される参与の方々と成安造形大学の理事長、学長をはじめとする関係者にご出席いただき、近江学研究所の活動に対してのご意見をいただくという重要な会議です。
会議は研究所の今年度の活動報告と、次年度の活動計画がスライドで紹介するということから始まり、参与の方々並びに学内関係者からご意見をいただきました。
今年度の報告の中では、研究紀要第2号が発刊されたこと、今年度始めて近江学フォーラムが発足したこと、そしてその取り組みとして湖北の観音を訪ねる現地研修(10月実施)や交流会(2月実施)が行なわれた報告がありました。
次年度の取り組みとしては、近江学研究所が独自に行なう研究として地元仰木を舞台に「里山水のみち研究」を実施する計画が発表され、今後の研究所の取り組みの方向性も話されました。さらに次年度は成安造形大学の聴講生制度として、土曜日の1限目に木村所長の「文化史(本学開講の選択科目の一つ)」を開講し、積極的に社会人の方々の受入を行ないますが、フォーラムの会員さんの受講メリットとして検定料が免除されることも報告されました。また、3月8日から20日までギャラリーアートサイトで開催される、現代アートの視点で近江を見るという展覧会「望遠」の紹介がありました。
参与の方々や学内関係者からは活動内容については大切なことをしっかりと実行されていると評価をいただいた一方で、「フォーラム会員さんを出来るだけ多く募り、この活動を広く発信するべきである。」また、「近江学の研究が如何にものづくりに活かされ、結びつくのかという考察を深めてほしい」など貴重なご意見をいただきました。
次年度は開設3年目を迎えます。いただいたご意見を十分活かし、さらなる発展に結び付けたいと思います。

2010-02-23T15:21:17+09:002010年2月23日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

近江の催し:2010年3月

開催中 3月31日(水)まで
井伊直弼と開国150年祭 開国記念館特別展
彦根城(彦根市)

開催中 3月14日(日)まで
平山郁夫とシルクロード 仏の来た道
佐川美術館(守山市)

開催中 8月1日(日)まで
追悼展 平山郁夫-平和の祈り-
佐川美術館(守山市)

開催中 3月14日(日)まで
佐藤忠良 ブロンズの詩 ポーズをとる女性たち
佐川美術館(守山市)

開催中 3月14日(日)まで
吉左衞門X インドネシアン・プリミティブアート
佐川美術館(守山市)

開催中 3月7日(日)まで
第81回ミニ企画展 古文書を楽しむ
大津市歴史博物館(大津市)

2月27日(土)~4月18日(日) 
第51回企画展 元三大師良源-比叡山中興の祖―
大津市歴史博物館(大津市)

2月27日(土)~4月11日(日)
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー EX-SIGN(エクス・サイン)
滋賀県立近代美術館(大津市)

3月20日(土)~5月9日(日)
鉱物・化石展2010 ぼくらは大地に夢を掘る
琵琶湖博物館(草津市)

開催中 4月9日(金)まで
テーマ展「近江の城小川城展」
滋賀県立安土城考古博物館(蒲生郡安土町)

開催中 4月4日(日)まで
第39回企画展「湖西の風土と遺宝-高島郡を中心に-」滋賀県立安土城考古博物館(蒲生郡安土町)

3月13日(土)
第55回びわ湖開き
大津港(大津市)

3月13日(土)、14日(日)
左義長まつり
日牟禮八幡宮(近江八幡市)

3月27日(土)
もりやまお満燈籠伝説大火祭り守山市今浜町

2010-02-15T10:16:57+09:002010年2月15日|お知らせ, 近江イベントカレンダー|

仰木の里の文化講座で「蓮如上人」を語ってきました!


