【近江学研究】カルタ読み札 ほぼ完成してきました!
近江学研究所の研究活動として
昨年度から永江研究員が進めている「仰木カルタ」制作活動。
語句に間違いなどがないか、
仰木の俳句会「畦草会(けいそうかい)」の皆さんの多大なご協力を得て、
読み札の確認読み合わせ会を6月13日(水)に下仰木自治会館にて行いました。
一句一句皆で読み合わせながら、
語句の言い回しや、言葉のリズム感を確認していきました。
次々と、暮らしのにじみだす読み札にバージョンアップされていく様子は、
感激ものでした。
途中、カルタに描かれる思い出話に花を咲かせながら、
楽しく、そして集中した時間となりました。
その中の一部をご紹介。
仰木には700体以上の野仏地蔵が、道端や田んぼのあぜ道などにいます。
8月の地蔵盆は盛大で、お供えやお花、よだれかけが新調され、
地域みんなで大切にされています。
仰木の嫁入りは夜に行います。
闇夜の中、提灯の灯りの元、行列を組む嫁入りを地域の人はこぞって見に行ったそうです。
「よめりみが楽しみだった!」と皆さん口々に話されています。
仰木独自の食文化「納豆餅」は皆さんの大好物です。
家で餅をつくると、ご近所にふるまうため、
隣の家で餅つきが始まると、
子供たちは、この歌を口づさんでいたそうです。
昨年から取り組み、時間をかけて聞き取りを進めて、ようやく読み札に。
仰木のくらしが手に取るようなカルタになってきそうです。
ご期待ください!