おうみブログ
近江学研究所研究員が、近江にまつわるさまざまな情報を発信するブログです。
お知らせ
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お知らせ
このたび、近江学研究所では、初年度から発刊して参りました文化誌『近江学』の第13号(特集 祭 よりどころ)を出版いたしました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で発刊延期を余儀なくされたため、今回の発刊は約2年ぶりとなります。
文化誌「近江学」第13号
<概要>
特集テーマは「祭 よりどころ」。絢爛豪華な山車が街中にくり出す滋賀県内各地の曳山祭、山中で人知れず催される山の神祭、中世芸能の「風流(ふりゅう)」を伝える雨乞い返礼踊りや六斎念仏など、長引くコロナ禍でその継承が危惧される「祭」の過去と現在をめぐる論考を収録。
<目次>
祭—よりどころ 場所の中心とゆるい境界 | 木村至宏、石川亮、金再奎、加藤賢治 |
「コンチキチン」見に行こか —愛すべき大津祭─ | 今森光彦 |
近江の祭・神仏習合のかたち、比叡山と日吉大社 | 嵯峨井建 |
宮座と当屋制 | 市川秀之 |
山の神祭 | 和田光生 |
オコナイは何のために 湖南市三雲の妙感寺地区の「大講内」から考える | 中島誠一 |
近江の曳山祭 | 橋本章 |
風流の祭り | 大塚活美 |
銅鐸祭儀をめぐって | 進藤武 |
現代と祭り 過去と未来をつなぐ玉手箱 | 矢田直樹 |
長浜の漆文化の継承 曳山修復を手がける塗師 渡邊嘉久氏 | 真下武久 |
近江の美術 園城寺 勧学院客殿障壁画 | 小嵜善通 |
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発行 成安造形大学附属近江学研究所 〒520-0248滋賀県大津市仰木の里東4丁目3-1
発行人 小嵜 善通
編集長 小嵜 善通
デザイン 塩谷 啓悟 http://shiotanikeigo.com/
編集 玉置 慎輔
校正 岸田 幸治(サンライズ出版株式会社)
印刷 宮川印刷株式会社
発売元 サンライズ出版株式会社 〒522-0004滋賀県彦根市鳥居本町655-1 TEL 0749-22-0627
発行部数 1,200部
定価 1,800円+税
ISBN 978-4-88325-747-8 C1402
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今年で19年目を迎える「淡海の夢2021風景展」
昨年は、新型コロナウイルス感染症への対応により中止となりましたが、
今年は感染症拡大防止対策を講じながら開催いたします。
この展覧会は、滋賀(近江)の魅力あふれる風景を表現した作品を
一般の方から公募し、ご応募いただいたみなさまの絵画や写真作品を展示しています。
今年も風景画の魅力がつまった45作品があつまりました。
ぜひ、ご高覧ください。
【展覧会概要】
棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2021風景展
会期 12月1日(水)~11日(土)
時間 11:00~17:00
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーアートサイト
休館日 日曜
入場無料
関連企画 アーティストトーク
12月11日(土)14:00~16:00 参加無料・事前申込不要
会場 I棟1階プレゼンルーム(アートサイト横教室)
企画・監修/永江弘之(ながえひろゆき)(成安造形大学教授)
協賛/株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
主催/成安造形大学附属近江学研究所
問合せ 成安造形大学附属近江学研究所 077-574-2118
新型コロナウイルス感染対策
ご来場時の事前予約は不要です。
来学時の事前予約は不要です。ただし、今後の感染状況によっては事前予約が必要となる可能性がありますので、Webサイトをご確認の上、お越しください。
ご来場の際には、会場入口での検温、氏名、連絡先の記入をお願いしています。
また、マスク着用、手指消毒、入場制限など感染予防のご協力をお願いします。
出品作品45作品
一般公募作品 42点 (全応募者の作品を展示)
賛助作品 3点
【受賞作品】50音順
クサカベ賞 5点
浦部 信二 「雪の翌朝」
仁志出 孝春「テラス」
黛 福信 「薄雪の里」
森本 雅夫 「大シデの古道(千草越)」
横山 愛海 「明護水車」
ホルベイン賞 5点
岩本 典章 「やわらかな光の夕に」
久保田 耕平「三上山遠望」
土屋 洸太 「八幡堀めぐり」
中村 忠治 「霧明ける」
濱田 美雪 「雑木林に佇む」
淡海の夢2021 近江八幡・八幡堀と城下町写生会
お申込みの皆さま