2月11日(木)、毎年この日が恒例となっています仰木の里文化振興会が主催する「文化講座」が仰木の里公民館で開催され、講師として堅田にゆかりのある浄土真宗中興の祖「蓮如上人」を語ってきました。
私は今年で4回目となりますが、その前は木村至宏所長が講師をされたこともあるそうです。この日は悪天候にもかかわらず、60名をこえる多数の参加者が来場されました。講演は先ず蓮如上人の生涯を編年でたどり、その信仰のあり方や思想、浄土真宗の伝承を話しました。最後に蓮如上人の旧跡を訪ねた際の写真をスライドで紹介しました。
このようにあるテーマで講演の機会を与えていただきますと、その度に再度調べなおします。そこにまた新たな発見があり、非常に勉強になります。10年前、京都からここ滋賀に移り住んできましたが、その時は蓮如上人が堅田にゆかりがあることを知りませんでした。なぜ、堅田なのか・・・。調べるとその理由がわかってきます。
昨年は仰木と堅田の伝承について話をしましたが、琵琶湖に面し、背後に比叡山がひかえるこの地域はまだまだ語りつくせないと実感しています。
次回は一休禅師? また機会をいただければ・・・。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

2010-02-12T11:51:27+09:002010年2月12日|おうみブログ, お知らせ, イベント|

2009年度近江学フォーラム交流会を開催しました

2月6日(土)近江学フォーラム会員・研究員の交流会が開催されました。
雪が舞い寒さ厳しい日となりましたが、正午から成安造形大学内カフェテリア「結」で近江学フォーラムがスタートして初めてとなる交流会が行なわれました。
はじめに、当研究所の木村至宏所長の挨拶があり、続いて本学牛尾郁夫学長の挨拶、学内研究員の自己紹介がありました。

続いて第1回目の交流会を記念して、会場となるカフェテリア「結」の経営者である岩田康子社長を講師にむかえ、当日のメニューの紹介を含めて「近江のスローフード」について語っていただきました。
スローフードから、スローライフへということで、人間中心の社会から自然と共生する持続性可能な社会の実現が重要であるということ、また、近江商人の「三方よし」の営業理念をたとえに出され、売上に直接つながらなくても「世間よし」を念頭に、社会貢献を重要視する経済社会をつくることが大切であるということが話されました。

その後、スローフードをいただきながらの交流会がはじまりました。参加の会員さんは大学近辺の住宅街にお住まいの方や普段から民俗や歴史研究を続けておられる方などが中心で、おいしい食事はもちろんですが、近江学研究所木村所長をはじめ研究員らとの交流は、近江の風土を愛する熱心な参加者にとって大変有意義な会になったと思います。

今回ご参加いただけなかった会員さん、是非とも次回の交流会へご参加ください!
また、フォーラムの会員でない方は、ご入会いただき、次回の交流会にご参加ください!お待ちしております。

現在次年度近江学フォーラムの会員を募集しています。ご興味のある方は下記までご連絡ください。

近江学研究所 omigaku@seian.ac.jp 電話077-574-2118 fax 077-574-3595

報告:近江学研究所 研究員 加藤賢治

寿福滋先生の写真展が開催されています

2月2日(火)、近江学研究紀要「Omi 近江学」の表紙や挿入写真を飾っていただいています写真家の寿福滋先生の写真展を見に行ってきました。
場所は京阪浜大津駅から徒歩で京都方面へ5分ほど、商店街の中にある古書店「古今書房」の2階にある「ぎゃらりい古今」です。

寿福滋写真展「近江水風景PartⅡ」は、夕日の竹生島や菅浦の集落、沖の白石など美しい琵琶湖の水辺の風景で埋め尽くされていました。
中でも見物は、「観音正寺 回峰行」と題されたギャラリー中央の展示です。観音正寺を山腹に持つ繖山の山中を闊歩する回峰行者を追った写真群です。古木を利用しながら円形状にうまく展示され、それらを中央から眺めます。山川草木と回峰行者が溶け合った祈りのシーンは見応えがありました。
会期は2月14日まで。すばらしい寿福ワールドを是非ご高覧ください。

「ぎゃらりい古今」大津市中央1−5−5 古今書房2階 TEL077−525−7880

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

2010-02-03T09:46:39+09:002010年2月3日|おうみブログ, お知らせ, イベント|
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