大原歩研究員がレイカディア大学の授業を行ないました
滋賀県社会協議会が主催する60歳以上の方が2年間学びを深める「レイカディア大学」。
そのびわこ環境学科35期生の2年次の授業として、5月28日(水)、近江学研究所研究員の大原が講義とフィールドワークを担当しました。
テーマは「棚田の水循環システム」
午前中は成安造形大学にて講義として、
近江学研究所の研究活動として2010年に実施した棚田の水利調査を基に、
大津市仰木地域で営みの中で作られてきた水利用のしくみについてお話しました。
研究成果については、近江学研究紀要1号に収録しています。
こちらからPDFデータをダウンロードできます>>>>近江学研究紀要1号
午後は、快晴の中、大津市仰木へフィールドワークへ。
平尾地区の棚田を水路を辿ってあるき、コイゼの工夫について確認をし、
仰木の信仰の中心にある龍の神(クラオカミノカミ)が祀られる「滝壺神社」をお参りするなど、
1200年ほどの歴史を持つ仰木の集落における「水と暮らし」について学ぶプログラムとしました。
参加者の方々は、それぞれ地元で活躍されている方が多く、
滋賀県各地の農業の様子や、これからのあり方などについて
活発な感想や意見を交わしながら一緒に歩かせていただきました。
受講者のみなさま、ありがとうございました。
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報告:大原歩