本日(10/23)の写生会は、予定通り開催いたします。
新型コロナウィルス感染防止対策に十分ご留意いただき、
ご参加くださいますようお願い申し上げます。
どうぞお気をつけてお越しください。
成安造形大学附属近江学研究所 10月23日(土)7:15
淡海の夢風景展では、琵琶湖の豊かな水系の中で育まれた棚田・里山、そして歴史ある町並みや湖岸の景観を中心とした湖辺の郷が織りなす風景を、さまざまな視点・アプローチで表現した 平面作品(絵画・版画・写真など)を公募します。ふるってご応募ください。
【公募展名】 「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2021風景展」
【会 期】 2021年12月1日(水)~12月11日(土) 11:00~17:00 | 入場無料 | 日曜休館 |
【会 場】 成安造形大学 ギャラリーアートサイト
(応募多数の場合は、学内の2会場で展示する場合があります)
【企画・監修】 永江弘之(成安造形大学教授・本研究所研究員)
【主 催】 成安造形大学附属近江学研究所
【協 賛】 株式会社クサカベ、ホルベイン画材株式会社
応募要領 ※詳細は作品募集要項をご確認ください。----------
応募資格 プロ、アマ、幼小中高校生を問わず、どなたでも応募できます。※ 応募作品多数の際は、審査を実施いたします。
作品サイズ 幅120㎝以内(50号の長辺幅まで。額・マットは作品サイズに含まず)
出品点数 1人1点まで
出品料 無料
応募方法 「作品募集要項」に掲載の出品票を、郵送にて送付ください。
「作品募集要項」は、下記の作品募集要項[PDFデータ]からダウンロードしてください。
出品申込締切 2021年10月30日(土)〔当日消印有効〕
搬入日 2021年11月16日(火)・17日(水)・18日(木)
搬入方法 送付または、附属近江学研究所 窓口へ持ち込み
>>>淡海の夢2021公募チラシ ダウンロード
>>>淡海の夢2021風景展 募集要項
>>>「淡海の夢2017~2019風景展」出品作品を近江ギャラリーで公開しています。
淡海の夢2021写生会 坂本・石垣と里坊の町写生会
お申込みの皆さま
本日(5/29)の写生会は、予定通り開催いたします。
新型コロナウィルス感染防止対策に十分ご留意いただき、
ご参加くださいますようお願い申し上げます。
どうぞお気をつけてお越しください。
成安造形大学附属近江学研究所 5月29日(土)7:15
先日発行しました「2021年度 近江学研究所パンフレット(4p)」および
「近江学フォーラム会報『近江通信紙 vol.24』(8p)」の記載内容に誤りがございました。
つきましては、下記の通り訂正をさせていただきます。
<訂正箇所>
公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」
(誤) ア 近江―くらしのかたち「自然と共生する持続可能社会の姿」について
講師:内藤正明氏 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター センター長
(正)ア 近江―くらしのかたち「自然と共生する持続可能社会の姿」について
講師:内藤正明氏 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 前センター長
附属近江学研究所の副所長、加藤賢治研究員が「世界文化遺産比叡山延暦寺への誘い 三社寺鼎談」のコーディネートを行いました。
この鼎談は、比叡山から生まれた三つの延暦寺、日吉大社、西教寺、三社寺の代表の皆様が、歴史と、その長いかかわりあいを紐解きつつ、今日にも町や人々の間に生きている信仰と文化を紹介する内容となっています。また、コロナ禍中の世界において、信仰や文化ができること、また今後取り組んでいきたいと感じていることなどを率直に語られています。
今回の鼎談は映像が配信され、下記のリンクからどなたでもご視聴できます。ぜひご覧ください。
第1部 世界遺産比叡山延暦寺と麓の歴史文化
第2部 今に伝えられる神と仏のまち坂本
第3部 比叡山と麓のこれからコロナ後の社会へ向けて
出演:
天台宗総本山 比叡山延暦寺 代表責任役員 水尾 寂芳 執行
山王総本宮 日吉大社 馬渕 直樹 宮司
天台真盛宗総本山 西教寺 前阪 良憲 宗務総長
比叡山坂本活性化事業 実行委員会 谷 正男 会長
コーディネーター:
成安造形大学 准教授 宗教民俗学者 加藤賢治
主催:
比叡山坂本活性化事業実行委員会(事務局:坂本観光協会)
滋賀県大津市坂本6-1-13
(新型コロナウィルスへの対応 令和2年5月25日時点)
近江学研究所では、新型コロナウィルス感染拡大防止のため7月までの講座を中止し、9月からの講座開催を目指して準備を進めてきましたが、成安造形大学危機管理委員会で新型コロナウィルス対応について協議を続けてきた結果、やむなく今年度の近江学研究所主催の全講座中止と対外的な活動の自粛を決定いたしました。
