「近江・里山フィールドワーク」仰木の枝打ちに参加しました。
今森光彦客員教授が監修するプロジェクト演習「近江・里山フィールドワーク」を
過日、9月23日(日)に行いました。
この授業では、
前半の3回は大津市仰木の森林保全活動に協力し、
後半の3回は今森先生の雑木林再生プロジェクトに参加します。
この日は雨降る中、イラストレーション領域、美術領域、空間デザイン領域の学生5名と、
このプロジェクト授業に特別講師として担当する佐藤悦子講師が参加しました。
仰木の上仰木地区と辻ヶ下地区が保有する山林の保全活動として、
全戸から一名は参加が義務づけられている「山行き」。
300人以上の地域の方が間伐作業と枝打ち作業、水路点検、草刈作業など分担。
私たちは、「枝打ち」作業に参加しました。
地元の森林組合のSさんにパイプソーの扱い方やハシゴの扱い方を習い、
平成10年に植林された杉の木を枝打ちしていきます。
ハシゴに上り、手に届く範囲の枝を一本づつ払っていきます。
足元が悪い中、慎重に作業をしていきます。
夕方から、山行の打ち上げに参加しました。
辻ケ下集落では、昨年から町合同で打ち上げを行っています。
仰木のおばあちゃんが、昔仰木で食べられていた「もし」というお菓子を作って食べさせていただきました。
また、当日は打ち上げをしていた横の地蔵堂では、「お地蔵様の里 仰木」というテーマで、
NHKが取材・撮影しており、お地蔵堂での御開帳やご詠歌の奉納も見聞きすることができました。
テレビ放映は、9月29日(土)7:45~
ウィークリー関西 「西日本の旅」という8分コーナーで放送されるそうです。
参加した学生たちは、
「普段は普通にお仕事するおじさんたちだと思いますが、ナタやノコギリを手にした姿はとてもかっこよかったです。」
「今日のように、山に入ることなどなかなかできないので、貴重な体験ができた。」
「こんな風にみんなで手入れをしているのに、木の価格が低いと聞き、大変だと思った。」
「今森さんのマキノの雑木林とはまた違う山の風景が見れた。森を守っていくことを勉強できた」
「山に入る貴重な体験と、交流会では地元に伝わっているお菓子を食べさせてもらえて、盛りだくさんの経験ができた」
と、感想を語ってくれました。
次回は今森光彦先生主催の「今森光彦の里山みらいじゅく2012」への参加です。次回が楽しみです。