6月25日(木)午後6時半から京都市中京区のウイングス京都演習室で「京都民俗学会」の6月定例談話会にて研究発表をしました。
現在私は近江学研究所研究員として成安造形大学が位置する仰木地区の村落の祭祀組織について研究をしています。その研究の中間発表として私が所属する「京都民俗学会」で事例報告し、その分野の研究者からご意見等をいただきました。
村落の祭祀組織に関しては昭和初期に肥後和男博士の「宮座の研究」「近江に於ける宮座の研究」という研究論文から始まり、「宮座」というキーワードと共に多くの研究者が様々な事例に取組み進められてきました。
近江は「宮座」の宝庫といわれています。ここ近江をフィールドとしている関東の研究者も少なくありません。そのような中、仰木の小椋神社を中心とする祭祀組織も例外ではなく、今までに研究の対象となっていました。私はそのような先行研究を踏まえて、現在の習俗の魅力を掘下げ、新たな民俗研究の視点を探りつつ、仰木ワールドを極めたいと思っています。
私の研究は始まったばかりです。ある程度の成果が出ましたらまとめて発表したいと考えています。乞うご期待!

報告:近江学研究所研究員 加藤賢治