すでに9月以降の講座をお申込みの皆様、開催を楽しみにされていた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
また、現在のところ、新型コロナウィルスの感染状況は沈静化に向かっていますが、第二波、第三波の発生も懸念されるため、誠に申し訳ございませんが、今年度の近江学フォーラム事業につきましても一部中止・延期いたします。
つきましては、2020年度にご入会の皆様の会員期間を2021年度まで延長し、今年度中止・延期となった内容を2021年度に改めて実施させていただきます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
2020年5月25日
成安造形大学 学長(危機管理委員会委員長) 岡田 修二
附属近江学研究所 所長 小嵜 善通
講座種別 |
記号 |
日程 |
講座名 |
講師 |
予定 |
特別 |
ア |
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中止 |
連続講座 |
イ |
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連続講座 |
ウ |
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写生会 |
エ |
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写生会 |
オ |
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中止 |
講座種別 |
記号 |
日程 |
講座名 |
講師 |
予定 |
会員限定 |
A |
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中止 |
会員限定 |
B |
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会員限定 |
C |
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中止 |
会員限定 |
D |
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会員限定 |
E |
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現地研修 |
– |
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【重要なお知らせ】
近江学研究所主催の講座の中止につきまして
(新型コロナウィルスへの対応 令和2年4月1日時点)
新型コロナウイルス感染拡大の状況のなか、近江学研究所の講座の開催につきましては、成安造形大学危機管理委員会において情報を収集しながら協議を重ねてきました。結果、皆様の健康と安全を第一に考え、また感染拡大防止に努めるという社会的責任を果たすためにも、やむなく今年度予定しておりました講座の一部中止を決定いたしましたので、ご案内申し上げます。中止となる講座につきましては、下のスケジュール表をご確認ください。(※一部は日程変更を検討中)
尚、現在開催予定の9月以降の講座につきましても、今後、政府の方針などにより、中止も含め変更することが考えられます。変更等の場合は本学ホームページ・近江学研究所ホームページを通じてご案内いたします。
また、今年度も近江学フォーラムの会員募集は行いますが、会員特典の1つとして受講していただける講座の一部中止がすでに決定しております。予めご了承の上、お申込みくださいますようお願いいたします。中止となった講座の受講に代わる特典の付与につきましては現在検討しており、全講座の日程終了後に決定する予定です。
近江学研究所主催の講座を楽しみにしてくださった皆様には、急なご案内となりご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
2020年4月1日
成安造形大学 学長(危機管理委員会委員長) 岡田 修二
附属近江学研究所 所長 小嵜 善通
2020年度 成安造形大学附属近江学研究所 講座スケジュール
【公開講座】
講座種別 |
記号 |
日程 |
講座名 |
講師 |
予定 |
特別 |
ア |
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中止 |
連続講座 |
イ |
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連続講座 |
ウ |
