テレビドラマの撮影が近江学研究所で行われました!
2009年10月27日
10月25日(日)人気サスペンスドラマTBS水曜劇場「浅見光彦~最終章~」の撮影が近江学研究所で行われました。主役の沢村一樹さん、ヒロインのいとうあいこさん、大学教授役の鶴見辰吾さんが登場!約3時間にわたってロケが行われました。
物語は滋賀県が舞台となり、鶴見辰吾さんふんする大学教授が事件のカギを握るという設定です。
数名のエキストラが必要ということで、学内で映像祭などを企画する学生グループに声をかけたところ、10数名が休日にもかかわらず参加してくれました。多くのスタッフが無駄なく動くプロの撮影現場に立会い、学生たちは「緊張感みなぎる現場で、たくさんのことを学べました」と感想を聞かせてくれました。
今回の撮影は、(社)びわこビジターズビューロー内に設置された「滋賀ロケーションオフィス」からの紹介で、このロケーションオフィスは滋賀の観光事業の促進を目指して映画やテレビドラマのロケーションを誘致し、全国に滋賀県の魅力を発信しようと活動されています。
近江学研究所も大学とともに、それらの活動を応援し、協働して近江を盛り上げたいと思います。
今回の収録分の放送はTBS系11月18日(水)午後9時から。水曜劇場「浅見光彦~最終章~第5話」です。ぜひご覧ください!
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治
響心祭(第17回成安造形大学大学祭)で地産地消!
2009年10月11日
昨日、本日の10月10日(土)・11日(日)に成安造形大学で響心祭(大学祭)が行われています。成安造形大学事務局では学校法人京都成安学園近藤理事長と成安造形大学牛尾学長の店を出店しました。店の名前はこの4月から現近江学研究所木村所長に代わって学長に就任されました牛尾学長にちなんで「うしお屋」。
売り物は牛丼と牛皿。本場近江牛と仰木棚田米という最高の出会いを完成させ、究極の地産地消を実現させました。
理事長、学長ご両人と山﨑常務理事の出資で、儲けは考えない。学生支援ということで学生さん大盛り!近江の味を堪能していただきました。昨日は2日分を予定していた近江牛も完売。今日は買出しからスタートです。
これも広い意味で「近江学」?ご来場お待ちしています!
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治
琵琶湖で船上講演会開催!
2009年9月28日
9月26日(土)、浜大津大津港周辺で2009びわ湖学生フェスティバルが開催されました。これは滋賀県の13大学の学生が集まり、学生同士の親睦と地域住民との交流を目的に開催されるもので、今年は成安造形大学が当番大学ということで行われました。
そのフェスティバルの目玉として、琵琶湖汽船(株)の協力を得て、近江学研究所が船上講演会を企画しました。講師はもちろん近江学研究所木村至宏所長。『湖上から見る近江八景』と題して、約1時間、船上で景色を見ながら近江八景について語っていただきました。
当日は快晴。午前中は県内加盟大学の学生120名を前に、午後は一般参加者110名に対して熱弁をふるわれました。湖上から移り行く景色を見ながら、語る木村所長。話は途切れることなく続きます。湖上から眺める堅田浮御堂を前に「千躰の阿弥陀仏がお堂に安置され、湖上に消えて行った魂を鎮め、湖上の安全を守護するために湖上に向けてお堂が建てられています。また、こよなく近江を愛した松尾芭蕉は十六夜の月を眺めながら『鎖あけて 月さしれよ 浮御堂』という名句を残しました」と語られました。
いつもの楽しい語りである「木村節」は琵琶湖の湖面のように冴えわたり、木村先生の琵琶湖のように広く深い知の泉に触れることができた参加者の顔は満足感であふれていました。
琵琶湖汽船の新型エコクルーズ船「megumi」に今回初めて乗船しましたが、視界は良好ですばらしい景色を十分楽しむことができました。近江学研究所では是非ともまたこのような企画を計画し、多くの方に琵琶湖の魅力を伝えたいと思っています。乞うご期待!
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治
講座「琵琶湖の風景」を開講しました。
2009年9月19日
講座名 琵琶湖の風景
日 時 平成21年9月19日(土) 10:40~12:00
場 所 成安造形大学 本部棟三階ホール
講 師 今森光彦 (成安造形大学客員教授 写真家)
本年度3回目の近江学フォーラム会員限定講座「琵琶湖の風景」を開講しました。湖北の自然を多くのスライドを交えて生き生きと語っていただきました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
研究発表しました。
2009年6月29日
6月25日(木)午後6時半から京都市中京区のウイングス京都演習室で「京都民俗学会」の6月定例談話会にて研究発表をしました。
現在私は近江学研究所研究員として成安造形大学が位置する仰木地区の村落の祭祀組織について研究をしています。その研究の中間発表として私が所属する「京都民俗学会」で事例報告し、その分野の研究者からご意見等をいただきました。
村落の祭祀組織に関しては昭和初期に肥後和男博士の「宮座の研究」「近江に於ける宮座の研究」という研究論文から始まり、「宮座」というキーワードと共に多くの研究者が様々な事例に取組み進められてきました。
近江は「宮座」の宝庫といわれています。ここ近江をフィールドとしている関東の研究者も少なくありません。そのような中、仰木の小椋神社を中心とする祭祀組織も例外ではなく、今までに研究の対象となっていました。私はそのような先行研究を踏まえて、現在の習俗の魅力を掘下げ、新たな民俗研究の視点を探りつつ、仰木ワールドを極めたいと思っています。
私の研究は始まったばかりです。ある程度の成果が出ましたらまとめて発表したいと考えています。乞うご期待!
