近江学研究所ツイッターはじめます。

2012年1月31日

近江学研究所でツィッターをはじめました。
ぜひフォローしてください。

湖国と文化138号


湖国と文化138号に、本研究所の木村至宏所長と加藤賢治研究員の文章が掲載されています。
今号の「湖国と文化」の特集は、「滋賀は道の国」です。
木村所長は特集ページに『「道の国」近江の特性』と題して近江のおもな街道とその機能について執筆しています。加藤研究員は「湖国と文化」で連載中の「おうみおうみ歩く」で繖山について執筆しています。
「湖国と文化」は、その他にも、近江の魅力的な文化について様々な連載やシリーズが掲載されています。
「湖国と文化」について詳しくはこちら
ぜひご一読ください。

文化誌『近江学』第4号完成しました!

2012年1月11日

成安造形大学 附属近江学研究所 文化誌『近江学』第4号が完成しました。 昨年度までの紀要「近江学」をリニューアルし、いままで以上に読みやすくビジュアルを豊富に取り入れた、近江を学ぶ刊行物になりました。

(さらに…)

棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2011風景展

2011年11月30日

会期|12月3日(土)〜12月17日(土)/4日(日)休廊、11日(日)開廊
時間|12:00〜18:00/観覧無料
場所|成安造形大学【キャンパスが美術館】アートサイト
*JR京都駅より湖西線でJRおごと温泉駅まで20分 JRおごと温泉駅前から乗車無料のスクールバスで3分

琵琶湖を中心とした湖国の自然や風景、町並みは今、次世代に引き継ぎたい美しく貴重な日本の原風景として広く注目されています。
本展は公募風景展です。一般の方や学生の作品を通して、近江の素晴らしい景観と固有の価値を再発見していただけると幸いです。ご高覧ください。

企画・監修/永江弘之(成安造形大学准教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン工業株式会社
主催/成安造形大学 近江学研究所

>>>「淡海の夢2010風景展」出品作品を近江ギャラリーで公開しています。

成安造形大学【ギャラリーが美術館】公式サイト

旧港町堅田を歩く

2011年11月19日

11月19日(土)、あいにくの雨模様の中、近江学Aの授業の一環で恒例となっていますフィールドワークに出かけました。
訪れたのは、湖族の郷「堅田」。午前10時にJR堅田駅に集合し、予定では徒歩ではじめの目的地「浮御堂」まで行く予定でしたが、荒天でしたので堅田町内循環バスに乗車して目的地を目指しました。
浮御堂では恵心僧都源信が平安時代に比叡山横川で修行中に炎立つ魂を鎮めるためこの地に向かい、千躰の阿弥陀仏を奉納したという伝承を解説し、また、近世の俳人松尾芭蕉がこの地に浮かぶ中秋の月を愛で俳句を詠んだ話をしました。

次に浄土真宗本福寺に向かい、その前で親鸞聖人に始まる浄土真宗が中興祖といわれる八代目の蓮如上人の活躍によって日本で最も大きな教団となる礎を築いたという解説し、
その後、浄土真宗光徳寺を訪ねて「堅田源兵衛の首」という浄土真宗に伝わる伝承について当寺のご住職にお話を伺い、伝承の大切さを学びました。


最後に堅田衆と呼ばれた自治組織の中でも指導的な立場にあったという殿原衆居初(いそめ)家の二九代目のご当主を訪ね、堅田衆の歴史と当家が管理される名勝「天然図画亭(てんねんずえてい)庭園」と茶室「天然図画亭」についての解説をじっくりと聞かせて頂きました。



堅田の街はこの他にも一休宗純ゆかりの祥瑞寺や出島(でけじま)灯台、新田義貞の妻勾当内侍の墓など、歴史的な見所が沢山あります。これは、堅田が湖上交通の要衝であった琵琶湖の最もくびれた部分に位置し、京の都に出入りする人々の往来が頻繁にあり、文化が行き来した所以であることをまとめとして解説しました。

当日は雨模様でしたが湖族の郷アートプロジェクト(本学プロジェクト実習による学生の活動)が行われており、にぎやかな湖族の街を散策しました。

湖族の郷アートプロジェクト公式サイトはこちら

近江学展覧会 関連企画「仰木のくらしワークショップ―食―」開催します!

2011年11月10日


現在開催している「仰木 水と記憶のコスモロジー」展の関連企画のワークショップのお知らせです。

近江学研究所が主催する研究活動「里山 水と暮らし 生活文化の聞き取り調査 および
仰木ふるさとカルタ制作」の公開ワークショップを行います。
1000年つづく里山のくらしの中で生まれてきた「食」をテーマに、
学生研究スタッフが中心となって、「仰木の食文化」の魅力を探ります。
ぜひ、学生たちが学ぶ姿、また地元地域の豊かさに触れにお越しください。

日時: 2011年11月12日(土) 11:30~16:00  
会場: 成安造形大学 G棟 ライトギャラリー前

11:30~ ふれあい仰木青空市 in 成安造形大学 
       仰木にて毎週日曜に開催している青空市が特別出張します!
       仰木の朝採り野菜や棚田の新米、地酒の販売です。

13:00~ 食文化聞き取りワークショップ
       仰木で生まれ育った地元のみなさんをお招きし、
       仰木の食について聞き取りをします。

14:30~ 納豆餅つくり
       仰木独自の食文化である「納豆餅」をつくります。
       地元産の食材で、地元の方に指導いただきながら、
       みんなで餅つきし、地産地消を体感しましょう。
       ※先着約50名にふるまわれます。

協力 仰木ふれあい青空市、北村酒店、仰木学区老人クラブ連合会

近江学企画展覧会「仰木 水と記憶のコスモロジー」展 はじまりました!

