教育・人材育成

「芸術による社会への貢献」を教育の理念とする本学では、未来に向けた新たな価値観を模索、提唱し、創造的な活動を続けていく人材を育成することが使命と考えています。
本研究所の研究活動は、本学が実践する造形教育と、直接、間接的にかかわり、相互に作用するものです。 近江学研究の成果を生かし、近江を多角的に探求するフィールドワークや創作・研究活動を盛り込んだ学内基礎教育や実 践教育などのプログラムを構築します。
一方、これからの生涯学習型社会に必要な地域に開かれた教育システムを検討し、社会人を対象とした学びの場を提供していきます。

授業の開講

本学の社会実践科目群「地域貢献・プロジェクト科目」として下記の授業を開講しています。

近江学A・B

この科目は、本学近くにある世界文化遺産比叡山延暦寺とその麓の仰木(集落)を訪ね、日本の信仰の根源を見ながら、地域の人々との交流の中で、地域文化を体感します。
学生が伝統的な風習を残す地域を積極的に検証することで、21世紀に息づく普遍的な価値観を身につけ、自らの作品制作や未来の生活に活かすことを目的に開講しています。
※一般社団法人環びわ湖大学・地域コンソーシアム「おうみ学生未来塾」の提供科目。コンソーシアム加盟大学の学生が履修し、他大学の学生との交流を深めています。

琵琶湖の民俗史

この科目は、本学近くにある世界文化遺産比叡山延暦寺とその麓の仰木(集落)を訪ね、日本の信仰の根源を見ながら、地域の人々との交流の中で、地域文化を体感します。
学生が伝統的な風習を残す地域を積極的に検証することで、21世紀に息づく普遍的な価値観を身につけ、自らの作品制作や未来の生活に活かすことを目的に開講しています。
※一般社団法人環びわ湖大学・地域コンソーシアム「おうみ学生未来塾」の提供科目。コンソーシアム加盟大学の学生が履修し、他大学の学生との交流を深めています。

近江里山フィールドワーク

この科目は、里山における人と自然の関わりについて学びます。里山での暮らしを知るフィールドワークを通して、未来における自然との関わりについても考察します。大津市仰木地区の住民で組織する棚田保全団体の指導のもと、田植え、稲刈り等棚田保全活動を行います。また、今森光彦客員教授所有の里山にて、里山環境整備など実践を通して、里山に対する理解を深めます。

教育連携

地域の教育機関や団体等と連携し、近江学研究所の研究成果を生かした様々な学びを提供しています。

小学校での連携授業(仰木ふるさとカルタ)

本研究所の研究プロジェクトから誕生した「仰木ふるさとカルタ」。仰木地区の60〜90歳代の方々への聞き取りを元に、仰木のかつての暮らしや思い出の中に息づく「今は見ることのできない情景」を表現しています。このカルタを用いて、地元の小学校で、仰木のむかしの暮らしを学ぶ授業が行われ、本研究所の研究員も授業に協力しています。

高大連携

地元の高校から依頼があり、「仰木ふるさとカルタ」を用いて仰木の生活文化を知る授業を行いました。研究員から近江の里山の歴史や「仰木ふるさとカルタ」の制作経緯、仰木の暮らしの豊かさについて話し、カルタで遊びながら絵札の解説を行いました。

滋賀県初任者研修

滋賀県に新たに着任された方に、滋賀県(近江)固有の自然や歴史・文化について知識を深めていただくことを目的に、研究員が初任者研修プログラムの一部に協力しています。