報告:近江学研究所研究員 加藤賢治
近江学研究所主催 公開講座「琵琶湖の魚」を開講しました。
2009年6月27日
講座名:「琵琶湖の魚」
日時:平成21年6月27日(土) 10:40~12:00
場所:成安造形大学 本部棟三階ホール
講師:前畑政善 (滋賀県立琵琶湖博物館 上席総括学芸員)
本日、近江学研究所主催の公開講座「琵琶湖の魚」を開講しました。滋賀県立琵琶湖博物館の前畑政善氏に琵琶湖に生息する魚類の変遷を解説していただきました。多数のご参加をいただき、ありがとうございました。
近江学研究所主催 公開講座「近江の美術-描かれた近江-」を開講しました。
2009年6月20日
講座名 「近江の美術 –描かれた近江-」
日時 平成21年6月20日(土)10:40~12:00
場所 成安造形大学 本部棟ホール
講師 小嵜 善通(成安造形大学デザイン科教授・附属近江学研究所研究員)
本日、附属近江学研究所主催の公開講座「近江の美術 –描かれた近江-」を開催しました。
本学デザイン科教授・附属近江学研究所研究員の小嵜善通が、近江を描いた様々な絵画について、それぞれの作品が描かれた視点や背景などを解説いたしました。参加をいただきましたみなさまありがとうございました。
次回、第3回目の近江学研究所主催公開講座は6月27日(土)の開催です。定員になりましたら申込受付を締め切りいたします。お申込をお急ぎください。
詳しくはこちらをご覧ください。
近江学フォーラム会員限定講座「渡来人の足跡」開講しました。
2009年6月13日
講座名 「渡来人の足跡」
日時 平成21年5月16日(土)10:40~12:00
場所 成安造形大学 本部棟三階ホール
講師 大橋信弥(滋賀県立安土城考古博物館学芸課長)
安土城考古博物館学芸課長の大橋信弥氏を講師にお迎えし、近江学フォーラム会員限定講座「渡来人の足跡」を開講いたしました。古代の近江における大陸からの渡来氏族の実像や文化について考古学の立場から明快に解説していただきました。多くの会員に出席をいただき御礼申し上げます。今後のフォーラム会員限定講座の日程はこちらをご覧下さい。
「仰木学入門」3回目の授業開講!
2009年5月19日
プロジェクト科目「仰木学入門」の3回目の授業が行われました。
残念ながらの雨の中でしたが、授業の登録者12名が参加して、「平尾 里山・棚田守り人の会」が主催する棚田での田植えを行いました。
田植えは有名な仰木の馬蹄形の棚田がある場所で行われ、後ろに比叡山を見ながらという絶好のロケーションでした。今日はあいにくの雨でしたが、山肌に雲が立ち込め水墨画のような神秘的な風景も見られました。
学生たちは長靴も用意していましたが、気づけばみんな素足で田んぼに入ってました。始めは「きもちわるい~」と悲鳴をあげていましたが、10分ほどで慣れたようで、成安造形大学担当の田は午前中に終了。他の市民参加者の田をお手伝いしていました。
ほとんどの学生が田植えは初めてでしたが、土のにおいや棚田の造形美も体感し、棚田を守っていくというこの活動に参加して、いろいろな感想をもったようです。
次回の稲刈りが楽しみです。すくすく育ってくれますように・・・。
報告者:近江学研究所研究員 加藤賢治
近江学フォーラム会員限定講座「比叡山三塔諸堂の成立」開講しました
2009年5月16日
講座名 「比叡山三塔諸堂の成立と発展」
日時 平成21年5月16日(土)10:40~12:00
場所 成安造形大学 本部棟三階ホール
講師 武 覚超 氏 (比叡山延暦寺執行/叡山学院教授)
武覚超先生を講師としてお迎えし、近江学フォーラム会員限定講座「比叡山三塔諸堂の成立」を開講いたしました。今回が近江学フォーラム会員限定講座の第一回目です。
近江学フォーラム会員のみなさんに多数参加をいただきました。
武先生より比叡山の仏教が、どのように成立し発展きたのかをわかりやすく解説していただきました。日本の仏教の基礎を知る上で非常に意義深い講座でした。
今後の近江学フォーラム会員限定講座の日程は詳しくはこちらをご覧ください。