2011年10月23日


本日より、企画展「仰木 水と記憶のコスモロジー」展が開催します。
今回の企画展示は、附属近江学研究所と地蔵プロジェクトのそれぞれが、水・記憶・音をテーマに、滋賀県大津市仰木で取り組んできたフィールドワークと聞き取り調査に基づく3つの研究成果の一端を発表するものです。

展示会場は、3つのスペースで構成し、映像や音楽やパネルなど、それぞれの研究に合わせて、体験できるような展示構成になっております。
ぜひとも足をお運びください。お待ちしております。

【企画展】「仰木 水と記憶のコスモロジー」
【開催期間】2011年10月23日(土)―11月27日(日)休館日(11月15・16日)入場無料
【会場】成安造形大学【キャンパスが美術館】ライトギャラリー
主催:成安造形大学
企画:成安造形大学附属近江学研究所
ディレクション・展示協力:成安造形大学情報メディアセンター

詳しくはこちらをご覧ください。

近江屋研究プロジェクトはじまる!

2011年9月8日

近江屋研究プロジェクトはじまる!

文化で滋賀を元気に!を合い言葉に発足した任意団体、「文化・経済フォーラム滋賀」(代表幹事:木村至宏近江学研究所所長)の取り組みで全国に散らばる「近江屋」という屋号を持つ商店の調査が始まりました。近江学研究所研究員で文化・経済フォーラム滋賀の会員である私、加藤が中心に調査を始めました。
調査はまだまだ始まったばかりで何が見えてくるか解りませんが、「近江」(滋賀県)をキーワードにネットワークを広げていきたいと考えています!

京都新聞記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110907-00000013-kyt-l25
文化・経済フォーラム:http://www.shiga-bunshin.or.jp/bunkakeizai/

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

写真家今森光彦先生の展覧会開催中!

2011年8月23日

附属近江学研究所参与を努めていただいています写真家今森光彦先生の「切り紙」の展覧会を見てきました。

昆虫や自然を主題に写真というメディアを通して「里山」という言葉を世界に発信した今森先生。今回は写真ではなく、「切り紙」の展覧会です。先生は小学校1年生のときから5年生までこの切り紙に熱中されていたとのこと。開けると左右対称の美しいフォルムが現れる「切り紙」は自然への熱い思いを表現したいという今森少年の心をくすぐったようです。

今森先生にとって約30年のブランクがあったという切り紙アート、この15年間に制作された200点以上に及ぶ作品が一堂に展示されています。
展覧会は第Ⅰ章「切り紙の森へ」、第Ⅱ章「動物誌」、第Ⅲ章「昆虫博覧会」、第Ⅳ章「はさみと紙のタペストリー」の4部構成になっており、昆虫を中心に、動植物が切り紙という手法で多様に表現されています。
自然を愛する今森先生の世界を存分に楽しんでいただけます。是非ご高覧ください。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治

「魔法のはさみ 今森光彦の切り紙美術館」
■ジェイアール京都伊勢丹7F 美術館「えき」
■8月17日(水)~9月5日(月)[会期中無休]
■開館時間:午前10時-午後8時(最終日は午後5時閉館)
  入館締切:各日閉館30分前<最終日:午後5時閉館>
■入館料:一般 700円(500円)/高・大学生 500円(300円)/小・中学生 300円(200円)
※( )内はエムアイカード、アイカード、三越カード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)を お持ちの方、ICOCA、Suica、TOICA、SUGOCAカードでお買いあげの方、前売および10名さま以上の団体料金。
■主 催:京都新聞社
■協 力:串田 和美
■企画協力:クレヴィス

森を守る!仰木森林学スタート!

2011年7月11日

7月10日、今年の仰木森林保全活動がスタートしました。これは成安造形大学が位置する仰木地区の山林をその所有者である仰木地域の上仰木・辻ヶ下生産森林組合の方々とともに森を守るという活動です。初回の今回は本学から学生さんと教職員合わせて8名が参加させていただき、森林組合が所有する森林の境界線を確認するという踏査活動に同行させていただきました。
最近できた林道をから森林に入っていきましたが、所々道なき道のようなところや獣道を歩くなど、普通の登山では味わえない経験もさせていただきました。
天候は晴れで見晴らしも良く、森林の頂上付近(京都大原と仰木の境界)の尾根道では涼しい山風が迎えてくれ、森林浴を満喫しました。
地元仰木の組合員の方達から森林保全の苦労や大切さなども休憩時間に聞くことができ、大阪から通学しているという学生さんは、「大変貴重な経験をさせていただき今後の作品制作にも影響が出てきそう」と最後のミーティングで感想を語ってくれました。
2回目は9月25日(日)に枝打ちや間伐などの森林保全活動をします。興味のある方はrenkei@seian.ac.jpまでご連絡ください。

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治