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写生会 |
エ |
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写生会 |
オ |
10月3日(土) |
淡海の夢2020写生会 |
永江 弘之 |
開催 |
【会員限定講座】
講座種別 |
記号 |
日程 |
講座名 |
講師 |
予定 |
会員限定 |
A |
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中止 |
会員限定 |
B |
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会員限定 |
C |
9月26日(土) |
安曇川をめぐる文化財 |
清水 安治氏 |
開催 |
会員限定 |
D |
11月28日(土) |
川の記憶、川の記録 |
高橋 大樹氏 |
|
会員限定 |
E |
12月19日(土) |
川と観音さま |
佐々木 悦也氏 |
|
現地研修 |
– |
10月17日(土) |
安曇川流域の信仰の訪ねる |
清水 安治氏 |
※今後、政府の方針などにより、開催予定の講座についても中止も含め変更することが考えられます。
最新の情報は本学ホームページ・近江学研究所ホームページを通じてご案内いたします。
本研究所が毎年発刊する文化誌「近江学」の表紙などで多くのお力をいただいてきた、写真家の寿福滋さんが、2019年2月に亡くなられました。
この度、1周忌を機に、高校時代の同窓生やご遺族の方々が追悼展を滋賀県犬上郡多賀町にある「あけぼのパーク多賀」にて開催されております。
寿福さんの素晴らしい近江の風景、文化財、人々の営みをとらえた写真の数々が展示されています。
ぜひ、お足をお運びください。
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「歴史に魅せられた文化財カメラマン 寿福滋」
・令和2年2月1日(土)~2月15日(土)
(休館日2月3日、10日、11日 開館時間平日10-18時 土日10-17時)
・あけぼのパーク多賀
「寿福滋を偲ぶ会」追悼講演と交流会
講師:中島志郎氏(「寿福滋君をおもう会」・花園大学教授)
日時:令和2年2月9日(日)14時~
会場:あけぼのパーク多賀 大会議室 申込不要
主催:「寿福滋君をおもう会」・多賀町立文化財センター
協力:滋賀県琵琶湖文化館・文化遺産プランニング・サンライズ出版
問合せ:多賀町立文化財センター 0749-48-0348
多賀町あけぼのパーク >>>WEBサイトはこちら
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近江学研究所では、多賀町立文化財センターにお声をかけていただき、
本展に寿福さんがご尽力いただき共に作ってきた文化誌「近江学」と、
メッセージなどのパネル展示させていただきました。
ここに、メッセージを掲載いたします。
===
寿福滋さんを偲んで
写真家・寿福滋先生には、当時成安造形大学学長で近江学研究所初代所長、現在
顧問である木村至宏氏の推薦があり、近江学研究所が成安造形大学の附属研究機関
として設置された平成20 年(2008)4 月から様々なかたちで研究所に関わっていた
だきました。
寿福先生の近江に対する深い洞察、風景だけでなくその背後にある神仏の姿や人々
の暮らし、歴史、文化、自然すべてを網羅した鋭い眼差しで見つめてこられた先に
生み出された作品の数々は、歳を重ねるごとに近江学研究所にとってなくてはなら
ない存在として支えていただきました。心から深く感謝いたします。
振り返りますと、文化誌「近江学」の表紙写真、成安造形大学内での写真展覧会、
そして公開講座、いずれの仕事も緻密であり、とことん突き詰める寿福先生の真摯
な姿勢を、傍で拝見しておりました。
仕事のためというよりは近江のためなら時間を惜しまず、どこへでもすぐに行動
に移され、対応してくださる寿福先生ご自身は、琵琶湖とその周りを囲む山々、川、
そしてそこに生きる生命、神仏、すなわち近江の風土すべてに溶け込んでおられた
のではないかと思っています。
今、近江のどこを訪ねても、寿福先生の写真作品のいずれかを思い出すことがで
きます。その度に、寿福先生の存在を感じます。寿福先生は近江の風土の一部とし
て私たちの記憶の中に生き続けておられるのです。安らかに近江の地でお眠りくだ
さい。成安造形大学附属近江学研究所一同、心からご冥福をお祈り申しあげます。
成安造形大学附属近江学研究所副所長 加藤賢治
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パネル これまで寿福滋さんに多くの力をいただき成安造形大学附属近江学研究所で実施してきた刊行物・講演会・展覧会についてご紹介します。